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嫌いな人との食事で消化力が下がる? 7つの“食習慣”改善法

2020.4.26
「消化力は、健康や美容にとって最も重要なカギだといえます」とは『消化力』の著者で、医師の西脇俊二先生。そこで、体内美容の根本を成しているといえる消化にいい食習慣を伝授。

【食習慣1】地の旬の食材で、生より火を通したものを!

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「当然、消化にいい/よくない食品はありますが、基本的な考え方として暮らす土地のものはそこに住む人の消化力に適しています」。つまり、外国のものより日本のもの、国内でも地のものがベター。調理法は、生よりも加熱調理が圧倒的によいそう。「生だと、消化するのに時間がかかります。一時期、ローフードがブームになりましたが、生の食材をほぼ消化できない体質の人もいますので注意を」

【食習慣2】免疫力も一気に上昇! 白湯はまさに万能薬。

とてもシンプルで、消化力を高める効果的な方法といえば白湯。「白湯で温められた内臓は働きが活性化し、消化機能が促進されます。内臓温度は1度上がると、基礎代謝が約10%上昇するので、基礎代謝が上がることによって、免疫力も上がり、病気のリスクが減ります」。飲むタイミングは、のどの渇きを感じる前。「尿が黄色い場合は、飲むタイミングが遅いので、より早く、こまめに摂りましょう」

【食習慣3】食物繊維は水溶性と不溶性を1:2で摂取せよ!

体内に吸収されないものは、便などで排出するのが正しい消化のサイクル。お通じをよくする栄養素として知られる食物繊維は、摂り方に注意を。「食物繊維にはキノコ類などの不溶性とこんにゃくや海藻などの水溶性の2種類がありますが、摂取のバランスを間違えると逆効果。多いのが、便を硬くする不溶性の過剰摂取で便秘になるパターン。水分保持力が高い水溶性と不溶性の比率は1:2を心がけて」

【食習慣4】生のしょうが&岩塩&レモンは陰の立役者。

生のしょうがは胃腸の働きをよくする辛味成分ジンゲロールを含んでおり、消化力アップのお役立ち食材。ただし、1日の摂取量はおろした状態で小さじ1、スライスなら6枚程度にとどめて。西脇先生による生しょうがの簡単レシピは、薄くスライスしたしょうがに岩塩をのせ、レモン汁をたらすだけ。「しょうがに代表される“辛味”、岩塩の“塩味”、レモンなどの“酸味”は、消化力を上げる“3味”です」

【食習慣5】常温でもOK! 添加物が少ない缶詰に頼れ!

「食事の基本は自炊。外食する時は、使っている食材などに信頼のおけるお店で」と西脇先生。そうは言っても、すべての食事をそうするのはなかなか難しい。そこで頼りになるのが缶詰。「コンビニなどで手軽に手に入る缶詰には、高温高圧殺菌が行われているので、殺菌料や保存料など、消化力に悪影響を及ぼす添加物がほとんど使われていません。自宅や職場のデスクにストックしておくといいですね」

【食習慣6】ストレスは大敵! 嫌いな人との食事は避けよ。

ストレスは消化力を下げる大きな原因。「消化液は、副交感神経が優位の時、つまりリラックスした状態で一番出ます。よって、一緒にいると緊張を強いられたり、怒りや妬みといったネガティブな感情を抱く人と食事の席を共にすると、消化液が出にくくなるので、できるだけ避けたいもの。食事をする店も、BGMが大きかったり、自分にとって居心地がよくないところは行かないよう心掛けましょう」

【食習慣7】出来合いの弁当も、味わうことに集中せよ。

一概には言えないが、添加物が使われていたり、栄養が偏りがちな出来合いの弁当。でも、忙しい時や出先で食べるには手軽。「それゆえ、急いで食べがちですが、それでは咀嚼がおろそかになり、消化力は下がります。どんな食事もしっかり噛み、味わいましょう。また『出来合いの弁当になってしまった…』と罪悪感を抱かず、食事に感謝しながら食べるほうがストレスにならず、消化にもいいですよ」

西脇俊二先生 「ハタイクリニック」院長。アーユルヴェーダを積極的に取り入れるなど、西洋医学にとどまらない医療に対応する。ドラマ『相棒』などの医療監修も。主な著書に『消化力』(ワニブックス)がある。

※『anan』2020年4月29日号より。イラスト・酒井真織 構成・菅野知子 取材、文・小泉咲子

(by anan編集部)