脈ナシから両想いに…! 彼女持ちの彼を好きになった時の「自然な近づき方」

文・沙木貴咲 — 2022.11.8

好きな人に彼女がいるとわかればショックですよね。でも、気持ちは簡単には割り切れるものではなく、チャンスがあればやっぱり付き合いたいと願うのが当然でしょう。彼女持ちの男性とどうすれば自然に仲良くなれるのか、適切なアプローチ法を深ります。

「彼女がいるけどアナタが好き」は言っちゃダメ

彼女持ちの男性にアプローチするとき、「彼女がいてもアナタが好き」と正直に打ち明けないほうがいいでしょう。
理由は2つ。

１.　「私は略奪するタイプです」と宣言するも同然だから
２.　男性に「二番目の彼女でもいい」と思わせるから

１については、すでに彼女がいる男性からすると誠実な印象が持てず、場合によっては引いてしまいます。男性の中では、「彼女がいても好きです」は「彼女と別れることを心待ちにしています」に変換されるんですね。
今の恋がうまくいっているほど距離を置かれるので、ストレートな告白には慎重になるといいでしょう。

２は、あなたが二番目の彼女やセフレになるかもしれないという意味です。男性がよこしまに「彼女がいても構わず仲良くしてくれそう」と期待すれば、付き合えても悲しい関係になるはずです。

彼女持ちの男性に対する正しいアプローチは「友人として親しくなること」です。愚痴や弱味も言ってくれるようになればベストで、恋愛相談を話すくらいの親密関係を目指しましょう。

それは彼女との現状を知るのに有利なほか、もし彼女とケンカした場合は、「相談に乗っているうちに彼と仲良くなる」というアプローチをしやすくなります。自分の恋心を匂わせるのは最後の最後で良いので、焦らず信頼してもらえるようになることが大切です。

では、恋愛相談に乗っているうちに彼と仲良くなるにはどうすればいいのでしょうか？
ポイントは以下の3つ。

彼女とケンカしたと言われて露骨に喜ぶと印象が悪くなりますし、基本スタンスは彼の応援役がベストでしょう。

また、彼がどんなに彼女の文句を言っても一緒になってディスらないように。人間心理には「自分がパートナーを悪く言うのは構わないけれど、他人が言うのはしゃくに障る」という感覚が必ずあります。共感するなら彼の悲しみや怒りに寄り添うべきで、彼女の悪口に便乗するのは逆効果です。

それよりは、「彼女の行動は良くないかもしれないけど、私だったらこうするかな」といった、第三者目線の提案が良いでしょう。彼に好印象を与えられるはずです。

彼と付き合えるとしても、彼女と別れることが大前提になるため、恋成就への道のりは決して短くありません。焦ってもすぐに結論は出ませんし、彼を急かしても自分の印象を悪くするだけでしょう。

彼が彼女と別れる可能性があれば、見逃さずにアプローチをさりげなくしたほうがいいですが、その気配がないならひたすら待つことになるはずです。「彼には待つだけの価値がある」と確信するのであれば、長丁場の恋と踏まえて寛容に構えると良さそうです。

「彼女がいる人にアプローチするなんて無謀」
「わざわざ苦しい恋に飛び込まなくてもいいのに」

もしかすると、そんな思いが頭をよぎるかもしれませんが、頭ではわかっているけれど理性だけで片付けられないのが恋愛です。
常識や理性を優先させて恋心を我慢すると、かえって自分を苦しめることになります。諦めるという判断は、心の底から納得したうえで最後の最後にするといいでしょう。

まずは、とことん頑張ってみて、それでも無理だったら諦める。やれるだけのことをやり尽くせば、どんな結末を迎えることになっても後悔はないはずです。