【スリコの吸水ショーツ】実際に履いてわかったメリット・デメリット

ウェルネス
2021.12.05

イラスト・文 角 佑宇子

ここ10年ほどで急速に進化を遂げている生理用品。紙・布ナプ、月経カップに吸水ショーツと、さまざまなものが登場しています。かくいう筆者、このようなフェムテック系アイテムに関してとんと疎いものでして…。しかし、そんな自分自身でさえも取り入れたいと思ったのがやっぱり「吸水ショーツ」! 今回は初めて吸水ショーツを使ってみた経緯とメリットデメリットについてご紹介したいと思います。

きっかけは、一人暮らしを始めたこと。

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冒頭でもお伝えしたように筆者は、あまり生理用品にこだわりがありません。というのも、もともと生理痛や肌のかぶれに深く悩まされることもないラッキーな体質だったため生理用品は「安ければいい」という考えでした。

ですが今年になって一人暮らしを始めたのをキッカケに節約ライフに目覚めた筆者。ふと、生理用品のコスパの悪さに気づいたのです。経血量に合わせて何種類かのナプキンを買うのも場所をとって面倒だし、月経終わりのほとんど経血がつかず捨てられるナプキンにも、なんだか申し訳ない気持ちに。

その時「吸水ショーツに完全移行できたら、ナプキン代がけっこう浮くのでは!?」と、なぜ今まで気づかなかったのか不思議なほど当たり前なことにハッとしたのです。時を同じくして、プチプラの大御所【3COINS】から1,320円(税込)で吸水ショーツが登場したと知り、思い切ってトライすることにしました。果たして24年間の紙ナプキン時代に終止符を打つことができるのでしょうか…!?

月経であることを忘れる快適さ!

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とはいえ、月経が始まって即吸水ショーツ! はちょっと勇気がいるので、怖気づいて月経3日目からスタート。この日は趣味で通っているダンスレッスンもあったので運動時のニオイやムレもチェックすることに。

3日目とはいえ、なかなか経血量もあるので心配でしたが、いざショーツをはいたら自分が今、月経中であることをすっかり忘れてしまうくらい気になりませんでした。ただ、お手洗いでショーツを履き直した際に、ショーツが経血で湿っているので一瞬濡れたパンツを履く感じに抵抗感を覚えました。この時ばかりはオムツを履いているような気分ですかね。(個人差あります!)

とはいえ、めちゃくちゃ不快というほどでもなく、しばらくするとムレがなくなりサラッとした質感に変化します。着用時にストレスがあるとすれば「紙ナプキン生活だったから慣れていない」という感覚に近いですね。

ニオイも防臭効果があるためか紙ナプキンよりもキツくありません。運動時に紙ナプキンがズレて漏れないかという心配も吸水ショーツにはなかったですね。よほどゆるゆるのサイズをはいていない限り、横モレもなさそうです。

問題のお手入れ。「本当に落ちてる…?」

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さて、着用時の快適さは想像以上に悪くはない。むしろ月経であることを忘れるほどに快適。しかし問題はお手入れですよね。製品はぬるま湯に20分間つけ置きしたあとに、洗濯機で洗うとのこと。吸水ショーツは経血が目立たないように基本的にどの製品も黒のメッシュ素材が使用されています。

これが良くも悪くもといったところで、20分のつけ置きでどの程度の経血が落ちているのかがよくわかりません。つけ置きの後、すすぐと経血が落ちている様子はあるのですが何せショーツに血の色がついているかがわからないので、ちゃんと落ちているかを正しく把握できないのです。

気持ち長めにすすいで経血の色が出なくなってから洗濯機に他の衣服と一緒に洗いましたが、この点は衛生面で気になる方もいるので吸水ショーツの良し悪しはこのお手入れの不明瞭さが分かれ道となりそうです。経血の量を把握したい方や、きちんと目に見えた形でお手入れしたい方は、布地が黒以外の吸水ショーツを活用すると良いかもしれません。

吸水ショーツ+紙ナプで少しずつ切り替えるとよさそう

今回、筆者が初めて試してみて感じたのは、使い慣れた紙ナプキン生活からいきなり吸水ショーツ生活にガラッと切り替えるのは、ちょっとストレスになりそうということです。お手入れの手間しかり、着用時の感覚も紙ナプキンとはまた違うので、時間をかけて体に慣らしたいなといったところ。

もう何枚か吸水ショーツを購入して、月経期間の1週間のうち3~4日を吸水ショーツに、その他の日を紙ナプキンで補うといった併用スタイルだと無理なく経済的に続けられるのではないでしょうか。

そのうち慣れてきたら完全に移行することを検討に入れても良いと思います。もちろん、生理用品は月経カップやトイレに流せるナプキンなど他にもたくさんあるので皆さんもいろいろ試しながらご自身にとって快適な生理用品・月経ライフを探求してみてくださいね!

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