文/古賀令奈
NGリップ:赤みの少ない白みベージュは疲れた印象に
ベージュはナチュラルで使いやすいカラーだと思われることが多いですが、色自体が淡く大人には物足りなさを感じやすいことも。なかでも、赤みの少ないベージュは血色感を補うことが難しく、疲れた印象になりやすいでしょう。
画像のように白みの強いベージュは浮いた印象になりやすく、難易度が高く感じられる可能性があります。ベージュを選ぶならピンクベージュのような赤みを帯びたカラーがおすすめ。また、マットな質感も年齢を感じさせる原因にも…。老け見え防止を意識するなら、ツヤ感を与えることをおすすめします。
NGリップ:なじみにくいリップは浮いて老け見え
肌から浮いて見えやすい色も注意したいカラーのひとつです。肌なじみの悪い色をつけると顔色が悪く見えたり、野暮ったい印象になりやすかったりと、残念な印象になる可能性があります。
筆者の場合は、青みがかった色が肌になじみにくく、老けてみられやすくなります。今回は青みピンクのリップをつけてみましたが、やはり冴えない印象になりました。年齢によって肌のクマやくすみが気になる状態でリップが浮いていると、より老けた印象になる可能性があります。
似合うリップ:ブラウン系ならグロス仕上げで若々しく
大人だからこそ似合うリップのひとつが、ブラウン系のカラーです。落ち着きと洗練された印象を与えるカラーのため、デイリー使いしやすく今っぽさのある表情を楽しめるでしょう。
ブラウン系はマットだと重く暗い印象になる傾向があるため、ツヤ感で若々しさをプラスしたいところ。ブラウン系のグロスは抜け感を出しやすくおすすめです。
今回使用したのは、『トム フォード ビューティ』の「グロス リュクス」20 ファントム。秋冬にぴったりな赤みのあるブラウン系で、みずみずしい熟れた果実のような唇に仕上がりますよ。
【商品情報】
トム フォード ビューティ「グロス リュクス」20 ファントム
価格:¥8,250
似合うリップ:ピンク系はなじみのいい粘膜カラーを
ナチュラルで可愛らしい雰囲気がお好みの方は、唇の粘膜の色を彷彿とさせるピンクを選んでみてください。トレンドが続いていることから若い子向けの色と思われがちですが、粘膜カラーは適度な血色感を与えられるため、大人こそ積極的に使いたいカラーといえます。
粘膜カラーの魅力を活かせるのは、生っぽいツヤ感を出せるリップです。マットタイプだとフレッシュ感を表現しにくくなるので、ツヤの出るリップを選びましょう。
おすすめは、『デイジードール バイ マリークヮント』の「デイジードール リップ スティーラー」。体温でとろけるようにのび、快適な塗り心地と宝石のようなツヤ感をもたらします。なかでも02 恋の引き寄せローズクォーツは、デイリーメイクにも重宝する使いやすい粘膜ピンクです。
【商品情報】
デイジードール バイ マリークヮント「デイジードール リップ スティーラー」02恋の引き寄せローズクォーツ
価格:¥1,980
※2024年8月31日よりロフトにて先行発売、9月14日より全国のバラエティショップほかでも発売予定。
今の自分だからこそ似合うリップを見つけよう
リップの選び方次第で、顔の印象だけでなく見た目年齢まで変わります。老け見えしてしまうカラーや質感は避け、大人だからこそ似合う色や、自然な魅力を引き出せる色を見極め、リップメイクを楽しんでくださいね。
筆者情報
古賀令奈
京都在住の美容ライター。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ。お悩みに寄り添ったメイク方法を中心に、さまざまな美容記事を執筆。メイクテクニックやスキンケア方法、コスメレビューなど、気になる美容情報をわかりやすく解説。