ある日、目が覚めると… 不倫夫に妻たちが下した「恐ろしすぎる制裁」【後編】
■夫の不倫相手と偶然に知り合うことに
「狭い町だからかもしれませんが、友人からランチに誘われて行ったら、その場に夫の不倫相手がいたんです。
というのも最初は、その女性の住んでいる場所が私が夫の不倫を尾行したときに行ったエリアだったので『偶然かな?』という程度に思っていたんですが、その日、いろいろと話をしているうちにその女性が不倫をしていることを知り、もしや……と」
その後、共通の友人とその女性を交えて何度か遊ぶうちに、その女性とすっかり意気投合したという由香さん。
話を聞いていくうちに、その女性の不倫相手は自分の夫だという確信に至った由香さんでしたが「不倫相手には不思議と憎しみの感情はなく、話を聞けば聞くほど、夫への怒りの感情が大きくなった」とのことです。
「その女性は夫と不倫をしているのが、とてもつらそうでした。
その女性の話では、不倫相手である夫からお金を無心されたり、合鍵を渡しているのをいいことに自分の都合のいいときだけ家に上がり込んで、無理やり関係を結ばされたりしているとのことでした。
我が夫の話ながら、情けなくなりましたね。そうやって、夫への怒りの感情は日増しに大きくなっていきました」
あるとき、由香さんはその女性に対して「おそらくあなたの不倫相手は自分の夫で、私は夫に制裁を下したいと考えている。できれば協力してもらいたい」と勇気を出して打ち明けました。
すると、その女性は最初こそ驚いていたものの、由香さんの計画になんでも協力すると約束してくれたのです。
■夫が浮気相手の家にいるときに妻が乗り込み…
「それで、あらかじめ連絡を取り合い、夫が来ているとLINEをもらったときに乗り込むことにしました。不倫相手とお泊まりデートをしているところに妻が来たものだから、寝起きの夫の顔は完全に青ざめていましたね。
そして、その場で私とその女性の双方に土下座をさせ、私には慰謝料、その女性にはこれまで借りていたお金を分割で返済することを約束をさせました」
夫とその女性との縁もそれきりで、その後、別の女性との浮気もすべてやめさせたという由香さん。しかし、由香さんからの制裁はこれだけでは終わりませんでした。
■2年ほど経ったあとに離婚…
「夫が浮気をやめたあと、夫婦関係を修復しようと努力はしましたが、難しかったですね。すでに私から夫への信頼は、完全に失っていたので……。
そのことから2年ほど経ったところで『離婚したい』と告げ別れました。別れ際に夫から『浮気もやめて、要望もすべて受け入れて、家庭を大事にしようと頑張っていたのに離婚されるのは本当につらい』と何度も言われたので、離婚が夫にとっては一番の制裁になっていたようでしたね。
私も修復できることならしたかったけれど、一度壊れた信頼関係を取り戻すのはやっぱり難しかったです」
由香さんが尾行して気づいた「不倫夫の許されざる行為」とは…!? 前編はこちら
不倫は、絶対に許される行為ではありません。今回紹介したエピソードからも分かるように、ほんの軽い出来心からスタートさせた不倫であっても、それを引き金に人生の大事なものを全て失う人もいるのです。
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