――お二人が美容に目覚めたきっかけを教えてください。
タナカガ:私はちっちゃい頃から化粧品に興味がありまくりでした。なかでも特にネイルが好きで、小学校3年生のときの将来の夢がネイリストやったんです。ジェルネイルの道具を誕生日に買ってもらったりしながら、中学校のときには友達にやってあげたりしてました。ネイルチップを作ったり、デザイン帳を描いたりして、中3くらいまではネイルにめっちゃドハマリしてましたね。
じんじん:僕がスキンケアを始めたのは中2のとき。そのときバスケ部でゴリゴリやってたんですけど、思春期だから肌荒れしている人が多くて。「ちゃんとケアしなきゃ!」って思って、100円ショップで化粧水と乳液を買って使ったのが美容の始まり。メイクはYouTubeを始めるときにはすでにしてたんですけど、自分の顔に合うファンデーションの色がわからなくて白浮きしてたんです。いま見返すと、肌色も髪色も良くないし、老けて見えて自分的には黒歴史…(笑)。美容と真剣に向き合ったのはごく最近です。
――意外です! メイクがうまくなるコツを教えてください。
タナカガ:もうそれは練習ですね。あと、自分の顔をよく理解することだと思います。
――じんじんさん、どうですか?
じんじん:僕はちょっとわからないんで、次の話にいってもらっていいですか?(笑)
――美容情報はどんなところから仕入れることが多いですか?
タナカガ:Twitterの裏アカで、めっちゃ美容に詳しい人たちを50人くらいフォローしてて、いま流行りのリップの色とか、コスメの情報を収集してます。
じんじん:僕は美容に詳しいYouTuberの友達がいいと言うものを買う感じです。タナカガが使ってるものを真似することもよくあります。
タナカガ:基本的に、下地やファンデーションはデパコス、アイライナーやマスカラはプチプラを選ぶことが多いですね。
――ところでタナカガさんは去年、初の彼ができて、さらにキレイになったと思うんですが、ご本人的に心境の変化はあったんですか?
タナカガ:メイクでいえば、彼氏の好みが自分のなりたい像にぴったりハマってたんです。メイク薄いほうが好きなんかな、と思ってたら、彼氏も濃いめのほうが好きだったりして。前髪も、みんなにあったほうがいいって言われてたけど、自分的にはないほうが好きで。彼氏もないほうがいいって言うから、もうメイクは自分貫き通していいんやな、って思えました。
――ありのままを好きでいてもらえるって、最高ですね。じんじんさんは例えば、意中の彼に言われて嬉しい言葉はありますか?
じんじん:え、意中の彼に…?
タナカガ:例えばほら、千葉雄大さんに言われるなら!(笑)
じんじん:あ、「かわいいね!」って言われたら嬉しいですね~。いまは好きな人に出会うまでの準備期間だと思って、スキンケアを頑張ります!
パパラピーズ ぽっちゃり系ジェンダーレス男子で元介護士のじんじんと、関西弁を話すクールな元読者モデル女子・タナカガのコンビYouTuber 。名前の由来は「二人とも頭がぱっぱらぴ~」だから。初のエッセイ本『普通は前世においてきた』(KADOKAWA)が好評発売中。
タナカガ 1999年2月12日生まれ、大阪府出身。「中学生のときにネイルをかなり極めて、夢はレディー・ガガさんのメイクアップアーティストでした。美容系の学校に進んだんですが、そこで体験した読者モデルが楽しくて、その流れで上京して、YouTubeを始めたんです。メイクは誰のためとかではなく、単純に大好きなんです。いまコスメを収納してる引き出しには、韓国コスメやプチプラが多いです」
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じんじん 1994年12月5日生まれ、愛知県出身。「実年齢より若く見られたい、というのが美容のモチベです。なかでもクレンジングには力を入れていて、毎日時間をかけてパナソニックのスチーマー ナノケアを当てて、セルキュア4Tプラスっていう美顔器のクレンジングモードで毛穴の掃除をしています。僕の中の美の象徴であるTWICEとかK-POPアイドルのPVを流してテンションを上げながら、ケアするのが習慣」
すべてスタイリスト私物
※『anan』2021年3月3日号より。写真・柴田フミコ スタイリスト・吉田ケイスケ 取材、文・古屋美枝
(by anan編集部)