文/古賀令奈
パウダー前にクリームハイライトを仕込んで内側から輝く肌に
夏らしいフレッシュなツヤ肌は、土台から輝きを仕込んでおくのがおすすめです。そんなメイクの日に活躍するのは、クリームタイプやスティックタイプなど練り状のハイライト。
練り状のハイライトを仕込むタイミングは、リキッドファンデーションを塗ったあと、フェイスパウダーを塗る前です。頬の高い位置や鼻など立体感をプラスしたい部位に塗布してからフェイスパウダーを重ねることで、素肌そのものが輝いているようなヘルシーなツヤ感を演出できますよ。
チークもクリームタイプを使ってOKですが、今回はフェイスパウダーを塗ったあとにパウダータイプのハイライトとチークを使用しました。コーラル系のチークを使い、フレッシュな印象に仕上げるのがお気に入りです。
なじみアイシャドウとカラーマスカラで夏らしさをひとさじ
40代になると、ブラウン系のアイシャドウはくすみやすく難易度の高いカラーになりがちではないでしょうか。そんな大人世代の夏メイクにおすすめなのが、いきいきとしたイメージのコーラル系です。
コーラル系やピンク系のアイシャドウを使った血色感を与えるメイクなら、目元が暗くなりにくく、若々しい印象を与えられます。くぼみが気になるまぶたもふっくらと見え、明るく健康的な表情を演出できますよ。アイライナーも同系色にすると、統一感をもたせながら抜け感のあるメイクが叶うでしょう。
マスカラはブラウンやブラックでも構いませんが、あえて青みのあるカラーを使うのもおすすめ。筆者は今回、バイオレットを使用しました。悪目立ちすることなく清涼感を与えられ、涼やかな印象をプラスできました。
眉のトーンアップで抜け感を高める
夏のお出かけメイクでは、明るさとおしゃれ感を高めたいもの。抜け感の演出に活躍するアイテムといえば、眉マスカラ。ひと塗りで眉がぐんと明るくなり、顔全体が洗練された印象になります。
パウダーアイブロウやアイシャドウペンシルで全体を描いたあと、さっと塗り重ねるだけでOK。このひと手間で抜け感が急上昇するので、ぜひ取り入れてみてください。
つややかなブラウンリップでこなれた口元に
口元はモードなベージュ系でツヤのあるタイプにすると、夏らしさとシック感のある軽やかな洗練リップが叶います。
ベージュといっても淡い色だと顔色が悪く見えやすいので、ブラウンみのあるベージュ系を選ぶのがおすすめです。より明るい印象を求める方は、オレンジみのあるカラーにするとよいでしょう。
夏の大人世代メイクでお出かけしよう
今回ご紹介したメイクは、夏らしさを感じさせるツヤ感と明るさを重視しました。そして、コーラル系やベージュ系でまとまりをもたせつつ、マスカラで差し色を加えて遊び心も取り入れています。違和感なく実践しやすいメイクなので、ぜひ試してみてくださいね。
筆者情報
古賀令奈
京都在住の美容ライター。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ。お悩みに寄り添ったメイク方法を中心に、さまざまな美容記事を執筆。メイクテクニックやスキンケア方法、コスメレビューなど、気になる美容情報をわかりやすく解説。