ポケモンカードゲームが育む大人の友情。ガク(真空ジェシカ)× 大鶴肥満(ママタルト)

左から、大鶴肥満さん(ママタルト)、ガクさん(真空ジェシカ)

昨年末には互いに『M-1グランプリ』の決勝に出場した真空ジェシカとママタルト。1年前からポケモンカードゲームにハマり、ライブの空き時間やオフの日に対戦するというガクさんと大鶴肥満さんはお笑い以外に趣味でもつながるふたり。今回、ポケカのマイデッキを持参してもらい、まずは普段の勝負の様子を見せていただきました。気になる結果は…接戦の末、ガクさんの勝利に!


What's ポケモンカードゲーム?

ビデオゲーム『ポケットモンスター』シリーズをテーマにした2人用対戦型トレーディングカードゲーム。プレイヤーはポケモン、エネルギー、トレーナーズなどのカードを組み合わせてデッキを使用。世界中で公式大会も多数開催されている。昨年リリースされたアプリ版『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』も人気。

── ポケモンカードゲームとの出合いは?

ガク:ポケモン世代なので、小学生のときにポケカは買ってもらってました。でも対戦じゃなくて、ひとりで戦って遊ぶだけでしたね。

大鶴肥満(以下、肥満):当時は他のトレーディングカードが人気で、ポケカで一緒に遊ぶ友達は少なかったかも。

ガク:そうそう。改めて意識したのは去年の3月。『ラジオ父ちゃん』の北海道イベントでママタルトと一緒で、夜にひわちゃん(大鶴肥満の相方の檜原洋平)がコンビニでスタートデッキを買ってるのを見て、あっ楽しそうと思って。

肥満:僕も同じタイミングですね。まさにその北海道の翌日がポケモンの公式の仕事で、お土産をいっぱいもらったんです。そこにピカチュウとニャオハのデッキが入ってて、始めようと思ったらひわちゃんが「俺もう始めてるで」って。

ガク:後日ひわちゃんがミュウexをくれて、本格的に作ろうと。

肥満:しかも、ちょうど5月に新弾が出たんですよ。

ガク:そう。そのときにポケカを店頭でよく見かけるようになって。

 

── 改めて遊んでみてどうでした?

肥満:ルールは少し変わってましたけど、根幹のゲーム性は同じだったので呑み込みは早かった気がします。みんなで一斉に始めたから遊べたし。

ガク:実は芸人は前からやってたんだよね。あばれる君さんとか。

肥満:吉本の芸人が多かったですよね。ロングコートダディの兎さんなんて、M-1ツアーで福岡に行ったときにキャリーケース引いてたから泊まりかなと思ったら「ポケモンカードやで。このカード欲しいってときにないとむかつくやん」て。あとレインボーの池田さんと土佐兄弟の有輝くんはポケカ公式の招待選手をやってたし。

ガク:芸人以外でも、QuizKnockの鶴崎さんとか、松丸(亮吾)さんとか。あと企業内にもポケカ部があるっていうよね。

肥満:一回、深夜に広告代理店に行って対戦しました。あと中学校の友達がルームシェアしてて、同居人のつながりでミクシィで自主大会やるから来ない? とか。

── 普段はどこで対戦を?

肥満:僕の家が多いです。ポケカをやるために16畳のリビングがある家に引っ越したんで。

ガク:僕の家からも近くて、でっかい横長の机があるポケカに最適の家。ダウ90000の上原くんとか作家さんとか、10人くらい集まって5対5の対戦ができるっていう。たまに肥満がピザ作ってくれたりして。

肥満:ピザ窯もあって、粉から作ります。専用の箱もあります。

ガク:対戦中はお笑いの話とかはしなくて、ただ無言で勝負して、休憩中にごはん食べて、帰り道もポケカの世間話をしながら帰る。

肥満:あまりに静かなんで、ウエストランドの井口さんに「芸人は喋らないとダメだろ!」って怒られたりして。井口さんポケカやらないし、喋るって娯楽しか知らないから。

ガク:昭和のお父さんみたいな(笑)。

── ポケカで繋がってるんですね。そもそも芸人として知り合ったのはいつ頃なんですか?

ガク:僕のほうが1個上で、同時期に別の大学のお笑いサークルに所属していたので名前は知ってました。でもほとんど喋ったことはなくて。
肥満:芸人になってから、何かで話したんですよね。そこから繋がっていって。

── そしてポケカでさらに距離が縮まったわけですね。お互いを一言で表すとすると、どんな存在といえますか?

肥満:大食い。

ガク:誰が大食いだ。いや、僕ママタルトとか川北とかに結構昔から「大食い」っていじられてて。実際は全然大食いじゃないのに、「ガクが来ると楽屋の弁当がなくなる」とか言われ続けて、気づいたらWikipediaにも「ガクは大食い」って書かれちゃって、番組から大食いの依頼が来たこともあって…。一応受けたんですけど、ギャル曽根さんに「あれ? 全然食べないね」とか言われて。

── 辛いですね…(笑)。じゃあガクさんから見た肥満さんは?

ガク:大食い、ですね。

肥満:確かに僕も真空さんとママタルトとカナメストーンさんの3組で横浜でユニットライブをやったときに、中華料理屋で打ち上げをやったんですけど、注文するや否や店員さんが「このテーブルは早く料理を出して! 鬼がいるから!」ってオーダーを通されてですね。鬼って中国の何かの言い回しなのかなって思いましたけど、それくらい僕は大食いではあります。

── (笑)。ポケカに話を戻しまして、おふたりのプレイスタイルはどんな感じなんでしょうか。

ガク:ポケカって、タイプ相性で今はリザードンのデッキ使ってるほうが勝率が高いとかの流行りがあるんです。ひわちゃんみたいに根っこが明るい人は流行の強いデッキを使う。でも芸人はどちらかというと王道を使わずに勝ちたい人が多くて、特に僕らみたいな陰湿な人はあえて流行っていないマイナーなデッキを結構使うんですよ。

肥満:変なデッキばっか組みがちで。

ガク:肥満は特にその傾向が強いかも。ネットで調べればいろんな大会の優勝デッキがあるのに、自分でデッキを作ろうとする。イチから物を考えるのが好きなんだなと思った。

肥満:確かに不思議ですね。 僕は普段はネタを書いてないんですけど、ポケカに関してはイチから構築したいなと思うんですよね。もしかしてそこでバランスをとってるのかも。

ガク:で、自分で考えたデッキでむちゃくちゃにやられてる(笑)。

肥満:変な効果を使うポケモンを探すのが好きなんです。それが顕著なのが僕とガクさんと上原くん。

ガク:新弾が出たときも人気はピカチュウなのに僕たちだけ「デスカーンすごいね!」って盛り上がって。

肥満:ポケカってあまり目立たないポケモンも活躍できるのが面白くて。デッキの組み方とかトレーナーズの効果によって違う結果になるから。

ガク:うん。大番狂わせがあり得るから面白い。

── 今日おふたりが使っていたのは。

肥満:ガクさんはハッサムデッキ。

ガク:ブリジュラスexです! ハッサムはサブ的な動き方をするから、デッキの名前にはしないのよ。

肥満:今日僕が使ったのはレジギガスを入れたキングドラexデッキでしたけど、うまく回らず…。普段大体9個くらいデッキを作ってて、ちゃんと戦えるのは3個くらいですね。

ガク:僕もそれくらい。公式大会のレギュレーションが変わって新環境になったから、慌てて組んだよ。

肥満:お世話になったカードにちゃんとキスしました?

ガク:うん。まとめてした。今まで戦ってくれてありがとうって。

肥満:僕もしました。ポケカには愛をもって接するべきですからね。

Profile

ガクさん(真空ジェシカ)

1990年生まれ、神奈川県出身。青山学院大学在学中の2012年に川北茂澄とコンビを結成。’21年から4年連続で『M-1グランプリ』決勝進出を果たす。ポッドキャスト『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』に出演中。

Profile

大鶴肥満さん(ママタルト)

おおつる・ひまん 1991年生まれ、東京都出身。明治大学卒業後、2016年に檜原洋平とコンビを結成。’24年『M-1 グランプリ』決勝進出。身長約182cm、体重約190kgの体型が特徴。芸名は俳優の大鶴義丹さんに似ていることから。

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ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

写真・KAZUYUKI EBISAWA(makiura office) ヘア&メイク・村上四季枝 取材、文・飯田ネオ

anan 2436号(2025年2月26日発売)より
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No.2436掲載

つながる世界 2025

2025年02月26日発売

“好き“でつながるママタルトの大鶴肥満さん×真空ジェシカのガクさん、井上咲楽さん×甲斐みのりさん、林遣都さん×段田安則さん×浅野和之さんが共通の“好き“を通じてそれぞれの独自のつながりを語るほか、いまや世界で人気の西野亮廣さん、中島美嘉さんが海外で成功するためのヒントを披露。身近なつながりから、スケール感あるつながりまで、幅広く紹介します。

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