文・西田彩花
女性約100人に聞いた、使ってみたい生理用品は?
月経カップや吸水ショーツ…。生理用品といえばナプキンやタンポンが主流でしたが、続々と新しいアイテムが登場していますよね。
anan Beauty+ clubのメンバー約100人にアンケートを取ったところ、気になっているという意見がたくさん! 実際に使っているという声も。使用を検討している方にとっても参考になるかと思います。また、生理中の不快感を軽減させるための工夫も聞いてみました。
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
月経カップや吸水ショーツ…何が気になる?
生理用ナプキン(紙)やタンポン以外の生理用品は、気になっているけど使ったことがないという人が多数。具体的に何が気になっているかというと…。
1位 吸水ショーツ…40%
2位 履くナプキン…27%
3位 月経カップ…27%
4位 布ナプキン…6%
(複数回答可)
吸水ショーツが一番多いという結果に!
「ナプキンによるムレで肌荒れしてしまうので、吸水ショーツを使った場合はどうなるのかが気になります」(29歳・会社員)
「吸水ショーツがどのくらい吸収するのか気になります」(33歳・自営業)
「吸水ショーツが気になります。ナプキンのムレが嫌で…。あとは、多い日にかなりたくさんナプキンを持ち歩くため、かさばるのが嫌です」(29歳・自営業)
ナプキンによるムレが悩みで、吸水ショーツが気になっているという声が多かったです。
その他のアイテムでは…。
「漏れなくて済みそうな、履くナプキンが気になります」(28歳・会社員)
「月経カップです。慣れてしまえば月々の出費やナプキン特有の不快感から解放されるんだろうなと思いつつ、なんだかんだ手を出せません」(33歳・会社員)
「月経カップですが、装着が難しいと聞いて挑戦できていません」(38歳・自営業)
「履くナプキンが話題で気になっていますが、重く感じないか、ムレや違和感がないのかが心配です」(29歳・会社員)
気になってはいるものの、実際はどうなのかがわからず手を出せないという人が多いようです。
実際に使用しているという人の声は…
少ないながら、使用中だという人もいました。
「タンポンとナプキンを併用しても漏れがひどかったため、吸水ショーツを使用しています。漏れの心配が減り、持ち歩くナプキンやタンポンが減ったのも楽でした。ただし、経血量が多いと吸収してくれません」(会社員・33歳)
「吸水ショーツを使っています。ゴミが出ないのがメリットですが、手洗いは手間です」(30歳・会社員)
「月経カップを使用しています。ムレが気になりにくいです。爪を伸ばせないのがデメリットです」(30歳・会社員)
デメリットを聞くと、なるほどと思うものばかり。
「月一のことなので、大きく変えるというところに踏み出せない」(33歳・会社員)
こうした意見もあるように、デメリットもしっかり知った上で試してみたいのが本音という人も少なくないのではないでしょうか。経血量や不快感などには個人差があるため、自分に合った生理用品を見極めて使うと、生理期間もグッと楽になるかもしれませんね。
生理中の悩みを軽減させる工夫は…
生理用品を変えるところまでは行かなくても、不快感を軽くするために工夫しているという人は多かったです。似たような悩みがあれば参考になるかも。
「基本的には腹痛と頭痛で悩んでいるため、体を温めるようにしています。温かいドリンクを飲み、生姜を食べるなど、食事にも工夫を。また、腹巻やレッグウォーマー、ひざ掛けを活用しています」(29歳・会社員)
「よもぎ蒸しへ通うようになってから、生理周期の乱れや生理痛が軽減。私の体には合っていたようです」(29歳・会社員)
「夏でもカイロを使い、冷えているものは飲まないようにしています。シルクの腹巻きが良いと聞き、家では必ず1年中使っています」(26歳・自営業)
「経血量が非常に多い日が続いてつらかったのですが、ピルを飲み始めてから軽くなりました」(28歳・会社員)
「生理痛がやわらぐと聞いて、カフェインを取るのをやめました。カフェインレスの飲み物を選び、甘いものは控えています」(33歳・会社員)
「生理痛がだんだん重くなっているため、眠いときは無理せずすぐ休むようにしています」(31歳・自営業)
「普段の食事では栄養不足だと気づいたため、健康に良い間食に置き換えています。また、家でもできるストレッチを継続中」(33歳・自営業)
「できるだけ大きめのナプキンを使っています。夜はタンポンとナプキンを併用して漏れ対策に」(27歳・会社員)
生理中だけでなく、日頃の生活習慣から気をつけている人が多いです。病院などで専門家の意見をあおぐのも良いですし、何より無理しないことも大切。
生理用品の新しい選択肢が増えている昨今。工夫を続けつつ、自分に合ったアイテムを見つけられると快適に過ごせる日が来るかもしれません。
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