肌の調子が“悪くなりそう”なときは要注意! エステティシャンが実践する「肌荒れ時の食習慣」

ビューティ
2023.09.17

文/寒川あゆみ

ニキビや吹き出物が出そう、肌の調子が悪くなりそう……と感じるタイミングってありますよね。スキンケアを念入りにしたり、生活習慣を見直したりする人も多いと思いますが、肌の調子は食生活とも深く結びついています。今回は、エステティシャンの筆者が「肌荒れしそう」と感じたときに気をつけている食習慣についてご紹介しましょう。

「肌荒れしそう」なとき、こんな生活していない?

肌の調子が“悪くなりそう”なときは要注意! エステティシャンが実践する「肌荒れ時の食習慣」

・仕事が忙しい状態が続いている
・人間関係のストレスを感じている
・ストレスの発散、リフレッシュができていない
・時間に追われて早食い、ながら食いをしている
・自炊をする余裕がなくコンビニやレトルト、デリバリーなどに頼り、栄養が偏りがち
・便秘気味
・睡眠不足

ニキビや吹き出物など、肌荒れが起きる原因は一つではありません。上記のような生活環境によって腸の乱れ、自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れが肌の不調を招くほか、日々のスキンケア不足、紫外線や気温差、摩擦などの外的ダメージも関係していると考えられます。

簡単に変えられない環境や習慣もあると思いますが、まずは“意識する” “少し気をつける”ことから始めてみると、体や肌のコンディションは変わってくるはずですよ。

エステティシャンが「肌荒れする前」に気をつけている食習慣

朝一番に、コップ一杯の水+レモン汁を飲む

朝一番に、コップ一杯の水+レモン汁を飲む

1日の水分の摂取量が少ないと、水分不足によって疲労、だるさ、むくみ、便秘などを招きやすくなると考えられます。さらには肌の乾燥、肌荒れも招きやすくなるため、“こまめに水を飲むこと”は大切です。

朝は「白湯が良い」とも言いますが、正直、朝にゆとりがない、ゆっくりしてられない、ギリギリまで寝たいという人もいるでしょう。

そんな人には、コップ一杯の水にレモン汁を数滴垂らした「レモン水」がおすすめです。筆者は起床後、洗顔や歯磨きを済ませたあとにレモン水を飲んでいます。

寝ている間も汗や呼吸、エアコンの風などで水分が奪われているので水分補給でき、同時にレモンに含まれるビタミンも補えるので、体と肌の整える習慣として続けています。

フルーツを食べる

ビタミン類はほとんど体内で作ることができない物質で、日々の食事から補うしかありません(※1)。日々の食事を振り返ると、そもそもビタミンが摂れていない人や、調理時の加熱によってビタミンが壊れてしまっていることもあるでしょう。

肌が荒れそうと感じるときは、砂糖や脂質がたくさん入っている食事が続いていないか見直してください。そして、お菓子やスイーツ、ジュースをやめて、代わりにビタミン豊富な生のフルーツを食べるのがおすすめ。生のフルーツに手が出しにくい場合は、冷凍フルーツを活用するのも良いでしょう。

時間と体力があるときに常備菜を作る

時間と体力があるときに常備菜を作る

肌荒れしそうな時期を振り返ると、生活が乱れていたり、ストレスが溜まってメンタルが不安定だったりしませんか?

環境の違いはあると思いますが、ランチや夕食でコンビニやファストフード、スーパーのお惣菜、デリバリー、冷凍食品を活用することもあるでしょう。便利で時短になる一方で、味付けが濃い、炭水化物が多い、揚げ物など脂質が多い、野菜不足など、栄養バランスが偏りやすくなり、腸環境の乱れや肌荒れを招きやすくなる可能性が。

筆者の場合、時間や体力に余裕があるときに、簡単な常備菜(にんじんしりしり、ピーマン炒め、きんぴらごぼう、ピクルス、わかめ和えなど)を数品作っておき、多忙な時期も食事が偏らないようにしています。胃腸への負担を減らす、腸環境を整えることから肌荒れを防ぐことにもつながるでしょう。

おわりに

肌の調子が悪い、肌荒れしそうと感じるときは、まずは生活習慣と食事習慣を見直し、その上で水分やビタミン、野菜を補うように意識してみてください。肌荒れを悪化させない、繰り返さないためにも意識すること、実行することが大切ですよ。

【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット ビタミン

©siro46/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock ©mapo/Adobe Stock

寒川あゆみ
大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。
Instagram @laulea.beauty

PICK UPおすすめの記事

MOVIEムービー