「旅は素晴らしい一瞬一瞬をかき集める、その繰り返し」韓国のベストセラー作家イ・ビョンリュル氏インタビュー

写真 中島慶子、取材・文 尹 秀姫 — 2024.8.29
韓国で100万部のベストセラーを記録した旅のエッセイ『いつも心は旅の途中』の日本語訳発売のタイミングで、著者イ・ビョンリュルさんが来日。まるでそこで暮らしているように旅をするというスタイルを確立しているイ・ビョンリュルさんは、語り口もエッセイから感じられる人柄そのまま。どんな質問にも真摯に、そして時にはユーモラスに、旅することについて、旅の思い出について、そして韓国の出版事情のことなど、たっぷり語っていただきました。

もう二度と会うことはないのに、会いたい気持ちが湧き上がってきて文章ができるんです

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――このたびは『いつも心は旅の途中』日本での発売おめでとうございます! この書籍が日本で発売になると聞いた時はどう思われましたか? 

とてもとてもうれしかったです。私は日本が好きで、いつもひっそり来ていたんですね。旅行するというよりは暮らすような感じで。書店にも行って、日本の印刷技術がとても優れていると思ったので、いつか日本で本を出せたらいいなと思っていました。なのでとてもうれしいです。こうして現物を手に取ってみると、写真を見ているだけでも印刷がとても素晴らしくて、まるで違う本のように仕上がりましたね。とても丁寧に作っていただいたなと感じています。


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――日本の読者にどのようにこの本が届けばうれしい、という思いはありますか?

東京で電車に乗っていると、みなさんがまるで哲学者のように座っているんですよね。寂しさを極めたような、深く孤独にはまりこんだ人たちを電車ではたくさん見かけるのですが、そういった人たちにはきっと他の場所の空気が必要だと私はいつも思っていました。私の本がそういった方々にフレッシュな空気を運ぶようなものであってほしいなと思っています。旅したいと思わない人でも、自分がいる場所とは違うところでまったく違う生活をしている人たちがいて、私たちはみんな違う姿をしていて違うものを食べているけれど、同じようなことで喜び、感動するんだということをこの本を通じて感じていただければと思っています。

――この本を読みながら一緒に旅をするような気分になれました。まさに生活するように旅をするような本だなと感じましたが、イ・ビョンリュルさんにとって旅とはなんでしょうか?

私が初めて旅をしたのは10代か20代のころで、ひとり旅をたくさんしてきました。その当時は新しいもの、刺激のようなものを探すために旅をしていたんだと思います。ある意味で美しい人、美しいシチュエーション、そういうことを探して旅していたのですが、今は、まさにお話されたように、私にとって旅は日常です。どこに行っても大きなことは望みませんし、何かをしようとはせず、1日がやることで埋まらないように余裕を空けておくんです。観光もしません。起きてからしばらくしてようやく外に出てみようかと思って出かけていって、1日の3~4時間のあいだにいろんなことを吸収しようとします。なのでカンボジアに行っても、ハンガリーに行っても、誰も私のことを旅行者だと思いません(笑)。ああ、ここに住んでいるアジア人がサンダル履きで出てきたんだんな、と思うくらいで。そして私が感じるのも日常です。旅に出たらまずアパートを借りて、買い物をして少しずつ食べて簡単な料理をして暮らしています。もちろん一緒に友達がいたり、恋人がいたらちゃんとしたものを作らないといけないかもしれないですけど、私一人が食べるためなので、料理するというよりは簡単なものを作って食べています。
そして私にとっては窓がとても重要です。人が通り過ぎるのを見るために。おばあさん、おじいさんがゆっくり歩いているのを見て、私もそろそろ出かけようかなという気持ちが沸き起こったりしますね。そして韓国でもそんなふうに暮らそうと心がけています。今も1年の半分くらいは旅に出る生活をしています。


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――個人的に「メキシコの理髪店」で書かれていた「髭はそらない」のエピソードがお気に入りでした。ささやかなエピソードがたくさん散りばめられているところがこの本の面白さだと思いますが、イ・ビョンリュルさんがこの本を執筆しながら、個人的に一番気に入っているエピソードや写真はありますか?

カンボジアで出会ったダンの話が思い浮かびました。彼にまた会いたいですね。でもまた会えるでしょうか…。もちろんどうにかして会いに行こうと思えば会えるとは思いますが、あの時以来、カンボジアには行ってないんですよ。彼は次にまたカンボジアに来ることがあったら自分の家に来いって言ってくれたんですよ。けど、電気が点かないって。家が真っ暗だという話をしていたんですよね。彼は韓国にも電話してくれて、いつまた遊びに来るんだと尋ねてくれたんですよね。また会えたとしても、当時と同じ気持ちを分かち合うことはできないでしょうけど…。私も彼も歳を重ねましたから(笑)。

――旅先で出会った人と仲よくなるというのは簡単なことではないと思いますが、この本にはそうしたエピソードがたくさん出てきますよね。

大事なのは、ひとりでじっと座っている時間なんです。そうしていれば誰かが声をかけてくれます。誰かと2人で旅行していたら、2人の時間を邪魔しないように、声をかける人はいないですよね。だからひとりで行くんです。ひとりで心を開いておいてじっと座っていると、声をかけてくれる人がポツポツ現れます。もちろん言葉は聞き取れないけれど、ボディランゲージで話はできるので。日本の方も、積極的に現地の方と接しようとする旅行者を私はたくさん見てきました。


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――旅しながら思い浮かぶとりとめのない考えを整理し、文字に記していくという作業はとても大変な労力を必要とするのではないかと思いますが、旅をしながら文章を書くという上でイ・ビョンリュルさんが大切にしていることはありますか?

その時はメモだけして、エッセイという形では書かないですね。旅から戻ってきて、時が経つと、その時に出会った人の顔とエピソードがふと思い浮かびます。そして、その人に会いたくなるんです。でも、道端で出会った人だから住所も電話番号もわからないし、もう二度と会うことはないのに会いたい気持ち、懐かしい気持ちが湧き上がってくると、文章が思い浮かぶんです。私はいつもそうやってエッセイを書いています。エピソード以外のものでいうと、私の個人的なこと、愛に対する考え、失恋の痛みなど、お酒を一杯飲みながら書いたりもしますが、大切なエピソードは時が経っても生き生きと脳裏に思い浮かびます。それくらい会いたい気持ち、そこに行きたい気持ちが文章になるんです。そういう時ってまた写真を撮っていなかったりするんですよね。私も写真を撮られることが好きではないですし、話をすることに夢中で写真を撮ることをすっかり忘れていることもあるので、本にまとめる時にはこのエピソードの写真がないなと思うことも多くて、その前後の写真を使ったりしますね。エピソードを思い浮かべながらその国の人たちが恋しくなって、また旅に出る。旅は素晴らしい一瞬一瞬をかき集める、その繰り返しですね。

――旅をする上で大切にしていることはありますか?

僕はすぐ人を好きになってしまうんですよね。旅先での出会いはとても大切ですが、だからといって私が出会いたいと思っていても叶うものではありません。そもそも私は積極的な人間でもありませんし、だから誰かが話しかけてくれた時、その人の感情を丁寧にキャッチしようとは心がけています。たとえば「晩ごはん食べに来る?」と言われたとしたら、ただの社交辞令かもしれないけど「いつ、どこに行けばいい?」と尋ねてみると、「あ、本当に来るんだ」というふうになりますよね。そして本当に招待していただいた時は、ケーキを買っていきます。旅をし始めた20代の頃は恥ずかしくてそんなことはできませんでしたが、今となっては、人間はそんなに変わらないから、私に広い心があればその方たちも広い心で歓迎してくれるものだと感じています。私には差し上げられるものは大してないけど、仲よくなりたいという気持ちはあります。


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――1年の半分を旅して過ごしているというイ・ビョンリュルさんですが、今までしてきた旅の中でもっとも印象に残っている国とエピソードはなんですか? 

最近、モンゴルに行ってきました。6日間の間に毎日3時間くらい馬に乗りました。 私は自分が馬に乗るのが好きなのかどうかわからなかったんですけど、私が行かないと馬をアシストしてくれる幼い子どもたちが私を待っている気がして、毎日お菓子を持って行きました。もちろん私がいなくたってその子たちにとってはどうってことないと思いますけど…。言葉がまったく通じなくて、翻訳機を使わないと何も伝わらないような状況だったんですが、私が乗馬していて少しでもミスをすると、馬が怒ったり驚いたりして私が落ちることもありえるので、ずっと私を見守ってくれていたんですよね。そんなふうにおたがいをよく見ることで、共感が自然と生まれるんですよね。気をつけなければいけないことをその人がボディーランゲージで教えてくれて、私がそれを察して、という。そういう中で、人間的な心のやりとりのようなものが生まれるんだなと感じました。

チベットに行った時は、お寺で10時間お祈りを捧げている家族を見ました。そんな両親の横で子どもがとうもろこしを食べている写真を撮ったんですよ。でもその時の写真はとある放送局に貸し出して、紛失されてしまったので今はもう手元にはないんです。今、話をしていてその子のことが急に思い浮かびました。それが私にとっては絶対的な美しさのように感じられて、その瞬間を写真に撮りました。

キューバに行った時はお年寄りが私にビールを1本ごちそうしてくれました。ウェイターがビールを持ってきてくれて、何かと聞いたら「あちらのお客様からです」と言うんですよ。でもその国ではビールがとても高いものなんですよ。自分の収入の10分の1、もしかしたら6分の1ほどもするビールを私にくれたんです。その方は自分ではビールを飲まずに、ただ私に「飲め、飲め」と言って、最初は遠慮してお返ししようと思ったんですけど、私がビールを飲むことがこの人にとっての幸せなのかもしれないと思ってありがたくいただきました。ただ歓迎してくれたのかもしれないですよね。キューバに来て、旅を楽しんで帰ってほしいと思ってくれたのかもしれない。言葉は交わさず、ただサムズアップと笑顔だけで伝わるものがありますよね。言葉はもちろん大事ですよね。誰かを愛して理解するためには言葉は大切ではありますが、心で愛を受け止めることもできるんです。キューバでビールをごちそうになった私が、モンゴルでは馬のお世話をする子どもたちに毎日のようにお菓子を持っていったように、愛はこうやってめぐり、伝わるものだと思います。

――この本を読んで旅をしたくなったという読者のためにアドバイスを贈るなら?

日本と違って、韓国人は旅をしてもすごく短いんです。そして情報に依存する人が多い。ショッピングリストを作って、ここで写真を撮って…とか。私としては、旅に出たら数日は何もせず、知らない人から声をかけられたらその言葉を理解しようとすることをおすすめします。ちょっとした冒険心があったらいいと思いますね。そうして少しずつ旅が成長していきます。航空券だけを握りしめて出かける旅、予定が何もない旅、ひとりで行く旅をおすすめします。でも日本の人たちは旅がとてもお上手ですよね。25年前にインドに行った時も、15年前に南米に行った時も、一人旅をする日本の若者を見てすごくドキドキしました。 その人たちは6か月、旅をすると言っていて、何をしに行くのか尋ねたら「何もしない」と言うんですよ。そんな聖人のような旅行者たちにたくさん出会いました。


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――韓国では日本と違って詩集が書店の売上ランキング上位を占めるほど詩に興味のある人が多い印象があります。イ・ビョンリュルさんとしては、これはなぜだと思われますか?

この質問に答えるためには日本についてより深く勉強しなければならないとは思いますが、まず韓国では文章を書く人を敬うという文化があるんです。李氏朝鮮時代は王の下で働く政治家たちは詩を上手に書き、文をたくさん読みました。その当時の影響が少なからずあるのではないかと思います。 以前、私はラジオの放送作家の仕事を長くしていたのですが、当時、先輩PDが私にこんな質問をしたことがありました。「韓国で、文章が上手な男性がモテるのはなぜか」と。それで考えたんですが、やはりそういった血が私たちの心の中にあるので、文章をうまく書きたいという欲があるんだと思います。そしてロマンというものを大事にする人が韓国には多いんだと思いますね。

私が驚くのは、韓国では詩集がたくさん売れる以上に、詩を書こうとする人の方が多いんです。詩を書くための講座、アカデミーもあるんですよ。詩人たちに学ぶための塾のようなものがあるんです。しかも講座の費用もとてつもなく高いんですが、すぐにソールドアウトします。韓国では詩がすごく身近で、自分にも書けると思えるようなものなんですね。昨日も田舎の小さな町にブックトークをしに行ったんですが、中学生が来ていたんですよ。サインを書く間、彼らに将来の夢を聞いてみたら「詩人になりたい」と言うんです。中学校3年生の男の子がですよ。韓国では有名で、売れっ子の詩人たちが多くて、彼らの憧れなんですよね。詩人は特に勉強できなくてもなれるので(笑)。勉強はできなくても、文章が書けて、人や愛、酒を学ぶのが詩人ですから。そういうロマン的な職業が詩人ですよね。それに今の韓国の20代、30代はお金を稼ぐことに無関心な人が増えましたね。日本では俳句を詠んだり教えたりするんですよね? それはやはり教育の賜物ですよね。

――現在、日本では韓国の小説やエッセイが多数紹介され、ヒットを連発しています。10年以上前は、韓国ではインターネットが発達したせいか本はそれほど読まれていないという印象があったのですが、ここ数年の韓国の出版業界の変化について、国民的ベストセラー作家であり、さらには出版社の代表も務められているイ・ビョンリュルさんとしてはどのように受け止められていますか?

これは逆ですね。昔のほうが本はたくさん売れました。10年前、20年前のほうが市場に勢いがありましたが、今はそれほど売れません。なぜかというと、マンガやアニメの影響が大きいと私は思っています。私もこの本を出す時に考えたんですよ。今の人たちは長い文章を読めないだろうと。それで書き上げた原稿をすべてカットして、起承転結も全部捨てました。今ではYouTubeでなんでも見ますし、大抵のものは全部スマホで見ることができるので、出版物はますます売れなくなりましたね。

韓国の小説やエッセイが日本でヒットしているとは言ってもそれは一部でしかありませんし、日本に韓国好きな人たちが多くなったことを考えると自然なことです。K-POPや韓国ドラマ、コスメ、フードのひとつですよね。でもまだまだ大きな市場ではないと思います。


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――今後、日本の読者が注目すべき韓国の新進気鋭の作家や詩人を紹介していただけますか?

詩人で言うと오은(オ・ウン)さん、황인찬(ファン・インチャン)さん、小説家では최은영(チェ・ウニョン)さんですね。感受性が豊かで、文章が難しくなく、共感できる文章を書く方たちなので、日本で翻訳されたらいいんじゃないかなと思っています。

――旅をしながら思い浮かんだ細やかな心情や、その時の風景などが綴られた文章が見事な日本語として翻訳されています。訳者の張銀英さんはイ・ビョンリュルさんのこの書籍を翻訳するにあたってどのような点を大切にされましたか?

張銀英さん 原文がもともと素晴らしくて、最初に読んだ時から惹かれました。写真と文章に魅力を感じましたし、ビョンリュル先生の何事も深く考えるマインドと、一方ではユーモラスさも感じられて、そのバランスが素晴らしいんですよね。私はひとり旅をしたことはないんですけど憧れは持っていて、そんな私がビョンリュル先生の旅の本を読んでいて感じるのは、先生はひとりが好きだけど、人も好きなんですよね。相反する気持ちを、旅をすることでバランスを取っているんだと思います。特別なエピソードがなくても、普段の気持ちを旅することで振り返ったり、旅の思い出を反芻して、そこからなにかの答えを導き出して生きる力を得ている、というのは私の想像ですが、先生の本を読みながらそういうものを私も感じるんです。私も感じた想いがみなさんにも伝われば幸いです。中には日本語には訳しにくい韓国語特有の表現もあって、これはどの言語であっても翻訳で直面する問題ではあるんですが、特に韓国では「死ぬほど」という表現を多用するんですよね。例えば本書でも原文には「死ぬほど」がたくさん出てきますが、さすがに表現としてよろしくないということで、ひらがなにしてみたり、他の表現に置き換えてみたりはしましたが、原文をそのまま伝えたいという熱い気持ちで翻訳に臨みました。仕事という以上にそういう情熱が大きくて、これは必ず翻訳して日本に伝えたいという想いで、たくさんの方の協力を得て翻訳をすることができました。

――これから『いつも心は旅の途中』を手に取るであろう読者のみなさまにメッセージをお願いします。

日本の読者のみなさんに会って、お話してみたいです。普段は何をしていて、どんなふうに暮らしているのか、そんなことを話してみたいです。私は1年に1回は北海道に、2年に1回は東京に行くのですが、いつも誰かに話しかけたかったし、話し合ってみたいと思っていました。電車に乗って会社に行き来しているみなさんが手に持つスマホや本について「それは何ですか?」、「どこに行かれるんですか?」と尋ねてみたいと思っていました。もしイ・ビョンリュルのことを少しでも気になると思っていただけたら、いつかお会いして、そんなに大差ない私たちの人生について、日本酒を飲みながら語り合いたいです。そうしたら私は日本をより好きになって、より理解できるのではないかと思います。


著者:イ・ビョンリュル
詩人、旅行フォト・エッセイスト。忠清北道堤川生まれ、ソウル育ち。1988年ソウル芸術大学文芸創作科卒業。1995年、韓国日報新春文芸に詩が入選し、文壇デビュー。2006年「第11回現代詩学作品賞」、2018年「第6回発見文学賞」、2021年「第8回朴在森文学賞」を受賞。1988年から2008年まで韓国の各局ラジオ音楽放送構成作家として 活動。現在、「文学トンネ」出版グループの出版社「タル(月)」の代表を務める。 本書は、韓国で100万部超の大ベストセラーとして長く愛され、待望の翻訳出版である。

翻訳者: 張 銀英(チャンウニョン)
津田塾大学講師。NHK国際放送アナウンサー。 韓国生まれ。梨花女子大学卒業。NHKラジオ、テレビにて長年にわたり「NHKラジオ まいにちハングル講座」「NHKテレビでハングル講座」などの講師歴任。ドラマ翻訳では「冬のソナタ」「宮廷女官チャングムの誓い」「太陽の抱く月」など多数の人気作品を手がける。


Information

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「いつも心は旅の途中」動画はこちらから

『いつも心は旅の途中』
イ・ビョンリュル著、張銀英訳
発売: 2024年8 月29 日
定価: 1,650 円(税込)
仕様:四六判並製、224P、オールカラー
発行:株式会社マガジンハウス

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