【オークル?ベージュ?】ファンデーションの正しい色の選び方
間違ったファンデーションを肌にまとっていると?
色とお化粧美人Vol.3
自分の肌色に合っていないファンデーションをまとっていると、顔から浮いてしまい、お肌を綺麗に魅せるはずのベースメイクが台無しになります。
たとえば、お肌よりもファンデーションのほうが明るければ、光とのバランスで顔のみが前に出て、膨張効果によって顔が大きく見えます。また、厚化粧している印象も与えてしまいます。
一方で、お肌よりもファンデーションのほうが暗ければ、影が生じて、顔色が悪く見えてしまいます。だからファンデーションは自分のお肌に合ったものを選ぶことが「お化粧美人」には必要不可欠なのです。
ファンデーションを選ぶときはアゴで試す!
ファンデーションの色選びをするときについつい手の甲で試していませんか? ここがファンデーションの色選びを間違えないようにするための大きな注意点です。
なぜなら、お顔の肌色と手の甲の肌色は違います。それなのに手の甲に頼った色選びをすると実際にメイクをするときには「あれ、こんな色だった?」となってしまいます。
ファンデーションの色を選ぶときは、お顔と首の境目のアゴ先のラインに色を何種類かのせてみるのが、正しいファンデーションの選び方なのです。
選び方その1: 肌がイエローベースかブルーベースか見極める!
連載の第1回でお話したように、人間には黄味に近い肌色と白く青みがかった肌色があります。そしてファンデーションの選び方も、自分のベースとなる肌色がどちらなのかをまずは見極めることが必要不可欠なのです!
イエローベースなのかブルーベースなのかについては、Vo.1でも自分でできる簡単な方法を紹介していますが、実はファンデーションでも簡単に見極めることができます。
ファンデーションの色名はメーカーによってもさまざまですが、今回は『コフレドール』のプレミアムシルキィ クリーミィファンデーション UVの色名を例にとって紹介したいと思います。
選び方その2:「ベージュ」と「オークル」を使い分け!
次にファンデーションを選ぶときによく目にする「オークル」と「ベージュ」について説明しますね。
みなさんはこの2つの違いを知っていますか? 一般的には「ベージュ」は黄味よりの色で、「オークル」は「ベージュ」よりも赤みよりの色となります。
以下の写真をご覧ください。上の3色が「ベージュ」系に分類される色たち、そして下の4色が「オークル」系に分類されている色たちです。上の3色のほうが黄味よりで、下の4色のほうがピンクよりなのがわかりますか?
これが「オークル」と「ベージュ」の違いとなります。
なので、肌色がイエローベースの方は名前に「ベージュ」がついているもの、ブルーベースの方は名前に「オークル」がついているものを選びましょう。これが、自分の肌に合ったファンデーションを選ぶコツです。
もちろんこれ以外にも、個人の持つお肌の悩みや見せ方によって選ぶ方法もありますが、今回は肌色にもっともなじむ選び方に絞ってご紹介させていただきました。
筆者が実際に選んでみました!
それでは「オークル」と「ベージュ」の違いについてわかったところで、『コフレドール』のプレミアムシルキィ クリーミィファンデーション UVを使って、実際に私に合うファンデーションを選んでみたいと思います。
『コフレドール』のプレミアムシルキィ クリーミィファンデーション UVは、お肌の色や明るさに合わせて全7色の展開となっております。そこから「オークル」か「ベージュ」なのかをまず見極めるために、それぞれの中間色を手首の内側にのせます。
私はイエローベースなので、お肌にのせた瞬間から「オークル」は浮いてしまっています。つまり、私は黄味よりの色を持つ「ベージュ」が似合うイエローベースのタイプだということがわかりましたね。
反対に、ここでもし「ベージュ」が浮いて「オークル」がなじんだ場合は、赤みよりの色を持つ「オークル」が似合うブルーベースの持ち主となります。ここまでわかれば、後は自分に合ったタイプの中から現在のお肌の明るさに合うファンデーションを選べば、間違いのないファンデであるというわけです。
ちなみに夏場に少し焼けてしまった私のお肌にはベージュのCが一番合いました。
まるでプロの視点! 自分の肌に最適な肌色選びを。
いかかでしたか? これであなたも今日からプロ並の視点で自分にぴったりなファンデーションを選べるようになりますね。
次回は、より「お化粧美人」に近づくためにベースメイクに取り入れるべき色を軸としたコスメアイテムを紹介したいと思います。
Information
『コフレドール』プレミアムシルキィ クリーミィファンデーション UV(全7色)
http://www.kanebo-cosmetics.jp/coffretdor/