角 佑宇子

太って見えます! スタイリストが教える「大人のTシャツNGコーデ」

2022.8.15
この時期に大活躍しているTシャツ。なかでも体の気になる部分をすっぽり隠すオーバーサイズTシャツは手放せませんよね。ですが、オーバーサイズ Tシャツでも着こなし方によって太って見える可能性はおおいにあります。今回は、油断大敵! オーバーサイズ Tシャツの太見えNGコーデ&改善テクニックをご紹介します。

意外にキケン! オーバーサイズ Tシャツ+スキニー

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定番で見かけるこのスキニーパンツと組み合わせた着こなし。確かにワイドパンツやゆったりしたイージーパンツと合わせるよりは太見えはしません。ですが、元々の骨格が華奢ではない限り、上半身だけがより大きく見えるので注意が必要。とくにバストが大きい方や、肩幅がある方、体に厚みがある方(骨格がしっかりしている方)は上下のコーデバランスが悪くなるので気をつけましょう。

この着こなしが失敗する大きな原因は、上半身と下半身のシルエットにメリハリがあり過ぎること。トップスがゆったりしているのに対しパンツのシルエットが細すぎるので、上半身だけが大きく見えるという現象を作ります。コーデにメリハリをつけるというのはスタイルアップテクニックにおいては正解の考え方ですが、それ以上に自分の体に合うバランスを探していくことが大事です。

迷ったらハイウエストパンツにシャツイン

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骨格に厚みがある方も、そうでない方でもすんなりなじむのはオーバーサイズ Tシャツ+ハイウエストパンツを組み合わせたコーデです。もちろん、シャツはオールイン。裾をパンツにしまい込んだら、そのあと服を少しつまんでブラウジング(服にゆとりをもたせる)させます。すると、ウエストがキュッと引き締まったようなスタイルに。

ウエスト位置も通常より高いので脚が長く見えます。ボトムスはスキニーよりもやや太めのストレートもしくは人気のフレアパンツを合わせると今っぽくて良いですね。フレアパンツは膝から裾にかけてパンツが広がるスタイル(昔でいうベルボトム)を指します。

このフレアパンツは太ももまではピタッとフィットしているのに、ふくらはぎの太い部分はすっぽりカバーしてくれるので脚のラインを美しく見せる効果があるのです。このような美脚パンツと言われているものと合わせることでオーバーサイズTシャツを上手に着こなすことができますよ。

小物合わせや色合わせにも工夫を

シンプルなTシャツにパンツの組み合わせこそ、小物の組み合わせや色合わせがおしゃれになるかフツーに見えるかの分かれ道です。あえてデニムを選ばずにカラーパンツを取り入れてみる、バッグは小ぶりでおしゃれなものにする、靴とパンツもしくはバッグの色を揃えるなど、少しの工夫が感じられる着こなしは全体で見た時に完成度の高いおしゃれを作るので、ぜひみなさんもできることから取り入れてみてくださいね。