おいしく元気をチャージ! フライパンひとつで簡単に作れる“魚”レシピ3品

フード
2023.07.27
暑い夏は食欲が低下し、ついサッパリしたものに走りがち。そこで注意したいのが栄養不足。体力が消耗しやすい時こそ、チャージすべきは筋肉や内臓の働きを上げるタンパク質! なかでも効率よく摂取できる食材の代表格・魚の、食べやすく手軽に作れるレシピを大公開します。

タンパク質を魚でチャージ!

魚にも脂質はあるが、例えばマグロのオメガ3脂肪酸などは、むしろカラダにいいので、あまり気にしなくて大丈夫。タンパク質量が少なめの魚は、ほかの食材で補おう。

ブリのトマトカレー照り焼き(1人分のタンパク質量23.1g)

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良質でコクある脂はソースに活用OK。スパイシーに味つけ。
ブリは脂質が多いものの、良質なDHAやEPAなので避ける必要なし。コクのある脂は、むしろソースに大活躍。カレー粉やトマトと合わせれば、爽やか&スパイシーなソースが完成! 淡泊なブリにぴったり。

【材料/2人分】
ブリ…2切れ(200g)、小麦粉…小さじ2、ごま油…小さじ2、トマト…1個、A[カレー粉…小さじ1/2、しょうゆ…大さじ1、みりん…大さじ1]

【作り方】
1、ブリは塩ふたつまみをふり10分ほど置き、水分が出てきたらペーパーで吸い取り、小麦粉を薄くまぶす。

2、トマトは1cm角に切る。

3、フライパンでごま油を中火で熱し、1を焼く。3分ほどこんがりと焼いたら裏返し、さらに2分ほど焼いたら端に寄せ、空いたスペースで2をさっと炒める。

4、合わせたAを回し入れて全体に絡める。

メカジキとひらひら人参のチーズ蒸し(1人分のタンパク質量25.2g)

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不足分のタンパク源としてモッツァレラチーズが活躍。
メカジキは100gでタンパク質20g弱とやや不足。そこでタンパク源にプラスしたいのがモッツァレラチーズ。ピザ用チーズと比べて脂質やカロリーが低いうえ、旨みとしてもいい味を出してくれる!

【材料/2人分】
メカジキ…2切れ(160g)、にんにく…1かけ、にんじん…1本、モッツァレラチーズ…100g、酒…大さじ3、塩…小さじ1/3、こしょう…少々

【作り方】
1、メカジキはひと口大に切り、塩・こしょう各少々(分量外)をふり、すりおろしたにんにくをすり込む。

2、にんじんはピーラーでひらひらの薄切りに。

3、フライパンに2を入れて1をのせ、モッツァレラチーズをちぎって散らす。酒を回し入れ、塩、こしょうをふり、蓋をして中火で8分ほど蒸す。

イカとアサリのアクアパッツァ風(1人分のタンパク質量21.2g)

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シンプルな味わいだから食べ飽きずに摂取できる。
スルメイカの旬は7~9月だが、比較的どの季節でも手に入りやすくて使い勝手良好。低脂質ではあるものの、タンパク質量も少ないので、アサリでプラス。シンプルな味つけが素材の旨みを引き出す。

【材料/2人分】
スルメイカ…1杯(200g)、アサリ(砂抜き済み)…200g、にんにく…1かけ、ミニトマト…12個、ブラックオリーブ…6粒、オリーブ油…小さじ2、酒…50ml、塩…小さじ1/3、こしょう…少々、イタリアンパセリ…適量

【作り方】
1、にんにくは薄切り、ミニトマトはヘタを取り除く。

2、フライパンに、輪切りにしたイカ、アサリ、1、ブラックオリーブを入れ、オリーブ油、酒を回し入れ、塩、こしょうをふる。

3、蓋をして中火で3分ほど、アサリの口が開いて火が通ったら出来上がり。器に盛り、みじん切りにしたイタリアンパセリを散らす。

牛尾理恵さん 料理研究家、栄養士。調理の手間は最小限に、おいしく健康的なレシピを提案。著書に『おいしく食べて美やせ体質になる! 高たんぱく質の絶品おかず』(扶桑社)などがある。

※『anan』2023年8月2日号より。写真・神林 環 スタイリスト・洲脇佑美 レシピ&料理作製・牛尾理恵 取材、文・保手濱奈美 構成・菅野知子

(by anan編集部)

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