「大好きだよー!」日本初ステージのBOYNEXTDOORが代々木体育館を揺らす!

写真・Tsukasa Miyoshi(Showcase) 取材・文 加治屋真美 — 2023.7.19 — Page 1/2
今年の5月に韓国でデビューしたばかりのBOYNEXTDOORが、2023年7月17日に国立代々木競技場第一体育館で行われた「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2023 -Best Music & Market- EXTRA」に登場した。彼らを待ちわびていたファンと彼らのパフォーマンスが弾けたステージの模様をお届けします。

初めてのステージで、日本語MCでファンの心をつかんだ!


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【ペンになってもいいですか!?】vol. 186

「INSPIRE TOKYO 2023 EXTRA」前日の取材中、日本での初めてのステージについて、

「実際に観客のみなさんが1万人以上いらっしゃる会場で公演をするのは初めてなので、とても楽しみにしています!」(SUNGHO)

「ファンの人たちが、僕たちのことをたくさん応援してくださっていると聞いています。今回、直接お会いできる機会をいただけたので、ステージを通してみなさんの気持ちに応えたいです。一生懸命準備してきたので、自信はあります。僕たちのパフォーマンスでファンのみなさんにそれを伝えたいです」(JAEHYUN)

「海外でステージを披露することも僕たちにとって初めてなので、ワクワクしています」(TAESAN)

と、ワクワクと自信に満ちた表情を見せてくれたBOYNEXTDOORのメンバーたち。

その言葉どおり、BOYNEXTDOORのステージはすごかった。
何組ものアーティストが出演するイベントで2番目に登場した彼らだが、登場前からファンがメンバーの名前を呼び、待ちきれない空気でパンパンに。そして、ステージに青いドアとメンバーが登場すると、爆発的な歓声が会場を揺らす。彼らが1曲目に選んだのは出会いのときめきが詰まった「One and Only」。ドアからメンバーが1人ずつ出てくるたびに大きな歓声、そして完ぺきな掛け声が会場中に響き渡り、その興奮に呼応するようにメンバーのパフォーマンスも軽やかに弾ける。


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SUNGHO


パフォーマンスのあとは全員であいさつ。「初めてこんなにたくさんの人の前でステージを披露させていただきますが、実は緊張していて、昨日から眠れなかったです。日本で初めてステージに立つ僕たちに大きな歓声をありがとうございます!」(RIWOO)


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RIWOO


「今日みなさんに僕たちの音楽を聴いていただけることはとてもうれしいです。これからもっとたくさんの歌を準備して会いにいきますので待っていてくださいね」(LEEHAN)

「今日このような素敵なステージでみなさんにお会いすることができて、本当に光栄です!」(WOONHAK)

と、全員が日本語でファンに言葉をかける。そう。驚くことに、今回のライブはすべて日本語だけでMCをやりきったのだ。それだけでも今回のステージの準備に多くの時間をかけたことが伝わってきて、JAEHYUNの「僕たち日本は初めてですから、日本語が上手じゃないですけど…」という言葉に会場が心ひとつにして「そんなことなーい!」と叫ぶ場面も。


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JAEHYUN


1曲目の勢いのまま始まった「But I Like You」では、ポップでキャッチーな雰囲気で会場を一体にする。元気に飛び跳ねながらも揃ったダンスは見ているだけで爽快感が駆け抜ける。この曲でも当然のように揃った掛け声が響き渡っていて、メンバーもうれしそうな表情を見せる。


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TAESAN


パフォーマンスが終わると「みなさん、楽しんでますかー!」とJAEHYUN。ファンから大きな返事が返ってくると「これを一度言ってみたかったんです」と茶目っ気たっぷりの笑顔を見せる。「僕たち日本に着いてから、渋谷でおいしいものを食べました。渋谷でのきれいな夜景とおいしい料理は忘れられない思い出になりました」とTAESANが話し出すと、「お肉を食べましたがすごくおいしかったでーす!」と重ねるLEEHAN。そんなかわいい報告にファンもほっこり。


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LEEHAN


「僕たちが準備した次の曲にいってみましょうか」というRIWOOの言葉で始まったのは、韓国でも人気の「NIGHT DANCER」(imase)のカバー。SUNGHOの優しい高音から始まり、JAEHYUNの「大好きだよ~」でファンからは悲鳴が。2階の観客にもファンサをしたり、ファンと一緒に手拍子を合わせたりと、ファンとのコミュニケーションを楽しんだと思ったら、JAEHYUNがRIWOOをバックハグしたり、JAEHYUNとLEEHANが腕を組んでぐるぐる回りだしたり、WOONHAKがフリーダンスのあとに「大好きー!」と叫んだり。伸び伸びとステージを楽しむ姿でファンを喜ばせる。JAEHYUNも思わず「これがステージだってばよ!」と声をあげるくらい、彼ら自身がまずはステージを楽しんでいるのが伝わってきて、会場全体が多幸感で満たされていた。


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WOONHAK


最後の曲となる「Serenade」について「かわいらしい歌詞と告白の瞬間を表した振り付けなど楽しめるポイントがたくさんある曲なので、一緒に楽しんでもらえたらうれしいです」とLEEHAN。1曲1曲、自分たちの言葉で(しかも日本語で!)曲の魅力を伝えていたことからも、彼らの音楽に対する誠実さが伝わってくる。

「みなさんにお会いできてすごく幸せでした!」(JAEHYUN)、「僕たちもまたすぐみなさんに会えるように一生懸命頑張ります!」(WOONHAK)とファンに最後のあいさつをして、「今日のイベント、最後まで楽しんでいってくださいね」(LEEHAN)とイベントへの敬意もしっかり示すと、「Serenade」でまだまだ元気いっぱいのパフォーマンスでファンと心をひとつに。

そしてステージをはける最後の最後まで「大好きだよー!」と愛を届けたり、投げキスを飛ばしたり、ぴょんぴょん跳ねながら両手で手を振ったり。名残惜しさとまばゆい魅力を残して、彼らはステージをあとにした。

Information

BOYNEXTDOOR
https://boynextdoor-official.jp/

INSPIRE TOKYO
https://www.j-wave.co.jp/special/inspire2023/extra/