夏になると、餃子や辛い麺の出番が多くなるという米田牧子さん。
「そこに【5】『山田製油』のごまらぁ油をひとかけすると、香り高くなり、食欲が湧きます。余計なものが一切入ってない、シンプルな作りなのもいいところ。また、スパイシーなカレーも、暑い時期のマストアイテムです。【2】『ヘンドリクス』のカレーは全部美味しいのですが、とろっとろのナスと、夏バテ防止に効く梅干しが入ったものは、暑い毎日を乗り切るためにぴったりです」
ちょっと食欲が落ちた時に活躍するのが、【1】『鹿港』の饅頭。具は入っておらず、そのまま食べるのはもちろん、肉や野菜を挟んだり、はちみつやジャムをつけるなど食べ方を工夫できる逸品。
「生地のキメが細かく、うっすらと甘い。スープにつけたり、間に何かを挟んだりと大活躍です」
夏の必需品、ビールのお気に入りは、【4】『うちゅうブルーイング』の宇宙DRAGON。
「柑橘やぶどうなどフレッシュフルーツのような味わい。生産数が少ないこともあり、見つけたら毎回、購入するようにしています」
疲れた体をいたわるために、野草のお茶も取り入れている。
「【3】『ソットチャッカ』の野草茶は、有機農業が盛んな島根の山奥で採れる野草から作られています。ミントやカモミールのような香りが爽やか。カキドオシには糖分を分解する働きがあるそうです。夏は濃いめに出し、氷をたくさん入れて飲むのが好きです」
1、鹿港(ルーガン)「饅頭(マントウ)」
5個・¥500(税込み)
台湾の味を再現した、もちもち蒸しパン。
台湾にある人気店『ゼンウェイゼン』の味を日本で唯一、再現。4時間かけてじっくりと発酵させた饅頭は、ほんのりとした甘みが特徴。食べる際は蒸し器や鍋、電子レンジを使って蒸すこと。賞味期限は冷蔵の場合は到着から4~5日、冷凍の場合は1か月。TEL:03・5799・3031 http://www.lu-gang.net/
2、ヘンドリクス「ナスと梅干し」
2人前・¥1,800(税込み)
コクがあるのにさっぱり。絶妙な酸味に夢中。
新国立競技場の近くにある人気店の冷凍カレー。炒めたナスと梅干しというユニークな組み合わせは、一度食べるとやみつきに。旨みがありながら食後感は軽く、冷菜としても食べられる。食べる時は解凍したカレーを鍋に入れ、軽く沸騰するまで温める。TEL:03・3479・3857 https://hendrixcurry.thebase.in/
3、ソットチャッカ「YASO(よもぎ+カキドオシ2種ブレンド)」
18g・¥1,300(税込み)
山の恵みを受けた日本のハーブティー。
島根県西部のかきのき村で育ったよもぎとカキドオシの2種類の野草を使ったブレンドティー。地元出身の写真家・七咲友梨さんとその家族が、すべて手作業で作っている。ほかに7種ブレンドや釜炒り茶も。注文や問い合わせはオンラインストアで。https://www.instagram.com/sotto_chakka/
4、うちゅうブルーイング「宇宙DRAGON」
6本・¥3,360(税込み、参考上代)
暑い日にぴったりなフルーティな一杯。
山梨県北杜市八ヶ岳の麓に拠点を置くクラフトビール醸造所『うちゅうブルーイング』の逸品。シトラスや白ブドウ、パイナップルなどの味わいが爽やかで飲みやすい。少人数で造っているため販売は不定期、SNSなどで情報をチェックして。問い合わせはHPのフォームに。https://uchubrewing.com
5、山田製油「ごまらぁ油」
60g・¥540(税込み)
上質なごま油の香りと辛さが食欲を増進。
昔ながらの圧搾法による、一番搾りのごま油を使うことにこだわる京都の『山田製油』。ごまらぁ油は、そこに国産の唐辛子と、桂皮や陳皮、山椒、八角といったスパイスを加えており、辛味の中にも深い旨みを感じる仕上がりに。ほかに大瓶120g¥864(税込み)も。TEL:0120・157・508 https://shop.henko.co.jp/
よねだ・まきこ 食に関するコーディネート業務やケータリングを行うチーム「kokiliko」のリーダー。日本の食文化や食材を使うことに重きをおく。
※『anan』2020年7月29日号より。写真・山口 明 スタイリスト・荻野玲子 取材、文・重信 綾
(by anan編集部)