「ゆがみは長年の生活習慣によって筋肉の使われ方がアンバランスになり、関節が引っ張られてねじれが生じている状態。硬くなった筋肉をゆるめ、弱い筋肉は鍛えてバランスをとって、関節の働きと骨の位置を正しく戻しましょう。骨格が整えば、必然的に脚やお尻のラインも美しく変わります」
今回は「ずとんと太い、“サリーちゃん”脚。いつもパンスタイルです…」というお悩みについて解決策を聞きました。
ふくらはぎへの刺激で、ほっそり足首を実現。
「足首にくびれがないという悩みを持つ人は、脚と足をつなぐ“距骨”を中心に足首の骨が傾き、足裏のアーチが潰れている可能性があります」と、中村さん。
「足首が傾いて高さがなくなり、足が扁平になることで、足元がもっさりとした印象に。メリハリがなくなるだけでなく脚が短く見え、全体的に締まりのない脚線になってしまうのです」
地味ながら、実は脚全体の印象に関わるパーツなのが足首。ほっそりシルエットを作るには、
「まず、土踏まずから内くるぶしの外側を通り、膝下へと続く後脛骨筋を鍛えて、足裏を引き上げましょう。さらに腓腹筋やヒラメ筋を鍛えて、膝下全体にメリハリを。どちらも、ふくらはぎを刺激することで鍛えられます」
華奢なストラップのサンダルが似合う、美しい足首を目指して。
ワイドスタンスカーフレイズ
足を大きく横に開いて行う動き。かかとを上げ下げすることで、足裏を持ち上げる筋肉・後脛骨筋を効率よく刺激できる。内ももも引き締まるから、脚全体のスタイルアップにお役立ち。
足を大きく開き、つま先をできるだけ外に向ける。膝をつま先方向に向けながら、腰を膝よりやや上の位置まで落とす。膝の向きと角度をキープしたまま、つま先で床を踏みしめるようにして、両足のかかとを持ち上げる。最初に戻り、アップダウンを10回繰り返す。
シッティングヒールレイズ
簡単に見えて、ヒラメ筋と後脛骨筋に強烈に効果があるエクササイズ。滑らないよう、壁に本の一辺をつけて行うのがおすすめ。片足だとつらいようなら、最初は両足でもOK。
膝を立てて座り、両手を後ろにつく。厚めの本に片方の足先を乗せ、お尻を上げて、かかとを床から離す。反対側の足は床から浮かせておく。その状態で、本に乗せた足のかかとを上げる。できるだけ高く上げたら床につかないように下ろす。アップダウンを15回繰り返し、反対の足も同様に行う。
中村希実さん パーソナルトレーナー、「STUDIO 脚光美芯」主宰。20年来のコンプレックスだったO脚を克服した経験から独自のメソッドを編み出し、多くの女性を美脚へと導く。
タンクトップ¥12,000(ダンスキン/ゴールドウイン カスタマーサービスセンターTEL:0120・307・560)プリントレギンス¥8,300(エミ ヨガ/エミ ニュウマン新宿店TEL:03・6380・1018) ヨガマット¥7,000(ダンスキン×エミ ヨガ/エミ ニュウマン新宿店)
※『anan』2018年5月2・9日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・高松由佳 イラスト・小迎裕美子 モデル・大見謝葉月 取材、文・新田草子
(by anan編集部)
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