ちゃんと汚れ、取れてる…? プロが教える「お弁当箱の簡単お手入れのコツ」

ライフスタイル
2024.04.26

文/のぞみ

春から新しくお弁当生活が始まった方も多いかもしれません。おいしいおかずを毎日持ち運ぶお弁当箱は、いつも清潔に保っておきたいですね。しかし、落ちにくい油汚れ、面倒なパッキン外しなど、どうしてもお手入れを手間に感じてしまいがちです。そこで今回は、お弁当箱の汚れを素早く落とすステップと、クリンネスト(掃除のプロ資格)の筆者が選んだ、洗いやすくお手入れしやすいお弁当アイテムをご紹介します。

お弁当箱の簡単4STEPお手入れ術

お弁当箱の簡単4STEPお手入れ術

トマトソースやカレーなど、油分が多いおかずをお弁当箱に入れたら、色やにおいがなかなか取れなくなってしまった…という経験はありませんか? お弁当箱は、おかずの油汚れ、ご飯のでんぷん汚れ、ソースやケチャップの着色汚れといった、複数の汚れが混ざり合った状態です。

特に、プラスチック製のお弁当箱は親油性といって油に馴染みやすい性質があるとされ、油汚れのヌメリが落としにくい場合もあります。お弁当箱の汚れ落ちをアップするには、泡立てた洗剤でつけ置きしておくことがポイントです!

具体的には、以下の4STEPでお手入れを行いましょう。

1.ひどい油汚れをティッシュやキッチンペーパーでふき取る
2.洗剤をワンプッシュして、ぬるま湯を入れて蓋をする
3.お弁当箱を軽く振って小さな泡で満たし、そのまま5分ほどつけ置きする
4.蓋を開けてパッキンを外し、スポンジで角や溝まで丁寧にこすり洗いする

細かな泡でしばらくつけ置きしておくと、混ざり合った汚れをふやかしてくれて、汚れ落ちがグンと早くなります。つけ置き時間がない! という方は、市販の泡スプレータイプの食器用洗剤をかけておくのも便利です。

お弁当箱のOKお手入れとNGお手入れ

パッキンは面倒でも毎回外して洗うのが〇

最近のお弁当箱は、しっかりしたパッキンがついて密封性が高いものも多いです。外すのが面倒でつけっぱなしのまま使い続けると、隙間に雑菌が繁殖しやすくなり、とても不衛生な環境になってしまいます。しつこく落ちない黒カビがついてしまうと、パッキンを買い替えることになってしまうかもしれません。そんな事態を避けるためにも、パッキンは毎回すべて外して、食器用洗剤で洗うのを忘れずに!

研磨剤入りの硬いスポンジやメラミンスポンジは×

プラスチックは傷がつきやすい素材なので、研磨粒子の入ったスポンジやメラミンスポンジでゴシゴシと強く洗うのは避けましょう。表面に細かな傷がたくさんできると、汚れや雑菌が蓄積しやすくなったり、ヌメリやにおいが落ちにくくなる場合も…。やわらかいスポンジを使用して、角や蓋の溝など細かい部分まで擦り洗いしてください。

色移り・におい予防には、ラップやおかずカップの利用が〇

ミートソースやカレー粉など、油や着色汚れがつきやすいおかずを入れる場合は、あらかじめお弁当箱にラップやクッキングシート、おかずカップを敷いてから詰めるといいでしょう。特に、曲げわっぱのお弁当箱は、余計な油や調味料はキッチンペーパーでしっかり吸い取ってから詰めると、シミやにおいがつくのを防止できますよ。

洗った後すぐにしまうのは×

洗い終わったお弁当箱は、水気をふき取ったらすぐにしまわず、しっかり乾くまで陰干ししておきましょう。お弁当箱を伏せて置いたままだと湿気が残ってしまい、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。お弁当箱を洗い終わったら、蓋、パッキンを揃えて、斜めに立てかけて乾かしておくとラクです。

おすすめのお弁当箱・お手入れグッズ4選

筆者宅では娘が高校生になり、久しぶりのお弁当生活が始まりました。お弁当箱と箸ケースを新調し、とても使いやすくて気に入っています! また、おすすめのお手入れグッズ2つも合わせてご紹介します。

サーモス「フレッシュランチボックス DJT-600W ライトグリーン(LTG)」

©のぞみ
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狭いカバンの中にも入れやすいスリムな2段弁当箱。黄色のパッキンも外しやすく、内側の角は丸くなっているためラクに洗えるので、とても便利です。

【商品情報】
サーモス「フレッシュランチボックス DJT-600W ライトグリーン (LTG) 」
価格:¥1,650

シービージャパン「フードマン専用箸」

©のぞみ

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こちらは「フードマン」という弁当箱専用の箸ですが、半分のみのコンパクトなケースで、箸が中でカチャカチャならないのがお気に入り。昔持っていた箸ケースは狭い角が洗いにくくて面倒でしたが、これは洗いやすいので買ってよかった!

【商品情報】
シービージャパン「フードマン専用箸」
価格:¥990 ※筆者購入時

SAKuRAKu「水筒 水切りラック 吸水マット2枚付」

©のぞみ

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お弁当と共に水筒も持っていくので、洗った後の水筒置き場に困ることもあります。そこで、こちらの水筒スタンドを買い足しました。高すぎずコンパクトなサイズ感が、狭いキッチンでも邪魔にならずにとても使いやすいです。吸水マットがついているので、まわりがびちょびちょになりませんよ。

【商品情報】
SAKuRAKu「水筒 水切りラック 吸水マット2枚付」
価格:¥2,990 ※筆者購入時

Watts「水切りカゴにかけられる水筒ブラシ」

©のぞみ

©のぞみ

こちらは『セリア』で購入した水筒用ブラシ。水筒の飲み口、お弁当のパッキン部分の細かい溝をさっと洗えるブラシをずっとリピートして使っています。水切りカゴにさっとかけられて、小回りの利くブラシが使い勝手抜群です。

【商品情報】
Watts「水切りカゴにかけられる水筒ブラシ」
価格:¥110

まとめ

帰宅後にお弁当箱のお手入れをするのは、つい面倒だと感じてしまいやすいですよね。まずは汚れをふき取り、簡単な泡のつけ置き5分でお弁当箱内に混在している色々な汚れを浮かせておくと、洗う時間をぐっと短縮できます。また、内側が洗いやすくお手入れしやすいお弁当箱・箸ケースを選ぶのもおすすめです。清潔なお弁当箱で毎日のランチタイムを楽しむためにも、ちょっと頑張ってお手入れしてみましょう。
©Magdalena Bujak/Adobe Stock

筆者情報

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani

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