本命じゃないの…? 男性に聞いた「付き合うと彼女へのLINEが減る理由」

文・沙木貴咲 — 2022.7.11
付き合う前は必死だったのに、恋人同士になったとたん熱が冷める男性っていますよね。いわゆる「釣った魚にエサをやらない彼氏」です。こういう男性は最初から本気じゃないのか、本気だけれど何か理由があってトーンダウンするのか…? 理由を探ってみます。

恋人同士になれて安心!

LINE 連絡 頻度 減る 男性 気持ち 本音 理由

どんな男性も少なからず、「恋人同士になると連絡無精になる」という傾向を持ちます。それは男性のほとんどがハンタータイプの恋愛観を持つためで、付き合うことをゴールと見据えているからでもあります。

「付き合って定期的に会えるようになったら、LINEでの会話は必要ないと思っている。でもLINEしないからといって、彼女への気持ちが冷めたわけではない」(28歳男性・会社員)

この男性は、好きな女性と付き合えるようになったらLINEでのやり取りは「いつデートする?」だけで構わないといいます。恋心は交際前も後も変わらないそうですが、恋人同士になると「そこまで必死に追いかける必要がなくなる」とのこと。自分の彼女だという安心があるから、過剰に相手の気を引こうとしないようです。

ひと言メッセージより電話でじっくり話したい

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「女の子はLINEで短いメッセージを送るのが好きだけど、自分は付き合うようになったら電話でじっくり話したい」(33歳男性・公務員)

この男性は、LINEで文字を打つのを基本的に面倒くさく感じるそうです。恋人同士になる前は相手に合わせてLINEをするけれど、付き合ったなら電話でたくさん話したいとのこと。確かに、何かと忙しい男性であれば、いちいち文字を打つより口頭で話すほうがラクかもしれません。

そんな忙しいタイプの男性から、マメなLINEを好む彼女とのすれ違いを聞きました。

「日中は仕事が忙しいからLINEをもらっても返信するのは難しい。勤務中に質問されたことを退勤後に答えようとして電話したら彼女にキレられてしまった。そのくらいで怒らないでほしい」(30歳男性・会社員)

彼女が9歳年下とのことで、LINEするテンポがそもそも違うのだと男性は言っていましたが、それ以前に仕事中はスマホに触れないことを彼女に伝えておくべきでは…? 恋人同士になると安心するという男心は理解しますが、彼女と円滑にコミュニケーションを取るには配慮が必要でしょう。

付き合う前に積極的に連絡する男性の本音

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私は占い師で、付き合い始めたら彼氏が追いかけてくれなくなったというご相談を多数お受けしますが、そんな男性の本音はそれほど不可解なものではありません。

「付き合う前は相手のことを知りたいからたくさんLINEします。自分から話すきっかけを作らなきゃと思うし、デートも誘わなきゃとプレッシャーを感じるので。まだ付き合っていない間は、誰かに好きな人を取られるかもしれないし必死です」(29歳男性・自営業)

この男性の発言に“オトコの本音”がすべて詰まっていると感じます。なんだかんだ言っても女性がリードする恋愛はまだまだ稀なので、好きな人を口説き落とすまで男性は気が抜けないようです。

また、この男性いわく、LINEですべてを決めつけないでほしいとも。

「LINEで好きとか言わなくても、会った時にちゃんと愛情表現するからわかってほしい。言葉じゃなくて行動を見てと言いたい」

確かに、適当に付き合うつもりなら、「会いたい」と言って事前にデートの約束を取り付けるようなことはしないでしょう。言葉より行動を見たほうが相手の本音がわかるというのは納得です。

追いかけられるだけが恋愛じゃない

好きな男性から追いかけられると心地良いでしょうが、それが恋愛のすべてではありません。「追う・追われる」シチュエーションは恋愛初期に起こりやすく、交際が始まって関係が落ち着けば、段々と対等に向き合うようになるはずです。また、フラットに関わる関係性のほうが安定してお付き合いは長く続くでしょう。

グイグイ来ていた彼氏が急に連絡をしてこなくなると不安になるかもしれませんが、男性はそういうものと思って寛容に見守るのが賢明です。LINEの頻度が落ちても、向こうから「会いたい」「話したい」と言ってくるのであれば、関係は安泰で心配する必要はなさそうです。

追いかけられる状態は、むしろイレギュラーなものと思ったほうがしっくりくるかもしれません。


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