角 佑宇子

黒パンツは着回し力最強! スタイリストが教える「大人の今っぽ黒パンツコーデ」

2023.4.16
誰もが一着は持っている黒パンツ。黒パンツはコーディネイトに迷うことがない鉄板アイテムですよね。ですが、そんな黒パンツでさえも組み合わせるトップス・小物次第で時代を感じさせる古臭いイメージになったり、野暮ったくなったりするので注意が必要です。今回は、ベーシックなアイテムの黒パンツを今っぽく着こなすコーディネイトテクニックについてご紹介します。

細身の黒パンツは【カーディガン×ローファー】を合わせる

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2023年のボトムスは全体的にルーズなシルエットが人気になっています。そのため、今季に限っては定番の細身パンツも着こなしの鮮度がやや落ちてしまいそう。それでも細身の黒パンツで旬な装いをキープしたいなら、トップスの組み合わせにこだわって。パンツのシルエットにトレンド感を出せない時はトップスにトレンドのアイテムを合わせると着こなしの鮮度が保たれます。

なかでもおすすめはミドル丈のオーバーサイズカーディガン。ミドル丈カーディガンは細身パンツとの組み合わせバランスも良く、腰まわり周辺をカバーしてくれるので、スタイルアップが期待できます。インナーは白TシャツもしくはロゴTシャツでシンプルに。足元はローファーを合わせてマニッシュさを感じる着こなしに仕上げましょう。

ワイドな黒パンツは【短丈トップス×ミュール】を合わせる

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ワイドな黒パンツを今っぽく着こなしたいなら、断然トップスはトレンドの短丈トップスがおすすめです。これまではワイドなパンツとオーバーサイズのトップスを合わせた、ゆるっとしたコーディネイトが人気でした。しかし昨年からボディコンシャスなアイテムの流行が続いていることにより、メリハリのある着こなしが旬を感じる装いとなっています。

今まではゆったりしたトップスを組み合わせていたなら、ぜひ今年は短丈のコンパクトトップスを組み合わせてみましょう。トップスがコンパクトだとボトムスのダボっとしたシルエットが際立つので下半身カバー効果も高まります。

ただし、丈の短いトップスは上半身の体型カバーがしづらいです。もし、二の腕やバストラインをすっきり見せたい場合はジゴスリーブ(ボリュームのある袖)デザインで肩にボリュームを出すと肩・バストのボリュームを抑えられるのでデザイン選びにも注目してみてくださいね。

足元はレディライクなミュールを合わせるとビターな甘さが漂うおしゃれな着こなしに。

黒パンツは永遠。でも着こなしに鮮度を持って

黒のパンツ自体は半永久的に愛されるベーシックなアイテムです。しかし、そんな黒パンツを使った着こなしが古く見えてしまうとしたら、それはもしかするとコーディネイトのスタイルがアップデートされていない可能性があります。

今、流行っているアイテムは何か、どんなシルエットが人気かをリサーチしておくだけでも自然と感度の高い着こなしが実現するので、ぜひ定期的にトレンドチェックを忘れないようにしましょう。