引っ越し費用を安く抑えるにはコツがある!?【女性約200人調査】引っ越し会社選びのポイント

文・市岡彩香 — 2024.3.3
引っ越しをする際、どんな基準で引っ越し会社を選んでいますか? 知識がないまま決めてしまうと、思ったよりも支払いが高額だったり、作業が雑だったりと、失敗したなと思ってしまうことも…。今回は、実際に引っ越しを経験したことがある20~30代のanan総研メンバーを対象に、引っ越し会社を選ぶポイントを聞きました。

女性約200人に調査! 引っ越し会社を選ぶポイント3選

引っ越し 物件 NG エピソード

引っ越しが決まると、新しい家のことを考えるだけで気持ちがワクワクしますよね。今回は、20~30代の女性約200人が集まるanan総研メンバーに「引っ越し」をテーマにリサーチを行いました。まずは女性たちに引っ越しの際に欠かせない「引っ越し会社を選ぶポイント」について。回答が多かった順にベスト3形式でご紹介します。

3位 前に頼んだことがある引っ越し会社を選ぶ

「前に引っ越しをしたときお願いした会社であれば、そのときの価格を参考に値下げ交渉ができることがあるのでそちらを優先する」(31歳・専門職)

一通りの流れや価格について知っている分、損を感じることはなさそうですよね。前に頼んだことがある引っ越し会社にお願いすることで、安心できるだけでなく、値下げ交渉ができる場合もあるようです。頼んだことのない引っ越し会社を選んだことで、以前より高くなってしまったり、スタッフの仕事が雑に感じてしまったら後悔してしまいそうですからリピートするのもありかも!

2位 口コミがいい引っ越し会社を選ぶ

「口コミが高評価な引っ越し会社を選びます」(31歳・会社員)

「レビューを読むようにしています。いいレビューが多い会社は安心できる」(31歳・会社員)

口コミが書いてあるサイトをチェックすると、実際に引っ越しを経験した人の本音を知ることができるため参考になるのだそう。ただ、今回のリサーチコメントのなかには「見積もりは比較サイトでまとめてお願いはせず、各社に見積もりをとった方がいい」(29歳・会社員)という意見も。サイトによっては登録してしまうと、あらゆる引っ越し会社から電話やメールがしつこく来てしまう可能性があるので、むやみに個人情報を登録してしまうのは控えておくことをおすすめします。

1位 見積もりは数社にだして、より安いところを選ぶ

「数社に見積もりをとって安い方を選ぶ。3社くらい見積もりをとったら金額が結構違って驚きました。名前を聞いたことのある会社の方が高い気がします」(32歳・会社員)

「見積もりをいくつかもらって、安くて安心して頼めるところを選ぶようにしている」(35歳・会社員)

「相見積もりをとること、実際に営業の人に来てもらったときに交渉するのがポイントだと思います! 相見積もりをしていることを伝えたらトラックを大きくしてもらえたことがあります」(30歳・会社員)

今回のリサーチでは「見積もりは数社にだしてより安いところを選ぶ」という女性が最も多い結果となりました。同じことをお願いするなら、できるだけ安い会社を選びたいですよね。筆者も複数社に自宅に来てもらって見積もりをだしてもらったことがありますが、安くて対応のいい会社を選ぶことができたので満足しています。

引っ越し前に”しておけばよかった…”と後悔したことってある?

続いて「新居に引っ越す前にしておいた方がよいこと」についても教えてもらいました。やるべきことをしないで後悔したNG項目について、20~30代の女性たちの経験談をご紹介します。

NG1 引越し前に荷物を減らさない

「荷物は減らしておくべき。引っ越した後になってから、いらない家具がたくさんあったことに気づいたし、新居に合わない家具もあると気づいて後悔したことがある」(33歳・自営業)

荷物が少ければ少ないほど、引っ越し会社に支払う費用が安くなる可能性は高いです。また、引っ越しは心機一転、気持ちを新たにスタートできるチャンス。いらないものを手放すきっかけにもなります。

NG2 新居に傷や汚れがあるのに写真に残さない

「入居前に事前に傷があるところはすべて写真に撮って、アルバムにまとめておくと引っ越しをする時に便利です」(32歳・専門職)

賃貸物件に住む場合、傷や汚れがあると退去する際に修繕費用を支払う可能性があります。前の住人がつけた傷だとしても、証明できなければ自分が支払うことになってしまうことにもなりかねません。そのため万が一、新しく住む家に傷や汚れがあった場合は、写真を撮ることで証拠を残すことができるため安心です。

NG3 害虫忌避剤を炊かない

「害虫忌避剤を炊いておく。拭き掃除不要のハーブ系のものがいい」(31歳・専門職)

引っ越しをしたらすぐに害虫忌避剤を炊いているという人多数。筆者は新居に引っ越してすぐ気づいたのですが、リビングにアリの大群が侵入していたことがあります。あらかじめ害虫忌避剤を炊いておけば、そんな不快な出来事は防げていたかもと後悔…。何かしらの害虫対策は住む前にしておいた方がよさそうです。

NG4 カーテンと照明を新調しない

「照明を買い忘れていて急いでホームセンターに行ったことあります。ないと引っ越した当日にすごく不便です」(31歳・会社員)

カーテンがないと外から部屋が丸見えですし、照明がないと暗いまま夜を過ごすことになってしまいます。家具や家電を買うことに集中していると、意外と忘れてしまう項目ですので覚えておきましょう。

NG5 床や壁に保護シートを貼らない

「ペットがいるので床や壁にペットが傷をつけないように保護する」(28歳・会社員)

賃貸物件に住む場合、保護シートを貼らないと傷がたくさんついてしまい退去時に支払いが生じてしまうなど損をしてしまう可能性も。後悔しないためにも、ペットがいる人は特に、保護シートを買うのも忘れずに!

安心して引っ越しをするために知っておこう

いかがでしたか。今回の女性たちの経験談を覚えておくと、賢くスムーズに引っ越しができること間違いなしです。引っ越しを決めたことを後悔しないためにも、今回のリサーチ結果をぜひ参考にしてください。


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