徹底したホームケアで美ボディを手に入れて。
初夏の空気を感じるようになったら、肌見せのヘルシーなファッションやサンダルの出番！ でもその前にチェックしておきたいのが、ボディの準備。
「顔やデコルテはピカピカに磨き上げて完璧にケアできていても、ボディケアがおろそかになっている人は多いのでは？」
と、思わずドキリとする指摘をしてくれたのは、国際エステティシャンの大杉みどりさん。
「年齢が出やすいのに自分では見えにくい肘や足裏は、カサついていたり黒ずんでいたりとお手入れをつい忘れがちに。意外と人からは見られているので、しっかり角質ケアを行いましょう。また、自己流の脱毛で肌にダメージを与えてしまっているケースも。アフターケアの見直しを」（大杉さん）
“むくみやすい体質”と自覚している化粧品開発も手がける実業家の宮崎麗果さんも、見落としがちなケアを教えてくれた。
「いくらボディラインがきれいでも、膝に贅肉がのっていると台無しです。むくんで循環が滞ると、肌のくすみやたるみを招くので、日々のマッサージでケアを」
盲点なのが夏の乾燥問題。
「原因は主に、紫外線、汗、温度差、冷えの4つ。紫外線によるバリア機能の低下、汗が蒸発するときに自分の肌の潤いも奪ってしまう、エアコンが効いた室内と外気の温度差による肌ダメージ、冷房で冷えて血行不良にと、さまざまな要因で乾燥を招きます。夏も油断せずに乾燥ケアを」（大杉さん）
ザラつき・くすみケア
ボディといってもパーツごとに性質が異なるのでケアは慎重に。
「デコルテは皮脂腺が多くザラつきが出やすいですが、皮膚自体は薄いエリア。週1～2回、スクラブでお手入れすればOK。角質が厚くなりやすい肘や膝、お尻は、回数を増やして入念にやっても大丈夫。そして角質ケアと絶対にセットで行ってほしいのが保湿。これを怠るとせっかく肌がツルツルになっても、かゆみや赤み、色素沈着などのトラブルが出てくることもあるのでマストです」（大杉さん）
皮脂腺がない足裏は、角質ケアをサボりすぎていると、スクラブでは対処できない場合も。
「かかとや足裏の角質が厚くなってしまっている場合は、削るケアも必要になってきます。お風呂場で足が濡れている状態で、ヤスリで軽く削りましょう。ただし、やりすぎにご注意！」（宮崎さん）
A、毎日のバスタイムでツルピカボディに。
【ダヴ】発酵＆ビューティーシリーズ ボディウォッシュ ツルツル＆もっちり
ザクロなどを発酵させた発酵美容成分と潤い成分のほか、古い角質を取り除いて肌のターンオーバーを促すAHAを新たに配合。肌のザラつきや毛穴汚れをオフして、もっちりとしたツルツル肌を叶えてくれる。480g￥759＊編集部調べ（ユニリーバ・ジャパン TEL：0120・110・747）
B、まるでスイカ!? な見た目と香り。
【meshimase】ゴマージュシュガー スイカ
果実のような赤いシュガースクラブ入りジェル×種のような黒いビタミンカプセルのスイカみたいなボディスクラブ。肌の上でじゅわっととろけ、マッサージするとポロポロと古い角質が出現。洗い流すとジューシーな肌に。限定発売。150g￥1,540（ロゼット TEL：0120・00・4618）
C、レモンのような爽やかな香り。
【ハウス オブ ローゼ】Oh！ Baby ボディ スムーザー LV（レモンヴァーベナの香り）
温泉にも含まれる成分でできた3種のスクラブをバランスよく配合し、独自の製法でペースト状に。体温でやわらかくなるので、やさしく肌をなでるだけで負担なく角質を落として、ツルすべボディに。数量限定。350g￥1,760（ハウス オブ ローゼ TEL：0120・12・6860）
D、27年の時を経て初リニューアル！
【SABON】ボディスクラブ デリケート・ジャスミン
ベストセラーを誇る大人気ボディスクラブがさらに進化！ 美容効果の高いミネラルがアップし、3種類のオーガニックオイルも新配合。大小の死海の塩が肌に密着してなめらかに磨き上げ、透明感あふれる素肌に導く。600g￥6,380（SABON Japan TEL：0120・380・688）
E、潤いはそのままになめらかな肌へ。
【MARY QUANT】マリークヮント エッセンシャルズ ボディ スクラブ＆ウォッシュ ロマンティック ピオニー
爽やかな甘い香りが漂う泡立つタイプのスクラブ。肌あたりのまろやかなアンズ粒子や弾力のあるグルコマンナン（こんにゃく粒）がやさしく古い角質や汚れを取り除き、透明感のある素肌に。限定発売。180g￥3,080（マリークヮント コスメチックス TEL：0120・53・9810）
BODY CARE POINT
スクラブケアは湯船のあとがベスト！
角質の取りすぎはNG。「ボディの角質ケアは、湯船で温まって皮膚がやわらかくなった状態で、週に1～2回スクラブでお手入れを。強い力でゴシゴシこすると負担になるので、円を描くようにしてなじませる程度で」（大杉さん）
背中の角質ケアは体を洗うついでに！
手の届きにくい背中は、体がかたいとセルフケアしにくいパーツ。「背中は皮脂腺が多くてニキビができやすいので忘れずに。ボディソープにスクラブを少し混ぜて、ボディブラシなどで泡立てながら洗えば一石二鳥」（大杉さん）
大杉みどりさん 国際エステティシャン。エステサロン「アンジェラックス」代表。肌と向き合って24年、2万人以上を美肌に。その的確な診断は“人間肌診断機”と称される。Instagramは＠midoriosugi
宮崎麗果さん 実業家。美容系コンサルや化粧品開発、再生医療の原料卸会社などを経営。自身の悩みや経験をもとに開発したコスメ『GENiS』のシートマスクは一時入手困難になるほど人気。
※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・河野 望 スタイリスト・大島有華 取材、文・岡井美絹子
（by anan編集部）
