文/並木まき
NG1:眉下ギリギリまでキラキラ
日頃からラメを好む人ほどやりがちですが、OVER45歳がしていると浮いて見えやすいのが、眉下ギリギリまでキラキラにしているラメの塗り方。
アイシャドウは広めに塗るほど目が大きく見える気がして、ついラメも眉下ギリギリまで広げたくなるかもしれませんが、最近のトレンドからは外れてしまうことも。そこに大人世代特有の貫禄が加わると、ダサ見えしやすいのです。
今どきのラメは、主張を控えてさりげなく加える塗り方が主流。眉下はできるだけ抜け感を出すべく、ラメをべったり塗るのは控えるとよいでしょう。
NG2:頬の真ん中にチーク
45歳をすぎると若い頃と比べ、顔色の悪さや血色不足に悩む日も増えてきませんか? そこで便利なのがチーク。けれどチークは、塗り方ひとつで顔の印象が大きく変わります。
OVER45歳が気をつけたいのは、頬の真ん中にまぁるく入れるチークの塗り方。今どきは、がっつりと濃い色を丸く塗ることは少ないものの、まるっぽく塗るのは意外とやりがちです。
正面から鏡でチェックをしたときには、頬がふっくらして血色が足されて「いい感じ」に思えたとしても、対面で見ると滑稽さが出てしまう場合も…。加えて、頬周辺の輪郭がぼやけた印象になりやすいです。頬の位置がやや下がって見え、年齢感も強調しやすいでしょう。
大人のチークは、頬骨よりもやや高い位置に入れるのが定番。こめかみに向かって「幅広の横ライン」を意識したほうが安心です。
NG3:唇の輪郭くっきりのリップ
45歳をすぎると、唇の輪郭もぼやけたように感じたり、唇そのものが萎んできたようにも感じやすくなります。そのため、口紅を塗るときには理想の唇を描くように、輪郭をくっきりとりたくなる人も多いはず。しかしこれも、ダサ見えに誘導してしまう落とし穴です。
大人世代が唇の輪郭をくっきりさせると、まるで授業参観の気合いメイクのような様相になりやすいです。また、口角が際立ち“たるみ”を強調して見せやすいことから、古くさいメイクにも見えやすいでしょう。
唇の輪郭をとるなら、コンシーラーを口角に塗ってキュッと上げるといった仕込みがマスト。いきなり唇の輪郭をくっきりとるリップメイクは、老け見えを加速させかねません。
自分ではイケてると信じていたメイクが、人から見たときにダサさを醸しているのは、あるあるではないでしょうか。年齢を重ねるほどに、テクニックやコスメをこまめにアップデートして、古くささやダサ見えをなるべく避けていきたいですね。