冷水さんが暑さ対策で食べるものは、何よりもまずはひんやりとしたものとシンプル。
「【1】『シックス・プロデュース』の四季のカップソフトクリームは、島根の山地放牧の牛から搾った生乳を使っていて、無添加でとってもやさしい味。食べる時にスプーンで混ぜて空気を含ませると、なめらかさが増します。夏季限定で登場する、【4】『小布施堂』の生くりかんもいいですね。国産の栗餡を使った水羊羹で、さっぱりとした味わいが重くなくて夏にぴったりです。毎年、夏が近づくと販売スタートの時期を楽しみにしています。口にする前から、涼しい気分にひたれるのが、【2】『ウーフ』のエテ。夏向けにブレンドした紅茶で、水出しで簡単に淹れられるのもポイント。清々しく鮮やかなレモンの香りが印象的で、暑さを忘れることができます。お昼時によくいただくのは、【5】『伊藤製麺所』の金魚印のひやむぎ。茹でて水洗いしてから氷水にさらすと、より一層清涼感が出ます。喉ごしのよさとしっかりとしたコシに、つい手が伸びますね」
ひんやりもの推しの冷水さんが、暑さで疲れた時、疲労回復に食べるというのが肉料理。
「エネルギーの不足を感じる時は、【3】『サルシッチャデリ』の今週のおまかせサルシッチャですね。冷凍で届いたものを、茹でてから表面をカリッと焼けば、本格的なイタリア料理に。詰め合わせの内容が週替わりなので、頼む時にメニューを見るのも楽しみです」
1、SIXTH PRODUCE(シックス・プロデュース)「四季のカップソフトクリーム」
120ml×8個・¥3,300(税込み)
人気のソフトクリームは濃厚ながらさっぱり味。
年間を通して自然放牧されている牧場の牛の生乳が原料。生乳比率は80%以上、低温殺菌、生乳成分を壊さないノンホモ製法で作られるソフトクリームは、まろやかなコクとすっきりとした口当たりを味わえる。
注文はHPで。TEL:0855・95・0118 FAX:0855・95・0136 http://sixth-produce.co.jp/
2、Uf‐fu(ウーフ)「エテ」
40g・¥1,600
清新な香りの紅茶は体に染み込むような感覚。
兵庫・芦屋と東京・南青山に店舗がある紅茶専門店。フランス語で夏を意味する「エテ」は、高品質のダージリンとセイロンティーをブレンドし、レモンなど地中海の果物と花の香りを合わせたもの。
注文はHPで。注文の最小金額は税別で¥2,000。TEL:03・6450・6998 http://www.uffu.net/
3、Salsiccia! DELI(サルシッチャデリ)「今週のおまかせサルシッチャ」
3種×2本・¥3,500前後(税込み、内容により価格が変わる)
ジューシーで肉々しい生ソーセージを味わう。
イタリアで人気が高い精肉店で腕を磨いた店主が手がけるサルシッチャが人気。今週のおまかせには、ニンニクと塩コショウで味付けした「いつもの」のほか、「ローズマリーレモン」や「ポルチーニ」など週替わり2種が入る。注文はHPで。TEL:075・754・8078 https://salsicciadeli.kinugoshi.net/
4、小布施堂(おぶせどう)「生くりかん」
3個・¥1,296(税込み)
みずみずしい栗の味わいが口いっぱいに広がる。
栗の郷として知られる長野県小布施町に本店を構える。夏季限定の涼菓として人気が高いのが「生くりかん」。栗本来の風味を保つため、加熱殺菌をしない独自製法で完成する。よく冷やしてから食べるのがおすすめ。TEL:026・247・2027 https://obusedo.com/
5、伊藤製麺所「金魚印 手延ひやむぎ」
10把・¥2,000(税込み)
江戸時代から作り継がれた伝統的な味わいを。
4代にわたり三重県四日市市大矢知町で手延べ麺業を営む。初夏に最盛期をむかえるひやむぎは、昔ながらの天日干しで作られたもの。迫力のある太さと強いコシ、極めてなめらかな喉ごしが真骨頂だ。注文は電話、FAXで。TEL:059・365・2717 FAX:059・363・2717 https://ito-seimenjo.jp/
ひやみず・きみこ 料理家、フードコーディネーター。器選びや盛り付けの美しさに定評がある。著書に『さっと煮サラダ』(グラフィック社)など。
※『anan』2020年7月29日号より。写真・山口 明 スタイリスト・荻野玲子 取材、文・池田祐美子
(by anan編集部)