腸タイプは「でっぱり腸」「ちぢこまり腸」「さがり腸」「ねじれ腸」の4つに分けられることができますが、ここでは、「でっぱり腸」と「ちぢこまり腸」の二つのタイプのストレッチ、マッサージをご紹介!
でっぱり腸
反り腰のせいで腸が前に押し出されてしまっているでっぱり腸は、腹筋を鍛えることが最大のポイントに。それによってぽっこりお腹が引き上げられ、骨盤の前傾も解消へ。
足ひっぱりストレッチ
前に傾いた骨盤を本来の位置に戻すには、ももの前側の筋肉をゆるめてあげることが大切。この筋肉が硬くちぢんだままだと、骨盤が前に引っぱられてしまうことに。
- バスタオルを丸めて首の下に敷き、左向きに寝転ぶ。床側の左手は正面に真っすぐ伸ばし、右脚を後ろに曲げたら右手で甲をつかむ。
- 右手で右足の甲を引き寄せながら、3 ~ 5 回ゆっくり呼吸。この時、腰が反らないように注意すること。反対も同じように行おう。
ちぢこまり腸
腰まわりをぐるっと一周する体幹を鍛えれば、後傾した骨盤が正しい位置に戻り、ちぢこまり腸は解消OK。横隔膜のマッサージも取り入れて、腸の動きをいっそう柔軟に。
横隔膜マッサージ
骨盤の位置を正しても、腸とつながっている横隔膜が硬いと、腸は正位置に戻りづらい。ちぢこまり腸の人は総じて横隔膜までちぢんでいるので、それをストレッチ。
- 椅子に浅めに座ったら、手のひらを天井に向けた形で胸の下の肋骨にピタッと沿わせる。足は腰幅ぐらいに開いて、ラクにしておく。
- 息を吐きながら、上半身をゆっくり前に倒す。手の甲がももについたら、指先が横隔膜を押すようにセット。さらに前に倒れ込む。
- そのまま指の上に、完全に覆いかぶさる。頭を下げ、背中を丸めて自重でマッサージするイメージ。これをゆっくり3回行う。