
10月17日から25日にかけて、世界体操競技選手権がオランダ・ロッテルダムで行われる。今回は2023年以来の団体種目実施でもあり、見どころが多い大会となりそうだ。
ロサンゼルス五輪も視野に入れて進み続ける注目選手たち
男子団体では連覇を目指す日本と中国の争いに注目。常に熾烈な戦いを演じてきたがパリ五輪では最後の最後で逆転し日本が金メダル、今大会でも拮抗した勝負が予想される。
個人総合では、団体戦でも軸となる橋本大輝、岡慎之助のふたりが優勝を目指して臨む。世界体操では内村航平の6連覇が史上最高。橋本はそれに次ぐ3連覇中だ。今大会で優勝すれば4連覇となり内村に一歩近づくことになる。パリ五輪金メダルの岡は、昨年の世界体操では5位にとどまったものの、今年のNHK杯で3連覇を達成するなど実力は健在。本来の力を出せば頂点は遠くない。

橋本大輝(日本生命/セントラルスポーツ) 昨年の世界体操で3連覇、怪我の影響で、個人総合で勝てなかったパリ五輪の雪辱を果たした。4連覇なるか注目だ。

岡 慎之助(徳洲会体操クラブ) パリ五輪個人総合王者。今年の全日本選手権は橋本に次ぐ2位、NHK杯では優勝。世界体操での初優勝を目指す。
そんなふたりのライバルとなりそうなのが張博恒(中国)。パリ五輪では岡に次ぐ銀メダルとなり、昨年の世界体操では橋本に次ぐ2位と、常にトップを競ってきた。9月のアジア大会では張が金メダルを獲得し、岡が銀、橋本が銅メダルという結果に終わっている。その戦いも見もの。
日本男子でもうひとり注目の存在が川上翔平。初めての世界体操出場となる。橋本、岡と同様、オールラウンダーとして団体戦でも重要な役割を担う。跳馬や平行棒、鉄棒に強みを持ち、23歳で迎える初の大舞台での活躍を楽しみにしたい。
一方の女子には新鋭がいる。西山実沙だ。小学生時代から全国大会で活躍、将来を嘱望される逸材だったが、高校1年生になった今年度、全日本選手権、NHK杯ともに初優勝を果たし代表に。順調に階段を上がってきた。またパリ五輪代表の岸里奈、2度オリンピックに出場し27歳の現在も第一線に立ち続ける杉原愛子らが代表に名を連ねる。杉原は9月のアジア大会で日本女子初の個人総合金メダルを獲得した。団体では2023年世界体操、パリ五輪ともに8位。団体そして個人種目それぞれで、より上位を目指して臨む。

川上翔平(徳洲会体操クラブ) 同年代、同じ所属クラブの岡慎之助の活躍を刺激に成長を遂げた。定評がある高難度の技を決めて飛躍したい。

西山実沙(なんば体操クラブ-ngc/相愛学園) 昨年の世界ジュニア体操個人総合3位。高校生になった今年、世界体操代表に。エースたる活躍が見せられるか。
2年後に迫ったロサンゼルス五輪も視野に入れて進み続ける選手たち。その中間報告ともなる今大会は、ここからの成長の足がかりとして、貴重な舞台となる。
information
世界体操競技選手権大会
期間:10/17(土)~25(日) 場所:オランダ・ロッテルダム 日テレ系で放送、TVerで配信予定。
anan 2515号(2026年10月14日発売)より































