timelesz project -AUDITION- DOCUMENTARY

【timelesz project #ここから始まる物語】猪俣周杜「のびしろがまだまだあるのは自分でも感じています」

エンタメ
2025.03.23

ついに8人となった新体制timelesz。新メンバーである、猪俣周杜さんのインタビューをお届けします。

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猪俣周杜「のびしろがまだまだあるのは自分でも感じています」

――最終審査で名前を呼ばれた時は、一瞬置いてからハッとした表情をされていましたが、当時の状況や心境を教えてください。

ステージに上がって結果発表を待っていた時間はどのぐらいかは覚えていないですが、体感は長かったです。(篠塚)大輝はいつもより喋ってて、(橋本)将生くんとか原(嘉孝)くんは緊張に押し潰されそうな感じに見えて。僕も怖かったけどここまで頑張ったから後悔はないし、もし名前を呼ばれなかったとしてもやり切ったとは思っていました。そして3番目に名前を呼ばれた瞬間は一瞬頭が真っ白になったあと嬉しさが込み上げてきて。同時に、これからtimeleszの一員になる責任感みたいなものも今まで以上に湧いてきたんですが、言葉では言い表せない、いろんな感情がありました。

――メンバーに選ばれた理由は、ご自身ではどんなことだと思いますか?

正直に言うと自分ではよくわからなくて。ただ、ひとつの審査を終えるごとにやりがいを感じていたし、3次審査からファイナルまでは特に自分が成長している実感がありました。例えばパフォーマンスも上達していったし、自分の見せ方もわかるようになったりと。決定時に(菊池)風磨くんや(佐藤)勝利くんから言っていただいたように、のびしろがまだまだあるのは自分でも感じています。

――メンバー入りが決まってから、気持ちはどのように変化していきましたか?

今朝テレビのニュースを見ていたら、このオーディションの様子を放送していたんですが、僕が映っていて、やば! ってなりました。その日は全員でのダンスレッスンがあり、風磨くん、勝利くん、(松島)聡くんは仕事があって先に出たんです。それで、残った僕たちで練習をしてたらNOSUKE先生が「じゃあメンバーはもうあがりね」と言ったのを聞き、メンバーって僕たちのこと? って(笑)。そういうちょっとしたことでもtimeleszに入ったことを日々実感しています。ただ、候補生としてがむしゃらに頑張っていた時の気持ちは、この先もずっと忘れたくない。向上心を保ちながら、もっと上達していきたいです。

――オーディション時の印象的なことは?

もちろん全員がライバルなのでもっとピリピリするのかと思っていたけど、みんなが助け合っていました。だからライバルという意識ではなくチームメイト。特に4次以降はいつもみんなでお花畑にいるような感覚で、その中の番犬が原くん(笑)。いつも気を引き締めてくれたし、誰にも見られていないところでも常に誰かに見られているような意識を持つことや、喉のケア、発声練習などの日々の体調管理まで、そして事務所の伝統をたくさん教えてくれたことも感謝していて。原くんの姿を見ていて本当にすごいと思ったし、その経験は財産の一つになっています。あと、実は5次審査の課題曲「革命のDancin’ night」の振りは本当に難しくて。他のメンバーから置いていかれるのを感じて、それまで持っていた自信が一気になくなったんです。体に振りが入っているはずの今でも、曲を聴くだけでも心が苦しくなるぐらい(笑)。本番では、最後に追加されたWターンを成功させるのに必死でした。

――本番ではそんなふうには見えなかったので、お見事でした。仲が良かった候補生とのエピソードがあれば教えてください。

4次審査のTeam Purple Rainで一緒だった北林楓くんとは、よくごはんに行ってお互いの悩みなどを話していたし、今でも仲良し。あと3次審査のTeam REDで一緒だった日野健太くんを「健ちゃん」と呼んでるんですけど、まだ僕が周りと打ち解けられていない時に健ちゃんから「周杜」ってフレンドリーに話しかけてくれて。その明るさに救われました。

――トレーナーのNOSUKEさんや宮本美季さんからもらった、心に残っている言葉はありますか?

自分には個性がないのかも…と自信をなくした時にNOSUKE先生に相談に行ったら「そのままで大丈夫だよ」と言ってくれたことで、また自信を持つことができました。宮本先生は、英語のパートがずっと歌えなかった時に何度も、嫌な顔ひとつせずに最後まで教えてくれて、安心することができた。「声はもともといいから、あまり力まないでね」など、よく褒めてくれたことも励みになりました。

――オーディションを通して自分が変わったこと、成長したことはなんでしょうか。

今までの人生で行き詰まることがなかったんですが、このオーディションでは悩み、落ち込み、スランプなども経験して何度も泣きました。もともと自分の弱さを見せるのが恥ずかしいと思うタイプで、あまり人前で泣いたことはなかったんですが、6次審査では候補生でいられるのもこれが最後だと思ったら、自然に涙が流れてきて自分でもびっくりで。そんな初めての経験は、必ず成長に繋がっているはずです。基本的に楽観的な性格なので、それを活かして、これからメンバーの中でバランサーとしていられればいいな、と思っています。

PROFILE プロフィール

猪俣周杜(いのまた・しゅうと)

2001年8月17日生まれ、茨城県出身。メンバーから愛されるキャラ。オーディション中の、決して折れることなくひたむきに努力を続ける姿は、菊池さんや佐藤さんも絶賛。

INFORMATION インフォメーション

『timelesz project‐AUDITION‐』

timeleszの3人が、共に歩む仲間を探す「timelesz project」にNetflixが密着し、世界独占配信中の番組。公式YouTubeチャンネルでは、オーディションの裏側『timelesz Behind The AUDITION』を公開しているほか、Instagram(@timelesz_project)やTikTokでも限定コンテンツが続々。

写真・梁瀬玉実(3次審査、6次審査) くさかべまき(4次審査、5次審査) 取材、文・ 若山あや

anan2438号(2025年3月12日発売)より

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