愛され女性はやっている! 長続きカップルになれる「彼への甘え方」

文・沙木貴咲 — 2022.4.17
大好きな彼の言葉を素直に受け止めたはずなのにすれ違うのはどうして…? 恋をすればそんな経験が一度や二度はあるはずです。特に、「甘えていいよ」という彼のセリフは困りもの。「甘える」には男女で解釈に大きなズレがあるのです。

男性が言う「甘えてほしい」とは?

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男性は愛する女性に甘えられることが好きです。頼られると男としての自尊心が高まるでしょうし、甘える女性の言動がかわいくてたまらない気持ちになるでしょう。

また、男性が「もっと甘えていいんだよ」「安心して甘えて」と言うとき、そこにはイチャイチャしたい願望が潜んでいます。抱きつかれるとか、肩に頭を寄せるなど、密接に触れ合うシチュエーションを想像して期待するはずです。そのままキスして良いムードのままベッドイン……という具合に。

そう、男性にとって「甘える」とはセックスの隠語なのです。彼女に甘えることを許すように促しても、本音は「イチャイチャしようよ」だといえます。

女性にとって「甘える」とは癒し

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一方で、多くの女性にとって甘えるとは精神的な安らぎの意味合いが強いはず。仕事や人間関係で疲れた心を癒すために彼氏に甘えたい……そんなニュアンスが正しいでしょう。男性が期待するような「甘える=セックス」という方程式を思い浮かべる女性は多くないかもしれません。

とある薬用化粧水ブランドは、疲れたOL女性を化粧水の妖精(?)風イケメンが癒すというCMシリーズを長年作り続けています。CMのなかには、女性が「今週もいろいろあったけれど、たまには自分を甘やかすぞ」と呟き、イケメンくんが「肌は僕に任せて」とほほ笑むシーンがあるのですが、女性が考える甘えのシチュエーションはまさにコレでしょう。

疲れたときにリラックスさせてくれる。心身ともにゆるく安心することが、女性にとっての「甘える」の本質なのです。

すれ違いなく彼氏と甘え合うために

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そんなわけで、男性と女性の間には「甘える」のニュアンスにズレがあります。彼氏の「甘えていいよ」を素直に受け止めてリラックスしていたらゴソゴソとカラダを触られた……という女性は少なくないはず。

女性としては「何やってるの?」とツッコミたいところですが、男性からすれば「どうしてそんなツッコミを入れるの?」と不思議なのです。疲れや不安があるからこそ甘えて癒されたいのに、彼氏は私の気持ちを理解してくれない、とリラックスするどころかイライラしてしまうでしょう。また、彼も彼で盛り上がったヤル気をくじかれれば良い気分はしないはずです。

こうした気持ちのすれ違いはケンカや心が離れる原因にもなりかねません。男女間で「甘える」の解釈が違うことを理解して、そのズレをすり合わせることが大切です。

言葉で言わなきゃわからない

結局のところ、些細な内容も言葉で伝えるべきなのでしょう。「今日、私はとても疲れているの。甘えたいから優しく頭をなでて私をリラックスさせてほしい」そんな風に、求めているのは癒しであって性欲解消ではないと伝えるといいかもしれません。

そして、彼から「もっと甘えてほしい」と言われたら、「それはただ抱きしめるだけでいいの? それとも……?」と質問するといいでしょう。なんとなくの感覚で受け止めるからすれ違いが生まれるわけで、キチンと意思疎通できればお互いにガッカリしないはずです。

愛する人とのお付き合いを良い状態で長続きさせるには、相手の望みを正しく汲んで受け止めることが何より大事。そして、相手を理解するだけでなく、自分の希望も伝えてかなえてもらうようにしましょう。そうやってギブアンドテイクの関係が築けたら、彼とのお付き合いは穏やかに長く続くはずです。


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