見た目も味も柚子! 「ラデュレ」限定の新作スイーツ

フード
2018.05.10
スイーツライター・chicoさんの「お菓子な宝物」。今回は『LADUREE AOYAMA(ラデュレ アオヤマ)』のエヴィダンス・ユズ、マカロン“ユズ”です。
ゆず

『LADUREE』といえば世界中の熱狂的ファンに支持される、パリの老舗パティスリー。日本でもすっかりお馴染みで、この春オープンした青山店が国内初の路面店というのが意外なくらい。「マリー・アントワネットと現代の東京の出会い」をイメージしたという新しいサロン・ド・テには、扇の形を描く優美な長椅子や、ねじれたキャンディスティックのようなテーブルが並び、シックと可愛らしさがゆったりと同居している。

ショーケースでは行儀よく整列した柚子の姿が目を引くが、その正体は遊び心たっぷりの柚子のケーキ。シェフパティシエールのクレール・アイッツレールさんは柚子の相棒にまさかのココナッツを選んだ。柑橘入りマドレーヌ生地に柚子風味のクリームとココナッツムースを合わせ、柚子色のショコラとグラサージュで覆えば、目にも舌にも柚子が描かれる。

口にすると、柚子のキュンとくる甘酸っぱさや心地よい香り、ほろ苦さがなんとも鮮やか。かと思えばふわふわのココナッツムースのまろみが折り重なり、柚子を柔らかにまとめながらも、その凛とした存在感を見事に際立たせていく。そこには柚子を柑橘のひとつと捉える日本人とは違う自在な感覚があり、いつもの柚子の見たことない表情にドキッとさせられた。

LADUREE AOYAMA 東京都港区南青山5-9-15 TEL:03・6418・5325 11:00~20:00(19:00LO) 不定休 3月にオープン。

写真手前・見た目も味もまぎれもなく柚子、エヴィダンス・ユズ¥840。奥・マカロン“ユズ”(1個¥281)はダイレクトに柚子の味わいが飛び込んでくる! どちらも青山店限定の新作。

チコ スイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。

※『anan』2018年5月16日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 取材、文・chico

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