文・市岡彩香
女性たち約100人に「食中毒」について大調査!
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
まずは、anan Beauty+ clubの女性たちに「食中毒予防のためにしていること」について質問したところ「手洗い」と「食品の保存方法」と回答した人が最も多い結果に。その他の回答には「食材はしっかり火を通す」「お弁当作りに気をつけている」というコメントが挙がりました。
これからの季節は、湿気や暑さが原因で食材が傷みやすいですから、いつもより注意している人が多いようです。続いて、どのように食中毒予防をしているのかについても具体的に教えてもらいました。
食材は常温で放置しない
「夏はどんなものでも冷蔵庫に保存。食べられなければ冷凍。常温保存はほとんどしない」(40歳・専門職)
「特に夏場は冷蔵庫にすぐ入れます」(33歳・フリーランス)
「なるべく直前の調理を心がける。早めに作って室温で放置はこわい」(40歳・主婦)
筆者は、夏場にカフェで売られていたジャムを購入してリビングのテーブルに放置してしまい、数日でカビてしまったことがあります。保存料が入っていなかったかもしれませんが、食べるのを楽しみにしていたのでショックでした…。食材の賞味期限が過ぎていなくても、冷蔵庫や冷凍庫に入れておくほうが安心できそうです。
パンは野菜室で保管
「食パンはすぐにカビが生えるので夏場は野菜室で保管している」(44歳・主婦)
パンって冷蔵庫で保存すると堅くなってしまったり、乾燥してしまいやすいですから難しいですよね。野菜室なら通常の冷蔵室よりも温度が高いから大丈夫なのかも? 冷蔵庫で保存するなら、容器や袋に入れて、しっかりと密閉しておくことをおすすめします。
調理グッズは煮沸消毒する
「布巾、保存容器の煮沸は欠かさずします。夏場は、食材にしっかり火を入れることも大切」(40歳・経営者)
食材だけにとどまらず、キッチン周りの調理グッズに関しても気をつけている人多数。布巾や保存容器にも、食中毒の原因となる菌が潜んでいる可能性があるようです。面倒ですが、食中毒になってしまう方が大ごと…。煮沸消毒はできればやっておいた方がいいでしょう。
Q. お弁当を作るとき、傷まないようにしている工夫を教えて!
続いて「お弁当を作るとき、傷まないようにしている工夫」について教えてもらいました。
「ごはんに乾燥わかめや鰹節、梅干しなどを入れると腐りにくい。冷めてからご飯に蓋をする、抗菌シートを敷く工夫も大事」(40歳・専門職)
「抗菌シートをつけて、保冷剤を必ずつけるようにしています。ただ会社や幼稚園は室内は涼しいので持って行くときに傷まなければ、そこまで心配しなくても大丈夫かなと思ったりもしています」(38歳・主婦)
「梅干しを入れる、抗菌シートをのせる、凍らせた果物やゼリーを保冷剤代わりに入れる、生野菜は入れない、完全に冷めてから蓋をする」(44歳・主婦)
「保冷バッグと保冷剤。具材は必ず冷ましてから詰める」(40歳・主婦)
「抗菌シート」「梅干しを入れる」「食材を冷ましてから詰める、蓋をする」という回答が多く集まりました。抗菌シートは100均でも売られているため気軽に購入できます。食材が冷めてからお弁当箱に入れるのも大事ですよね。筆者は朝に急いでいて、食材があたたかいまま蓋をしてしまったことが何度もあります。反省…。
Q. 食中毒にならなくても「これはマズイ」と思ったエピソードがあったら教えて!
最後に「食中毒にならなくても『これはマズイ』と思ったエピソードがあったら教えてください」と質問。
「酢の物の作り置きでも夏場は2日ぐらいが限界かなと思っているので早めに処分します」(38歳・主婦)
「鶏肉をレシピ通りに加熱したのに火が通っていなかった。加熱時間は多めにして中まで火が通っているか、必ずチェックしないといけないと思った」(40歳・主婦)
「開封済みのジャムを冷蔵庫に入れっぱなしにしていて久しぶりに蓋を開けたらカビが生えていた」(44歳・主婦)
「家の麦茶はすぐダメになる印象。子どもが持って帰ってきた常温タイプの麦茶が微妙に臭くて、水筒を保冷タイプに変更した」(40歳・経営者)
「ゴミの日だけ生ゴミの三角コーナーを洗ってたらぬめりが大変なことになっていた」(40歳・専門職)
失敗エピソード、でてくるでてくる! 自炊を頻繁にする人は特に、失敗してしまった経験がある人多数。冷蔵庫に入れていてもカビてしまうケースがあるため、食中毒予防のためには、食べる前の確認も重要事項のようです。
食べ物だけでなく、麦茶などの手作りの飲み物も要注意。常温で保存したことで悪くなってしまった人もいるので、飲み物に関しても衛生面を気をつけた方がよさそうです。
梅雨から夏にかけては特に注意
いかがでしたか。「これくらいなら大丈夫かな」と食材や調理グッズの保存方法を適当にしてしまうと、危険信号なのかも。自炊をする人、お弁当を作る習慣があるという人こそ、今回の女性たちのコメントをぜひ参考にしてみてください。