横澤夏子「24時間対応なのかな?」 ピンチに陥るもスパイク・小川に救われる!?

2022.12.4
出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、困った人に親身に対応する女性、「薬局に駆け込んでくれる女」になりきり。

自分のトラブル対処法を時に見直すことも大事。

yokosawa

先日、先輩であるスパイクの小川(暖奈)さんたちと何人かで舞台を観に行くことに。家を出る直前、お腹が鳴ったらまずいなと思ってパントリーに置いてあったいただきものの鯖茶漬けを食べたんです。開けた時にちょっと気になるニオイがしたのですが、とりあえずいただきました。でも、その後、電車に乗っていても気になるニオイが取れず、夫に連絡してパッケージを見てもらうと、本当は冷凍保存するべきものだったことが発覚。それを私は常温で半年置いていたので、“とんでもないことになる、お腹が痛くなって吐くに違いない、最悪だ!”と絶望しました。小川さんにLINEで事情を説明したところ、「もう着いてるから薬買っておいてあげるよ。胃薬と下痢止めね!」と優しい返事が。さらに、遠隔で問診を行い薬局の人に状況を告げ、「出した方がいいらしいから薬は買えなかった。とりあえず水を買ったからいっぱい飲んで」と、まるで自分のことのように親身になって助けてくれたんです。

会場に着いた後も、同じ列にミュージカル界のドンみたいな人が座っていて、“この人の前を横切ってトイレに行くんだ”と不安になった時に「大丈夫だから行って」と言ってくれました。ただ、それから1週間、私のお腹が痛くなることはありませんでした。我ながらすごいなと(笑)。小川さんは舞台の翌日も連絡をくれたし、相談するといつも24時間対応なのかな? と思うくらいすぐ返事をくれる。彼女の親身な姿を見て、自分のトラブル対処法も見直そうと思いました。

小川さんのような人を目指すには、やっぱり瞬発力がものをいうと思うので、自分ができる最大限のことを考えて先手を打つことが大事。道筋を立て、最善策を導き出せるようにしましょう!

よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。

※『anan』2022年12月7日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾

(by anan編集部)