不倫カップルは自分だけじゃなかった… 嫉妬心で自ら密告者となった「社内不倫の末路」【後編】

不倫カップルは自分だけじゃなかった… 嫉妬心で自ら密告者となった「社内不倫の末路」【後編】

文・塚田牧夫 — 2023.10.27
大手企業に勤める既婚者の瞳子さん(仮名・34歳)は、同僚のユリコさん(仮名)から気になる上司の存在を告げられ、不倫をそそのかしたそう。やがてユリコさんは実際に上司と関係を持ってしまいました。そこで、自分も触発されてしまい、同じく同僚の湯沢さん(仮名)とW不倫の関係に。不倫やセクハラに厳しい職場であることを理解したうえで、つい始めてしまったという社内不倫。いったいどんな結末を迎えたのでしょうか…。

続きを読む

職場内の不倫事情

実はドロドロだった…不倫にまみれた職場で「密告者となった妻の末路」・後編

「同僚の湯沢くんと不倫関係になり、3か月が経とうとしていたころ。同じく上司と不倫をしていたユリコからある報告を受けました。なんでも上司が、“職場にはほかにも不倫をしている奴がいる”と言っていたそう。しかし職場で課されるペナルティを恐れ、とにかく秘密裏に行動しているとのこと。さらに男性社員が少ない職場であることをいいことに、“複数の女性社員と付き合っている奴もいる”と言っていたと聞かされました。ただ、それが誰なのかまでは、教えてくれなかったと…。それを聞いて、私はどこかで湯沢くんに対し、疑いの目を向けるようになったのです」

不倫相手からの裏切り

「湯沢くんとは頻繁に密会していたわけではなく、月に1~2回程度。食事をしたあと、2時間ほどホテルで過ごすような関係でした。
あるとき、ユリコからの報告が気になっていたこともあり、隙を見て湯沢くんのスマホを覗いてしまったんです。LINEを開いてみると、なんとほかの女性社員とのやり取りが…。僅かな時間しかなく詳しくは確認できませんでしたが、相手は後輩の女性社員でずいぶんと親密そうでした。彼に本気だったつもりはなかったのに、実際に親しげなやり取りを見ると嫉妬心が膨れ上がって、腹が立ちましたね。とはいえ、私も不倫中です。派手に行動すれば、自分の関係についても発覚しかねません。そのときから、何か湯沢くんを懲らしめるいい方法はないかと考えるようになりました」

匿名で密告メールを送ることに

「私が思いついたのが、会社に密告メールを送ることでした。彼と後輩の二人の関係だけを報告しようと思ったのです。自分のパソコンは使わずネットカフェのパソコンから、もちろん匿名で会社のホームページに送信。“○○支社の、○○と○○が不倫関係にある”といった内容のメールを送りました。
すると、すぐに上司から湯沢くんへ呼び出しが入ったようでした。後になって“なんの話だったの?”とLINEで尋ねると、やはり密告メールについての確認だったようです。湯沢くんは“ありえない”と否定しましたが、私は後輩社員とのやり取りをこの目で見ています。なので、とぼける湯沢くんを冷ややかに見つめていましたね」

見せしめの異動

「これで湯沢くんと後輩社員との関係も、区切りがつくだろうと思いました。ですが、一件落着…とはならず。一度向けられた疑惑は晴らすのが難しいようで、なんと湯沢くんは別支社に異動となってしまったのです。
さらに湯沢くんから、“メール送ったの瞳子でしょう?”とLINEで送られてきました。私は必死でとぼけましたが、湯沢くんは密告者が私だと確信しているようでした。そしてこの一件について、不倫関係にあった後輩社員、もしくは同僚の誰かに伝えたのでしょう。私が密告者であるという噂が、職場内に広まってしまったんです。

表立って職場の状況は変わりませんが、みんなからの私への対応が、どこか素っ気なくなりました。完全に敬遠され、孤立する状況になってしまって…。おそらく、職場内には隠れて不倫をしている人が何人もいるのでしょう。事を荒立てれば、自分たちの関係も発覚しかねないと、波風立てないようにしているに違いありません。現に同僚のユリコは、現在も上司との不倫を続けています。
湯沢くんとの関係は終わりましたが、私自身も既婚者ですから、当時のことがバレたら無事ではいられません。夫はまだ、私の不倫や密告の件は知りませんが、いつ伝わってもおかしくない状況であり、正直覚悟はしています」


軽い気持ちで社内不倫を始めた「きっかけ」とは… 前編はこちら

“大手企業で不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。
彼女は職場内において、危険人物扱いされるようになってしまったよう。今の職場に身を置く限り、心が休まることはなさそうです。

©smile/Adobe Stock ©koumaru/Adobe Stock