『仮面ライダーギーツ』杢代和人の発言に大照れ「簡秀吉だけに感無量です」 (笑) 。
「『仮面ライダーギーツ』の集大成です」
【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 176
願いを叶えるため、「デザイアグランプリ」(デザグラ)という生き残りゲームに参加した人々。そして、そのデザグラの運営に関わる者や、参加者(仮面ライダー)を応援するサポーターたち…。さまざまな登場人物が絡み合うスリリングな展開で、視聴者を釘付けにした『仮面ライダーギーツ』。Vシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』は、『仮面ライダーギーツ』最後の物語です。
舞台は、浮世英寿(仮面ライダーギーツ)が世界を見守る「神」となってから、しばらくの時が流れた頃。平和な日常を引き裂く一発の銃弾とともに、変異種のジャマトが姿を現します。実はこのジャマトの登場は、人類滅亡の元凶、破壊神ゴッドジャマト誕生の前触れでした。
そして、そこへ現れたのは、白い髪のエース。彼は、金色に輝くギーツへと変身すると、仮面ライダータイクーンや仮面ライダーナーゴたちを攻撃し始めます。戸惑う一同の前に、もうひとりの英寿が姿を見せます。
一方、吾妻道長(仮面ライダーバッファ)の前には、仮面ライダーたちの敵で、人の不幸が大好物と言い切る悪女・ベロバが。ベロバの企みによって、道長の中に眠っていたジャマト(デザイアグランプリのゲームエリアに現れる謎の怪人)の力が呼び起こされます。
「ふたりの浮世英寿」の存在が示す驚愕の事実、破壊神の誕生が刻一刻と近づく中で繰り広げられる仮面ライダーたちの戦いなど、見逃せない内容となっています。
ーー最近、『仮面ライダーギーツ』に興味を持ったというanan読者に向けて、演じている役柄について教えてください。
簡さん 英寿は、輪廻転生を2000年繰り返している最強の男です。2000年の記憶を持つ分、頭も冴えていて、俯瞰で物事を見ることができるクールなキャラターです。
ーーそんな英寿を演じる簡さんご自身は、天然キャラだとか?
杢代さん その通りです(笑)。
簡さん いえいえ(笑)。まともな回答もできます!
ーーご自身と似ていると感じるところは?
簡さん 頭脳的な面は別として(笑)、自信家で負けず嫌いなところは似ていると思っています。
杢代さん 僕が演じるバッファは、ぶっきらぼうで言葉足らずなところがあります。英寿のライバル関係にある存在で、親友をジャマトに倒されてからは、憎しみを抱えながら世界から不幸をなくすために戦い続けています。
僕は人とコミュニケーションを取ることが好きなので、言葉足らずな点は似ていませんが、常に夢や目標を抱いているところには共感しています。僕も常に夢や目標を達成したいと思いながら生きています。
ーー杢代さんの今の夢や目標は何ですか?
杢代さん 誰かに憧れられるような存在になりたいです。僕が保育園へ通っている頃、母に連れられて、SMAPさんのライブに行ったんです。そのとき、初めてかっこいいという感情を抱きました。僕も誰かの心を動かせるような存在になりたいと思い、日々頑張っています。
ーー簡さんの今の夢や目標は?
簡さん 『仮面ライダーギーツ』の撮影が終了した後、ドラマのお仕事(『好きやねんけどどうやろか』)を1本やらせていただき、先日クランクアップしたんです。その作品で僕の相手役を演じた西山潤さんに、お芝居の根本を教えていただき、お芝居の奥深さを改めて知りました。
そのことを吸収して、しっかりと身に着けていきたいです。将来の夢は……アカデミー賞を取ることです(笑)。
杢代さん いいね! 僕も獲りたいと思っています。
ーー簡さんと杢代さんが繰り広げるボケ&ツッコミ劇場は、ファンたちからとても愛されています。撮影現場もこのように楽しい雰囲気だったのでしょうか?
杢代さん 今回は各々のストーリーがしっかりとあり、それぞれが違う場所で戦っていたので、別々に撮ることが多くて。撮影し始めたときは、あまり会えなかったんです。
ーー本作で印象に残っているお気に入りのシーンを教えてください。
簡さん 白髪のエースと道長が、橋の上で対峙するシーンです。正義のヒーローとして行動している普段の彼なら、絶対に言わないようなセリフがあり、演じていて心が痛くなりました。
杢代さん 道長が、ジャマトと人間の間に生まれた子ども・春樹と会話するシーンです。最初は、いつも通り強い口調で接するんですが、春樹が返してきた言葉を聞いて、少し表情が変わり、優しさを見せるんです。彼の成長が伺えるシーンなので、とても気に入っています。
ーー本作の共演者から気づきを得たことは?
簡さん 僕は碓井将大(うすい・まさひろ)さんです。以前、お仕事をご一緒したことがあって。本作の坂本監督とも親交があり、スタッフさんたちへの気配りや初対面の共演者たちと接するところを目の当たりにして、勉強になるなと思いました。
杢代さん 皆さんが良いところをお持ちなのですが、敢えてひとり挙げるとしたら、やはりこの方です。
簡さん 簡秀吉ですか?(笑)。
杢代さん 今回、簡は二役を演じています。僕は二役を演じたことがないのですが、想像しただけでも大変だなと思います。アフレコでも声の使い分けをしていて、すごいなと思いました。
ーー簡さん、ちょっと照れていらっしゃいますね。
簡さん うれしいです。ありがとうございます。簡秀吉だけに感無量です(笑)。
杢代さん それは流行らないと思うから、言わないほうが良いよ(笑)。
簡さん 最近、よく言っているんです。流行語大賞を狙いたいと思っています(笑)。
ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。
簡さん 仮面ライダードゥームズギーツと仮面ライダーバッファプロージョンレイジが対峙するところなど、ライダー同士のアクションが迫力満点です。『仮面ライダーギーツ』の集大成として、幅広い世代の方にこの作品を届けられたらうれしいです。
杢代さん 仮面ライダーバッファは1年を通して演じた、とても思い入れが強い役です。そして、『仮面ライダーギーツ』を愛してくださった方々がいたからこそ、この作品が生まれました。全キャストがみなさんに、役の成長を見せたいと思いながら演じています。ぜひ劇場で観て、もっと『仮面ライダーギーツ』を身近に感じていただきたいです。
インタビューのこぼれ話
『仮面ライダーギーツ』の長期撮影をともにしたおふたり。「彼が出演した作品を追ってしまうんです。片思い?(笑)」(杢代さん)。「そんなことはないですよ! 僕も観ています」(簡さん)。「簡の作品を観たら、僕も頑張らなきゃという気持ちになりますし、僕が作品に出演したら、簡に観て欲しいなと思います」(杢代さん)。「『仮面ライダーギーツ』の劇中でもそうでしたが、これからも良い意味で刺激し合えるライバルでいたいです」(簡さん)。
Information
Vシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』
3月8日(金)より、期間限定上映
出演:簡秀吉、杢代和人/佐藤瑠雅、星乃夢奈、青島心、志田音々/萩谷慧悟(7ORDER)、松永有紗、碓井将大、正垣湊都/後藤大、並木彩華、北村諒
原作:石ノ森章太郎
監督:坂本浩一
脚本:高橋悠也
©2024 石森プロ・ADK EM・バンダイ・東映ビデオ・東映
©2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
公式サイト:https://www.toei-video.co.jp/vcinext-geats/
衣装協力:簡さん ジャケット ¥34,650 パンツ ¥24,200(ソウバス/https://seuvas.jp/) カットソー ¥20,900(スズキ タカユキ/03‐6821‐6701) そのほかのアイテムは、スタイリスト私物
写真・園山友基 文・田嶋真理 スタイリスト・津野真吾(impiger/簡さん) TAKURO(杢代さん) ヘアメイク・五十嵐将寿(HAKUJITSU/簡さん) SUGA NAKATA(GLEAM/杢代さん)