マスク生活で顔が大きくなった!? シンプルなのに効果絶大“小顔メソッド”

ビューティ
2021.01.20
マスクありきの生活になってから「顔が大きくなった」と感じている人も多いのでは。それは気のせいではなく、確かな理由や原因があります。筋肉の働きを熟知する美顔のゴッドハンドが、簡単で即効性のある小顔メソッドをレクチャー。

口の動きが小さくなり、筋肉は硬くリンパも滞る。

マスクをしている部分は人に見えないから、気が緩んでたるみやもたつきに、と感じている人も多いだろうが、コロナ禍の生活で顔が大きくなるのはイメージでも精神論でもない。エイジングデザイナーの村木宏衣さんが説明。

「マスクで顔の動きが制限され、表情が小さくなったり、口を動かさずこもった話し方になったり。その状態が続くと、使わない顔の筋肉が硬くなり動かしにくくなります。一方で筋肉は使いすぎもNGで、例えばストレスで食いしばりや歯ぎしりがあるとエラ近くの咬筋が過緊張になり、四角い顔に」

硬直した筋肉は機能が衰えて、関節の動きも悪くなる。さらに負の連鎖は続く。「筋肉が硬くなると、筋肉の中を通るリンパ液がスムーズに流れず、リンパ節も詰まりやすくなる。その結果、老廃物が滞り、むくみ、たるみを招きます」。また、表情や姿勢、噛み方の癖にも要注意。「顔から首の筋肉は前後左右でバランスをとっているものも多く、前が縮まれば後ろは伸び、片側を使いすぎれば逆側は使われなくなります。どちらにも老廃物が溜まり、ゆがみやコリに」。それをリセットするのが村木式メソッド。筋肉に圧を加えながら関節を動かすことで、筋肉の機能を立て直し、リンパも流す。摩擦もなく器具も要らず、体の自力回復を促す小顔筋トレ、シンプルなのに効果は絶大!

“むくみ”を撃退!(6セット×1か所)

溜まった水分をスムーズに流し、頬を引き締める。

ここにアプローチ:耳下腺リンパ節

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顔全体の老廃物をろ過する重要な関所。
細胞が出すタンパク質や脂質のゴミ、外から侵入した細菌などを回収するリンパ管。その老廃物をろ過するフィルターとなっているのがリンパ節。食いしばりなどでアゴの動きが悪くなると耳の下の耳下腺リンパ節が詰まってリンパ液が滞り、顔がむくみやすくなる。

1、親指を耳の下に引っ掛けて、エラ方向に押す。

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両手のひらを頬に当て、親指で耳の下の耳下腺リンパ節を捉える。親指を耳下腺のくぼみに引っ掛けるイメージで、エラ方向に軽く圧をかける。リンパ節を強くグリグリ刺激すると腫れる可能性があるので、力を加減して。

2、リンパ節を捉え「あ・ぐ・あ・ぐ」と口を開閉する。

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親指で耳下腺リンパ節を捉えて、軽く圧をかけながら、口を「あ」と開いた後に「ぐ」と閉じて顎関節を動かす。ゆっくり大きく開け閉めを6回繰り返して。これを6セット繰り返す。声は出しても出さなくてもOK。

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村木宏衣さん むらき・ひろい エイジングデザイナー。エステサロン、整体院、美容クリニックで勤務し、独自の「村木式整筋メソッド」を確立。監修した美顔器「アメージングローラー」(¥8,982)が新発売。近著『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)では、硬くなった頭のコリをほぐし、巡りを促してたるみやむくみを解消する村木式メソッドを紹介。

キャミソール¥7,900(スタイルボート マーケット TEL:03・6438・1874)

※『anan』2021年1月27日号より。写真・黒川ひろみ スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・土屋巴瑞季(サムデイ) 取材、文・片岡えり

(by anan編集部)

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