濱田 文恵

【肌呼吸できてる?】ソレはただの厚塗りです! 正しい陶器肌の作り方|STOP! 大間違い美容 #4

2017.10.12
秋冬は、半袖から長袖へと変わるように、メイクも化粧品の色やテクスチャーを変えて重みを出してあげるのが正解です。ところが、「お人形さんのような毛穴ひとつない肌に憧れて、今日もしっかりファンデーションを仕込みましょう♡」なんて、気づけばファンデーションを厚塗りしてしまう間違いメイクを行っている方もちらほら。あなたのベースメイクはそれで本当に大丈夫? 目指すは、肌呼吸ができる陶器肌です。これを機に、ご自身のベースメイクが間違っていないかチェックしてみましょう♡

肌呼吸ができる陶器肌の条件

【STOP! 大間違い美容】vol. 4

理想は毛穴やくすみ、色ムラがなく均一で「つるん」とした肌ですよね。そこでおすすめなのが、マットだけど、きめの細かい肌で、どこか透明感のあるお人形さんのような陶器肌。つまり陶器肌になりたいがあまりに、何も考えず下地やファンデーションをとにかく顔の穴という穴に塗りたくってしまえばただの厚塗り肌を作ってしまいます。

肌はキャンバス。下地を見直すことが「陶器肌」への第一歩

毛穴開きにシミやくすみといった色ムラを隠してくれるのは「ファンデーションだけ!」なんて思っていませんか。それがあなたを陶器肌と厚塗り肌にわけてしまう大間違い美容です! 確かに近ごろのファンデーションは、高機能なので下地いらずと謳われているものもあります。しかし、よりきれいな陶器肌に魅せるためには力不足。

なぜなら、肌は画家が絵を描く時につかうキャンバスと同じようなもの。キャンバスが整っていないと、次にのせる絵の具(=ファンデーション)がうまくのらない、いい絵(=メイク)が完成しないのです。そのため、ファンデーションを塗りたくるよりも、下地を見直してファンデーションの力を最大限発揮できるようにするのが、実は陶器肌を手に入れるための第一歩なのです。

これが正しい下地の選び方

そこで、今一度下地の役割を再確認しましょう。下地は、ファンデーションとの密着度を高め、化粧の崩れ・テカりを防ぐ効果があります。そして、肌色を整え、くすみを目立たなくする効果や、毛穴をカバーする効果もあるので、下地があって初めてファンデーションが完成するといっても過言ではないというわけ。とはいえ、下地といってもその種類はさまざま。そこで、下地を選ぶときは、次のことを意識して選ぶようにしましょう。

・肌に伸ばしたときの素肌との密着度の高さ
・時間が経っても崩れを知らないモチの良さ
・素肌を自然にワントーン上げてくれるような薄づきさ

これらのポイントを押さえた下地なら、無理に塗りたくることもなく、“肌がもともとキレイな人” に見せてくれるはず。正しい下地選びは、自分の肌をきれいに整えてくれるので、あとからのせるファンデーションの力も最大限に発揮してくれますよ。

【特別直伝】透明感+陶器肌のいいとこ取り! セミマット肌の作り方

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また毛穴も色ムラもない陶器肌はもちろんのこと、「透明感も欲しい!!」という方は、艶を与えてくれるタイプの下地と、毛穴を埋めてくれるタイプの下地を「1:1」で混ぜて使ってみて。そうすることで艶とマットのいいとこ取り、「疑似肌」があっという間に完成しますよ♡

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「陶器肌を作るにはファンデーションが大事!」と思ってたみなさまには、「下地が主役!」なんて、目から鱗でしたか? でも画家のキャンバスの話からもわかるように、ベースメイクの仕上がりを左右するのは下地なんです。写真は下地だけを塗った状態。このように色ムラない素肌作りが完成します。もう厚塗り肌は卒業して、透明感のある陶器肌を手に入れてくださいね♡


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