安藤サクラ「バカリズムさんの脚本が本当に面白くて」 民放連続ドラマ初主演

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2023.01.15
放送中のドラマ『ブラッシュアップライフ』で、安藤サクラさんが演じているのは、地元市役所勤務で実家住まいの独身、近藤麻美33歳。実は、民放連続ドラマ初主演で、脚本を手掛けているバカリズムさんとは、初タッグでもある。撮影が始まる前は「どうすれば民放ドラマに馴染めるのか」と話していた安藤さん。
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「これまで映画に出ることが多かったので、私の顔は民放では見慣れないのではないかと不安で(笑)。そして、映画だと撮影期間は1か月程度ですし、以前参加をした朝ドラぐらい長期間の撮影になれば生活リズムが身につくけど、連ドラの3~4か月という撮影期間がイメージできませんでした。でもお話をいただいた時から、すごく惹かれて。というのも、私は死んでしまう役を演じたことが過去に一度しかなくて、もしそんな役がきたらどうしようと、ちょうど考えていたから。この作品のプロデューサー・小田玲奈さんと以前ご一緒したことがある夫(柄本佑)からも『いつか小田さんと仕事をしてほしい』と言われていたのもあって。いろんな意味で、出合いだと思いました」

平凡な毎日を過ごしていた麻美は、ある日交通事故で命を落とし、2周目の人生を始める、というこの物語。

「脚本に、ここで笑うとか泣くなどのト書きがあるとつい構えてしまうのですが、バカリズムさんの脚本が本当に面白くて、そのシーンになると自然と笑ったり泣いたりしているんです。それに映画だとよく、天気に恵まれたりすると『映画のラッキーきたね』なんて言うのですが、このドラマでも、俳優部だけじゃなく、いろいろな部署が考えて出してきたアイデアがつながることがあって、“ドラマのラッキー”が何度も起こっていて。台本に忠実に進めながらも、新しいことが生み出される現場ってすごくいいなぁと思っているので、今後の撮影も楽しみです」

ちなみに死後の世界で、麻美は、オオアリクイとして生まれ変わるか、自分の人生をやり直すかの選択を迫られて、自分の人生を選んだが…。

「私の場合、もう一度同じ人生に生まれ変わって、生まれたばかりの私を母や祖母がどんな顔で抱いていたのか見てみたいし、あの時苦しかったことをもう少し軽く乗り越えられるかも、とも思うけど…。今の私はすごくいい時間を過ごしていて、素敵な出合いもたくさんあって、私にとって宝物の人生。これはこれで大切にしたいんです。だから私なら、オオアリクイを選びます(笑)」

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『ブラッシュアップライフ』 事故で命を落とし、2周目の人生を始めた麻美。前世での記憶を残したまま、伏線回収を始めた第1話に続き、ますます奇想天外な展開に! 出演/安藤サクラ、夏帆、木南晴夏、バカリズムほか。毎週日曜22:30~、日本テレビ系にて放送中。

あんどう・さくら 1986年2月18日生まれ、東京都出身。公開中の映画『ある男』に出演。また、主演ドラマ『旅屋おかえり』「長野編」「兵庫編」(NHK BSプレミアム)が1月30日より4夜連続放送予定。

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※『anan』2023年1月18日号より。写真・土佐麻理子 スタイリスト・吉田 恵 ヘア&メイク・星野加奈子 インタビュー、文・若山あや

(by anan編集部)

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