ブレイク間違いなし! SIX LOUNGEがカバーした名曲とは?

エンタメ
2019.09.13
まるでラブレターのようなロックンロールを鳴らすスリーピース・バンドが、全国各地のライブハウスで熱狂を生み出している。大分発のSIX LOUNGE、彼ら3人の出会いは高校の音楽専門科だった。

ブレイク前夜を駆け抜ける大分発の正統派ロックバンド!

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「みんなクラシックを勉強しにその高校に入るんですけど。俺は普通の高校だと受からない成績だったので、定員割れしていたそこを選んだんです(笑)。受験の前にピアノと歌をちょっとだけ習って、高校に入って出会ったふたりとバンドを組みました」(ヤマグチ)

「3人全員がそんな理由でその高校に入ってます(笑)」(イワオ)

「リクは高校の後輩で、初めましてのバンドともすぐに打ち解ける外交担当。3人のバランスは良いんじゃないですかね」(ナガマツ)

そんな彼らの魅力はナガマツが手がける物語とロマン溢れる歌詞と、それを力強くも色気のある声で歌うヤマグチのボーカル。新曲「幻影列車」とカップリングの「星とメロディ」は、それらをじっくり味わえる。

「今年に入っていっぱい曲を作った中でできたのが『幻影列車』。リリースが秋口なので哀愁を感じさせる曲を選びました」(ヤマグチ)

「歌詞は聴き手が想像しやすい言葉を選ぶようにしています。『星とメロディ』も曲調から前向きで明るい言葉が浮かびました」(ナガマツ)

更に今回は井上陽水のカバーで「氷の世界」も収録。スリーピース・バンドならではの、緊迫感溢れるギラギラとしたグルーヴで表現した。

「原曲がカッコいいのでバンドでのアレンジもやりやすかったです。歌録りの時は冷房を強めにして『氷の世界』に挑みました、これはほんとですよ(笑)」(ヤマグチ)

なんて無邪気に言うのだけど、昨年のメジャー移籍以降、ワンマンツアーで各会場をソールドアウトさせるなどバンドはブレイク前夜。だけど彼らは、今も地元の大分在住で気負いを感じさせない。

「単純に東京の人ゴミが苦手なんですよね。大分は人が少なくてのんびりしてますから」(ヤマグチ)

「大分に住んでいるからこそ出てくる歌詞もあるのかな。ライブで全国各地に行って、帰ってきた時には落ち着けるんですよね」(ナガマツ)

純粋さと狂気を両手に抱えたような無敵感を豪快に音に放ちながら、どこまでもロックバンドとして突き抜けていってもらいたい。

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シックスラウンジ ナガマツシンタロウ(Dr/Cho)、ヤマグチユウモリ(Gt/Vo)、イワオリク(Ba/Cho)の3人からなる大分発スリーピース・バンド。この夏は大型フェスやイベントに多数出演。2020年1月より全国ツアーを開催。

シングル『幻影列車』【初回限定盤CD+DVD】¥2,200 【通常盤CD】¥1,200 表題曲はゆったりとしたビートに乗せ〈今は悲しくない〉と強がる切なさがメロディアスに胸を打つ。(ユニバーサルミュージック)

※『anan』2019年9月18日号より。写真・内山めぐみ 取材、文・上野三樹

(by anan編集部)

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