文・高橋あやか
クローゼットの広さは何畳?
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
まずは、クローゼットの広さについて聞いてみました。複数のクローゼットがあるという人もいるかと思いますが、その中でも1番広いクローゼットについて聞いたところ、もっとも多かったのが、「畳1畳~2畳」と回答した人で、75%でした。我が家のクローゼットも、1畳ちょっとのサイズです。続いて多かったのが、「畳1畳未満」で17%、「3畳以上」は8%でした。
洋服ダンスが2つあっても足りない!
続いて、クローゼットの収納スペースは足りているか聞いたところ、「十分足りている」と回答した人はわずか8%でした。一方で、「少し足りない」と回答した人は59%、「かなり足りない」と回答した人は33%で、9割以上の人が、収納量に満足していない結果になりました。
「少し足りない」「かなり足りない」と回答した人たちの理由を見てみましょう。
まずは、「少し足りない」と回答した人たちです。
「もっといろいろしまいたい」(33歳・無職)
「服がぎゅうぎゅうなので、整理してもう少し数を減らせば、使い勝手がよくなりそう」(44歳・主婦)
「引っ越した時は足りていたけど、服を買い足していくうちに足りなくなった」(40歳・無職)
服がぎゅうぎゅうに詰め込まれていて、もう少しスペースが欲しいという声が多く集まりました。私のクローゼットも服が隙間なく入っていて、ブラウスや薄手のワンピースなどは、シワになってしまうので、アイロンがけが欠かせません。あともう少し広さがあればと思うのですが、余裕があると、また服を買い足して、結局ぎゅうぎゅうになってしまう気もします。
続いて、「かなり足りない」と回答した人たちのコメントも見てみましょう。
「とにかく洋服やバッグ、子どものものが多いので、入り切らない」(32歳・会社員)
「服が多いのもあるが、捨てられないものもあり、入らないものは別の部屋に置いている」(41歳・専門職)
「畳1畳もないので、コートを数着かけたら他の洋服が入れられなくなる。部屋の中にハンガーラックを置いて洋服を管理している」(36歳・自営業)
「かなり足りない」と回答した人たちの多くは、クローゼットだけでは収納しきれないようで、収納棚を買ったり、別の部屋を収納スペースとして使っていました。中には、別の洋服だんすが2つあっても足りないという人もいました。
デッドスペースの活用は難しい
次に、クローゼットの収納方法について、満足しているか聞いたところ、67%の人が「不満」と回答。「満足」と回答した人は、わずか8%でした。
「不満」と回答した人たちの理由を見てみましょう。
「とりあえず詰め込んでいる状態で、収納していないから」(26歳・会社員)
「空きスペースがまだあって、有効活用できていないから」(40歳・無職)
「前の家から使っている棚なので、今の収納サイズに合ったものに見直せば、もう少し使いやすくなりそう」(44歳・主婦)
スペースを有効活用できていない人が多いようです。また、クローゼット内に棚を置いている人の中には、棚のサイズがフィットしていなくて、デッドスペースが生まれてしまうというケースもちらほら。私も、クローゼットと棚のサイズが合わず、中途半端にできてしまったスペースの活用に、引っ越しをする度に悩まされています。
ほかにも、ごちゃごちゃしていて服が取り出しにくかったり、丈の長い服が収まりきらなかったりなど、いろいろな不満ポイントがありました。
省スペースハンガーが便利
みなさん、クローゼットの活用にさまざまなお悩みを抱えているようですが、少しでも使いやすくするために、どのような工夫をしているのか、教えてもらいました。
「クローゼット部屋にデッドスペースができないよう、真ん中にもハンガーラックや衣装ケースを設置している」(31歳・専門職)
「スリムなハンガーにする。短い服を掛けているところの下には、引き出しを置いている」(40歳・専門職)
「スカート用のハンガーを使って、スペースを節約している」(28歳・会社員)
クローゼットの広さに満足していない人が多いこともあってか、少しでも空間を有効活用するための工夫が集まりました。みなさん、さまざまな収納アイテムを使っていて、省スペースに洋服を収納できるハンガーは、多くの人のクローゼットで活躍しているようです。
私は、5つのハンガーが縦に連なったものを使っているのですが、1つ分のハンガースペースに、5枚の服を掛けられるので、省スペースになっていると感じます。
工夫して収納するつもりが失敗…
クローゼットの活用について、みなさん試行錯誤していますが、うまくいかなかったこともあるのではないでしょうか? クローゼットの収納にまつわる失敗談を教えてもらいました。
「クローゼット内にボックスを入れても、ボックスの中にある服は結局着ないので、処分するかフリマで売ってもよかったなと思う」(36歳・自営業)
「ネットで買ったボックスのサイズが微妙に合わず、入りきらなかった」(41歳・専門職)
「何でもハンガーにかける収納にしていたため、突っ張り棒が、重さに耐えきれず落ちてきた」(32歳・会社員)
みなさん、さまざまな失敗を経験しているようですね。クローゼットの中に入れる棚は、普段あまり目につかないので、私も安さを重視してネットで購入した経験があります。ただ、思ったより収納力がなく、結局、その時は、クローゼットの外に、別の収納棚を買い足しました。
また、突っ張り棒のトラブルに関する声も複数集まっていて、洋服の重量に耐え切れず、棒が外れてしまったり、クローゼットの壁を傷つけてしまったりというケースがありました。
衣替えはしなくてもいい?
季節の変わり目には、服の入れ替えをしなければいけませんよね。シーズンオフの服の保管についての工夫を教えてもらいました。
「カラーボックスに入れる」(28歳・自営業)
「ダウンコートは、クリーニング屋で預かってもらう」(37歳・会社員)
「衣替えはせずに、半袖・長袖・コートと、場所をなんとなく分けながら収納している」(32歳・会社員)
衣装ケースなどに入れて保管する人が多いなか、特に入れ替えはしていないという人も一定数いました。私は、以前はシーズンオフの服は圧縮袋に入れて保管していましたが、手持ちの服を大量に処分したら、クローゼットに入る分だけの量に収まり、衣替えの習慣がなくなりました。
ほかには、シーズンオフの服は、キャリーケースに入れて実家に置いているという人も。収納スペースが足りなくて困った時、助けてくれるご実家の存在はありがたいですね。
衣類以外も何でも収納!
次に、クローゼットに衣類以外のものを入れているか聞いたところ、92%の人が「YES」と回答しました。多くの人が、服以外の収納場所としてクローゼットを活用していますが、具体的にどんなものを入れているのか、教えてもらいました。
「かばん」(41歳・専門職)
「ベルト、スカーフ、帽子」(44歳・主婦)
「布団」(40歳・専門職)
「トイレットペーパー、ティッシュ」(26歳・会社員)
「クリスマスツリー、化粧品」(32歳・会社員)
かばんやアクセサリーなど、ファッションアイテムのほか、布団などをしまうという人が多くいました。私も、来客用の布団やシーズンオフの寝具をしまっているので、夏のクローゼットは、冬用寝具でかなり狭くなります。
ほかには、ティッシュなどの日用品から、クリスマスツリーといった季節品など、さまざまなものを収納していました。中には、推しの写真集をしまっているという人も!
スッキリ使いやすい収納を!
クローゼットリサーチ、いかがでしたか? クローゼットが有効活用できると、見た目もスッキリするだけでなく、洋服選びも楽しくなりそうですよね。みなさんのアイデアを参考に、使いやすく、気分も上がるクローゼット収納にチャレンジしてみてください!
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