超着回せます! 女性約100人とファッションライターに聞いた「白Tコーデ術」

ライフスタイル
2024.04.28

文/比嘉桃子、桐生奈奈子 再編集・Natsu

気候が温かくなると、白Tをつい手に取りたくなるという人も多いのではないでしょうか。ただ、その一方で、着こなしがマンネリしやすく、バリエーションに悩むこともあるはず。そこで今回は“白Tの着こなし術”をテーマに、anan Beauty+ clubのメンバー約100人の声と、ファッションライターが実践するコーディネート術をご紹介します。

白T、どんな基準で買ってる?

※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。

©比嘉桃子
©比嘉桃子

白Tはベーシックなアイテムですが、だからこそこだわりたいポイントもありますよね。そこで、anan Beauty+ clubに所属する女性約100人に「白Tを購入するときに重視すること」を聞いてみました。

結果は「サイズ感」と「素材」が同率トップ。次いで「価格」「透けないこと」がランクインしています。

それぞれにどのようなこだわりがあるのか、女性たちのコメントを見てみましょう。

サイズ感

「肩幅が狭くないもの。最近はオーバーサイズが好き」(38歳・会社員)
「合わせたいボトムスによって、ぴったりめとオーバーサイズを使い分けている」(31歳・自営業)

素材

「シワになりにくいもの」(42歳・会社員)
「しっかりめな綿100%を選びます。ペラペラだと安っぽいし、透けるので」(33歳・主婦)

価格

「価格は8,000円以内くらいが理想」(33歳・会社員)
「汚しやすいのでお手頃だと嬉しい」(38歳・会社員)

透けないこと

「アンダーウェアを気にしなくて良いから透けないはマスト」(42歳・会社員)
「透けない方が上品な気がする」(29歳・会社員)

デザイン

「シルエットがおしゃれかどうか、希望のテイストに合うかどうか」(32歳・会社員)
「上品で清潔感のあるシンプルなデザインが好き」(35歳・会社員)

触り心地

「肌が敏感なので触り心地は大事」(34歳・会社員)
「肌に触れるものなので、触り心地はいいものがいい」(37歳・専門職)

みなさん白Tへのこだわりはしっかり持ち合わせているよう。サイズに関しては、オーバーサイズとぴったりサイズのどちらも持っておきたいという意見が多く見られました。ベーシックで合わせやすいアイテムなので、さまざまなコーディネートに合わせられるよう、バリエーションを揃えておきたい人が多いようです。

透けないために工夫していること

白Tを選ぶ基準の中でも、「透けないこと」という回答は少なくありませんでした。とはいえ、色の特性上まったく透けないというのも難しいもの。少しでも透けが気になる時、どのように対処しているのでしょうか。女性たちに「インナーが透けないための工夫」を聞いてみました。

透けにくいカラーのインナーを着る

「ベージュのインナー、ベージュの下着、同じ白のインナーなど」(34歳・会社員)
「ベージュやグレージュなどの透けにくいインナーを着る」(37歳・専門職)
「意外とパープルが透けないです」(33歳・主婦)

透けてもいいインナーを着る

「黒のキャミソールを着ます」(26歳・会社員)
「あえて透けて可愛い形のカップ付きキャミを着ます」(31歳・専門職)
「紐の太いブラトップなら透けても良いかなと思ってます」(38歳・会社員)

回答は透けにくい色を選ぶ派と、透けてもいいものを着る派に二分していました。透けにくい色は「ベージュ」「グレージュ」「白」の3色を挙げる方が多く、中には「パープル」という意見も。筆者の経験上、「ピンク」も意外と透けにくいので重宝しています。

※ 文・比嘉桃子
※ 2023年6月10日配信

万能選手!『ユニクロ』のカップ付きキャミソール

次に、ファッションライターが普段使いしている歴代インナーの推しポイントを正直レビューしてもらいました。

©桐生奈奈子

©桐生奈奈子

筆者が一番溺愛しているブラトップが、2年前に購入した『ユニクロ』の「エアリズムコットンブラキャミソール」です。ブラ紐っぽくないシンプルなデザインの肩紐や、ヒンヤリとした着心地がポイント。おまけに後ろはしっかり開いているので、肩や背中の開いた服にも対応できる点までパーフェクトです。何十回と洗濯しても縮まず、ヘタれにくいのも高得点。

筆者の身長は167cmですが、インナーはぴったりしたものを選ぶので、インナーによっては肩紐部分が合わないときもあります。ですが、こちらは肩紐を調節できるので、その問題もクリア。似たようなブラトップは買い足さずに過ごしていますし、また販売してほしいと切望しているアイテムでもあります。

・透け感……胸元が開いていないので透けても気になりにくい
・肌見せ服……★★
・ピタッとした服……★★★
・涼しさ……★★★
・厚さ、乾きやすさ……★★

シャツの羽織りやレイヤードにはリブ素材のブラトップ

©桐生奈奈子

©桐生奈奈子

部屋にいるときは、ブラトップ1枚で過ごしたいほど暑い日が続いていますよね。筆者は、カップ付きで窮屈感がなく、1枚でも着やすいリブ素材のタンクトップを愛用しています。

タンクトップは肩紐の長さが足りずにパッドの位置が合わなかったり、リブ素材のブラトップは他のインナーよりやや厚みがあって暑く感じたりするといった難点はあるものの、それを上回るくらい着やすいので、毎年お世話になっている夏の必需品です。シンプルな白のTシャツのインナーとして着ると、比較的くっきり透ける点には注意が必要かもしれません。

・透け感……透ける、ボコボコする
・肌見せ服・レイヤード……★★★
・ピタッとした服……★★
・涼しさ……★
・厚さ、乾きやすさ……★

©桐生奈奈子

©桐生奈奈子

シャツやネックラインの開いた服を着るときは、肩や背中などからチラッと見えても違和感のないリブ素材のブラトップが大活躍。ブラを装着してタンクトップを身に着ける工程を1枚で担ってくれるのは、暑い日にとても頼もしい存在でもあります。

コットン素材が多く、洗濯していくうちに少しずつヘタれてくるので、買い替えスパンが短いという特徴がありますが、トレンドのブラトップを探す楽しみももらたしてくれますよ。例えば画像左のボーダー柄のブラトップは着丈が短く、今年らしいデザインが推しポイントです。

バックオープンのブラトップは耐久性がイマイチ?

実は過去に、バックオープンのブラトップも手に入れていました。タンクトップタイプで肩紐の部分は比較的しっかりとしたデザインでしたが、バックオープンのデザインは、洗濯すると一般的なブラトップよりもヨレヨレになりやすいと個人的には感じました。そのため背中の開いた服の下には、先ほど紹介した『ユニクロ』の「エアリズムコットンブラキャミソール」を着ると決めています。

とにかく暑い日、ピタッとしたTシャツを着る日、透けたくない日には「エアリズム」

©桐生奈奈子

©桐生奈奈子

とにかく暑い日は、サラッと快適で汗を吸収してくれる『ユニクロ』の「エアリズム」一択。筆者はTシャツの下に「エアリズム」を着ていると、汗をかいた後に快適だと感じます。

外レジャーの日やピタッとしたリブTシャツを着る日など、着る服やシーンに合わせて「エアリズムタンクトップ」や「エアリズムキャミソール」を使い分けています。とにかく透けたくない日は、透けにくいベージュが安心ですよ。涼しいだけでなく、洗濯の乾きが早く、薄手なので旅行などに持っていきやすいのもメリットと言えます。

・透け感……ベージュが安心、白は意外と透ける
・肌見せ服……★
・ピタッとした服……★★★
・涼しさ……★★★
・厚さ、乾きやすさ……★★★

※ 文・桐生奈奈子
※ 2023年8月12日配信

大きすぎないロゴTシャツ

次に、ファッションライターが一年中着回ししやすい万能アイテムをご紹介します。

©桐生奈奈子

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Tシャツの中でも、白のロゴTシャツは手に取る頻度が圧倒的に高いアイテム。ライトアウターからロゴTシャツがチラっと見えるだけで、オシャレなアクセントになります。筆者が白のロゴTシャツを選ぶときに注目しているポイントはこちら。

・大人っぽいフォント
・オーバーサイズすぎない
・生地がテロテロしすぎていない

大人っぽいフォントなら、きれいめのコーディネートでもなじみます。オーバーサイズすぎるものはインナーとして着たときにゴワゴワしてしまうので、袖やネックライン、着丈が体に沿うサイズをチョイス。生地にハリのあるタイプだと、ニットのインナーとして首回りからTシャツを覗かせたときもきれいに見えます。

©桐生奈奈子

©桐生奈奈子

上記のポイントを押さえたロゴTシャツは、主役級のパンツを合わせても主張しすぎず、羽織りものからチラリと見せるレイヤードアイテムとしても万能。特に、ジャケットやクルーネックニットのインナーとして使うときは、ネックラインがしっかりしているものの方がバランスがとりやすいです。

カジュアルにもきれいめにも使いやすいロゴTシャツこそ、こだわりの1枚を手に入れてみてください。

シワ加工の白シャツ

©桐生奈奈子

©桐生奈奈子

羽織りものとしてレイヤードしたり、カフスの部分をクルッとめくってラフに見せたりと、アレンジ次第でオシャレに見える白シャツ。選ぶ際は、以下のポイントをチェックしています。

・シワ加工のあるタイプ
・カフス部分がしっかりとしている
・大きすぎずコンパクトすぎないベーシックなサイズ

洗濯した後にアイロンをかけないといけないシャツだと、特別なときにしか着なくなりがち。かといって、洗濯に強いツルンとしたシンプルな白シャツはチープに見えてしまうことも……。

おすすめなのは、シワ加工が施された白シャツです。さらにカフスがしっかりしていると、腕まくりをしたときの見た目もきれい。サイズ感は、レイヤードやウエストインする着回しを想定し、大きすぎずコンパクトすぎないものが理想的です。

©桐生奈奈子

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着るだけでリラックスした雰囲気になる白シャツは、きちんと感を出したいときにも、オシャレさをアピールしたいときにもぴったり。特に、季節の変わり目に大活躍します。タートルネックと合わせて薄手のコートを羽織れば春っぽく見えますし、暑い時期にはタンクトップ×白シャツで爽やかさを演出できるので便利です。

清潔感のある白シャツは、シルバーアクセサリーとの相性が抜群。夏にはビーズネックレスなどを重ね付けするのもすてきですよ!

※ 文・桐生奈奈子
※ 2023年5月4日配信

白Tで春夏ファッションを楽しんで

いかがだったでしょうか? 女性約100人のアンケートやファッションライターの意見を参考にして、白Tの着こなしをアップデートしてみてくださいね。
©K-Angle/Adobe Stock

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