取材、文・二俣愛子
噂の「リジュラン®注射」全貌リポート!
こんにちは、韓国在住の編集ライター二俣愛子(@aiko_shin4)です。
今、韓国の美容施術で定番的に人気になってきているのが「リジュラン®注射」という施術。
女優やモデル、アイドルも受けていると言われていて、すぐに高い美容効果が感じられ、比較的手軽な価格帯で受けられるのも人気の理由のひとつ。
しかしながらとにかく激痛という噂です。
「激痛」と聞いて、ずっとビビッて受けられませんでしたが、「美のためには代えられん!」と意を決して受けてきましたので、どのくらいの痛みなのか、実際にどんな効果があったのか、その全貌をレポートします。
※本文には閲覧注意写真が含まれますので、ご注意ください。
そもそも「リジュラン®注射」とは何ぞや?
「リジュラン®注射(リジュラン® ヒーラー)」とは、サーモンから抽出した「ポリヌクレオチド(PN)」を有効成分とした「リジュラン®」という液剤を皮下に注入することで、肌の表皮と真皮の状態を内側から改善して、目元にできてしまった小じわや深く刻まれた眉間のシワ、ほうれい線などをふっくらと改善するというもの。
これはヒアルロン酸(フィラー)などの異物を入れて肌をふっくらと見せるような施術とは異なり、肌の細胞そのものを若返せる効果が期待できるため、自然に肌の弾力を取り戻せると言われている治療です。
異物を混入したり一時的に筋肉の動きを抑えたシワ改善ではないので、特にシワや肌の弾力不足に悩んでいる人で、根本的に改善したいという人にぴったりな施術。今韓国では20代~50代と幅広い年代から支持されているのだとか。
激痛ってホント!?
「リジュラン®(ヒーラー)注射」は激痛…というのが定説です。
その痛みを改良した「リジュラン®HB」というものも登場しましたが、有効成分である「ボリヌクレオチド(PN)」が半分になり、代わりにヒアルロン酸が追加されたというもの。
痛みは少なくなった分、一番入れたい成分が半分に…。皮膚科によっては目もと専用で使われるところもあるようです。
しかしながら、ご安心ください! 痛みにめっぽう弱い私が「リジュラン®ヒーラー」で痛くない施術をしてくれるところを見つけました!
正直、痛みはほぼありませんでした。
麻酔クリームをしっかり効かせて施術
麻酔クリームを塗って時間をおいているところ。
私が受けた皮膚科(のちほど場所も紹介します)では、以前はほかの病院でもやっているようなドクターによる手打ちで1か所ずつ注射針を刺して打っていたようですが、今は複数の針でいっぺんに挿しながら均一に注入していく機械を導入していて、痛みはほぼありませんでした。
また、麻酔クリームを多めに長い時間塗ることで麻酔効果を高めてくれる点も、痛みを感じにくかったポイントです。
この皮膚科では、麻酔クリームを塗って置く時間は通常15分ほどですが、今回の施術では、30分ほど。
直後は痛々しいけど、痛みはほぼ感じない
施術では、顔全体に細く数本まとまった注射をしていきます。チュッと挿して製剤を注入しますが、挿すというよりも吸い付くような不思議な感覚でした。
直後は血だらけ…! 麻酔が効いているので痛みは少ない。
術後は痛々しい見た目です。痛みはないとは言えませんが「チク」とする程度で我慢できるレベル。
顔全体に挿したあと、特に気になる箇所にはさらに集中的に打っていただき、注入時間は10分ほど。そのあとは、製剤を浸透をさせるために5分ほど置いたあと、鎮静ケアをしてもらい終了です。
ダウンタイムはほぼなし!?
施術直後の写真。全体的に注射針による跡が出ています。
手打ちで1か所ずつ打つ注射の場合は、注入の丸い跡(エンボス)が無数に残ってしまい、見た目にもよろしくないというデメリットもあったようなのですが、敏感肌・肌自体が薄い私の場合でも出ませんでした。
ただ、注射による跡は少しの内出血も含めて3日ほど残りましたが、ファンデで十分隠せたので、日常生活には支障なしでした。
ビフォー&アフター公開! 施術後の効果は?
左は施術前、右は施術2日後。毛穴がふっくらしてトーンアップ。
施術をした当日は、効果がよくわかりませんでした。
スキンチェッカーで測ってみても施術前よりも乾燥と弾力が若干改善されましたが、気になっていたほうれい線や、毛穴の開きについてはいまいち…というところ。
しかし! 施術、2日目を過ぎてきたころから肌がふっくらとして毛穴が目立ちにくくなり、お肌のくすみが改善されたのを実感。
普段使用しているスキンケアの浸透もよくなっているのか、今までよりもコスメを乗せたときのツヤ感が増したのを感じました。
一番効果を感じたのは、肌のトーンアップと弾力です。
もともと皮膚が薄いというのもあってたるみも気になっていたのですが、ハリが出てパンと張ったような若々しい印象になったのを感じています。
ビフォー&アフターの写真でもわかるように、ほうれい線も薄くなりました。
痛くない「リジュラン®注射」が受けられるのはココ!
今回受けた皮膚科は、私が愛してやまないたるみ改善施術のひとつ「シュリンク」のレポートをしたときにもお願いした「リメイ皮膚科」です。
ここでは痛くない「リジュラン®ヒーラー注射」が受けられます。
また価格も、2ccで27万ウォン(税別)とお手頃価格。
日本でリジュラン®が受けられるクリニックを検索すると、6~7万円するようなので、そう考えるとかなりお得ですよね。
施術前には必ずカウンセリングを!
韓国では芸能人もこぞって受けていると言われるのが、今回ご紹介した「リジュラン®ヒーラー」をはじめとする製剤を注射によって肌に注入する美肌施術。
人によっては効果を感じにくい場合もあるようですので、施術を希望する場合は、まずはしっかりとカウンセリングでお悩みを相談してから受けてみてくださいね。
ほかにも人気の注射系施術があるようなので、いろいろとトライしてみようと思っています。次から次へと気になる施術が出てきて、韓国美容沼から抜け出せそうにありません。
Information
『リメイ皮膚科』
住所:ソウル特別市 中区 茶山路104 5F
アクセス:地下鉄「薬水駅」7番出口出てすぐ左のビル5階。ビルの正面入り口にはエレベーターがありませんが、その左側にある階段を登った出入口にはエレベーターがあります。
営業時間:平日10:00~21:00、土 10:00~17:00(日祝休診)
予約:カカオトーク@리메이 피부과
二俣愛子
韓国・ソウルを拠点に、雑誌やWEBメディアでライターとして活躍中。コスメからグルメまで最新の韓国事情をインスタグラムでもお届け。ジュエリーショップ「owol.」(@owol__official)のディレクターも務める