ドライヤーが髪を傷める原因に… キレイな髪のために「やってはいけない髪の乾かし方」7つ

ビューティ
2022.08.26

文/寒川あゆみ

髪の印象を決定づけるのは、長さやスタイル、カラーだけではありません。髪の“質感”も印象が大きく変わるポイントの1つなので、ケアの仕方も大切です。そこで今回は、美容専門学校で講師を勤める筆者がダメージの少ないキレイな髪を維持するために「やってはいけないヘアケア」についてご紹介します。

1.洗う前にブラッシングしないのはNG

洗う前にブラッシングをする

髪や頭皮には汗や皮脂汚れ、外気汚れ、整髪料などが付着しており、汚れを落とすためにシャンプーを活用します。

シャンプーの前にヘアブラシでブラッシングすると、髪の絡まりをほどき、大まかな汚れを落とすことができるのです。また頭皮や毛髪にシャンプーがなじみ、汚れを浮かせやすくなりますよ。

2.髪を過剰にゴシゴシするのはNG

シャンプーを髪になじませた後、毛同士で摩擦が起きたり、爪を立てて頭皮を掻いたりするような洗い方をしていませんか?

髪同士を擦るような洗い方は髪が痛み、爪を立てた洗い方は頭皮が傷つく原因となることも。必要以上にゴシゴシせず、優しく洗いましょう。

3.トリートメントをすぐに流すのはNG

シャンプー後、乾燥対策やうるおい補給、ダメージ補修として、トリートメントやコンディショナーを使いますよね。せっかくトリートメントやコンディショナーを髪になじませたのに、1~2分ほどで洗い流していませんか?

髪に保湿成分や補修成分を浸透させるためにも、しっかり時間をおくことが大切です。ヘアクリップやシャワーキャップなどを使って髪をまとめ、約5分ほど置いてから洗い流すようにすると良いでしょう。

4.髪が摩擦を起こす拭き方はNG

タオルで毛先を包み込むように水気を吸い取る

お風呂上がりにタオルでゴシゴシと髪を拭いていませんか? ゴシゴシ拭きは髪の摩擦を起こす原因となります。

タオルは繊維によって水を吸い取ることができるので、頭頂部や後頭部はおさえるように水気を吸い取り、髪の中心から毛先はタオルで包み込むように意識しましょう。

5.ドライヤーで髪を乾かさないのはNG

頭皮や髪が半乾きだと、においの原因になることも。また髪がきちんと乾いていない状態はキューティクルが開くため、摩擦が起きることで痛み、寝ぐせやうねり、広がりが目立ちやすくなります。タオルで水分を拭き取ったあとは、しっかりドライヤーで乾かしましょう。

6.乾かす途中でヘアブラシやコームを使わないのはNG

ついタオルでゴシゴシしてない? キレイな髪を維持するために「やってはいけない髪の乾かし方」

タオルで水気を吸い取った後は、写真左のように髪がバサバサになりやすいです。髪がバサバサなままだとドライヤーの風が通りにくく、髪が絡まりやすくなります。ヘアブラシやコームで髪の流れを整えながら乾かすと、まとまりのあるサラッとした髪に仕上がります。

髪が長く、毛量が多い場合はヘアブラシの方が使いやすいですが、サラッと仕上げたい場合は細かなヘアコームを使うのがおすすめです。

ドライヤーでの正しい髪の乾かし方

1.全体的に髪の根本に風を入れるように熱をあてる
2.髪の根本〜中心に向かって熱をあてながら乾かす
3.髪の中心〜毛先に向かって熱をあてながら乾かす
ドライヤーの角度を変え、もう片方の手で髪をめくりながら乾かしましょう。

7.ドライヤーを髪に近づけすぎるのはNG

ドライヤーを近づけすぎない

ドライヤーをあてるとき、頭との距離は適度に離れていますか? ドライヤーの距離が近すぎると、熱や風で頭皮や髪がダメージを受けやすくなります。

少し離した場所から風を送るように乾かし、同じ場所にドライヤーを長時間あてないよう少しずつ移動させながら乾かすようにしてください。

髪のダメージはカラーやヘアアイロンだけでなく、日々のドライヤーの乾かし方も関係してきます。毛先の痛みやパサつき、翌朝のうねりや広がりを招かず、サラッとツヤのある髪をキープしたい人は、今回ご紹介した洗い方や乾かし方を参考にしてみてくださいね。

©Yuri_Arcurs/gettyimages

寒川あゆみ
大阪 谷町九丁目エステサロンprivate salon Laule'a代表。自身のコンプレックスから美容業界へ。サロン業のほか、講師、美容ライターとして多岐に渡り活動中。

PICK UPおすすめの記事

MOVIEムービー