不倫夫の誤爆LINEにブチ切れ! 不倫の証拠集めに奔走した「30代サレ妻の覚悟」【前編】

不倫夫の誤爆LINEにブチ切れ! 不倫の証拠集めに奔走した「30代サレ妻の覚悟」【前編】

文・塚田牧夫 — 2024.3.8
LINEは便利なツールであり、生活に欠かせないものという人も多いでしょう。だからこそ使い方を誤ると、とんでもない事態を引き起こす可能性も。優子さん(仮名・33歳)もかつて夫から送られてきたLINEによって、人生が変わってしまったそうです。当時いったい何があったか、事情を伺いました。

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夫からのLINEの違和感

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「5年前、友人の開いた飲み会に参加したとき、のちに夫となる清志(仮名)と出会いました。私は音楽を聴くのが趣味で、彼と話が合ったことから仲良くなったんです。清志の博識で話が上手だったところに惹かれて交際を開始し、1年後に結婚をしました。
ある日、仕事が休みで家にいたとき、仕事中の清志からLINEが届きました。“今日も可愛いね”“一緒にいたい”というような内容だったんですが、普段はそんなことを言わないので、とても違和感をおぼえました。これはおそらく、別の女性に送ろうとしたものを、間違えて私に送ってきたのではないかと思いました」

夫の不倫相手を突き止めることを決心

「すぐに指摘しようとも思いましたが、いったん冷静になりました。“どうしたの? いつもそんなこと言わないのに”と、とぼけた内容のLINEを返しました。すると清志からすぐに、なんとなくそう思った、という返事が。それで疑いが晴れるわけもなく、内心焦っているんじゃないの? と思いましたね。続けて、“よかったら夜は外で食事しない?”と来たんですが、いかにも白々しい感じがしました。
実際、その夜は二人で食事へ。不倫をしているんじゃないかと問いただしたい気持ちはありましたが、そこはグッと堪えました。清志は、私の反応を見て安心している様子でしたが、私はそのとき、絶対に不倫相手が誰だか突き止めてやると心を燃やしていたのです」

怪しい女性の存在

「夫の前では、不倫を疑っているような素振りを一切見せないようにしていたので、彼も安心したようでした。その後、不自然に出かけたり、残業をしたりする日があって、不倫への確信をさらに強めました。
そんななか、私は不倫相手が誰なのか、夫の目を盗んで調べることに。相手は同僚ではないかと目星を付けて、SNSを駆使して職場の女性を調べられるだけ調べたんです。調べるうちに、私のなかで一人の女性が思い浮かびました。それは以前、清志の職場の近くを二人で歩いていたときに偶然会った同僚で、安村さん(仮名)という女性です。
安村さんは会った瞬間、よそよそしいというか、慌てているような素振りがありましたが、すぐに清志が割って入り紹介をしてきました。私と安村さんには、好きなアーティストが同じという共通点があって、それを清志が話題に出してきたのです。その場で意気投合し、話が盛り上がりました。
ただ、思い返すと、あのときの反応はおかしい…。私は、安村さんにDMを送ってみることにしました」

夫の同僚をライブに誘ってみると…

「丁度そのころ、好きなアーティストが久しぶりにライブをするというニュースが流れていました。それを理由に、興奮して思わずDMを送ってしまったというていで、安村さんに連絡を取ってみたんです。
“お久しぶりです”と送り、ライブの情報などを伝えました。そして、ある程度やり取りをしたあと、“よかったら一緒にライブに行ってもらえませんか?”と聞いてみたんです。すると、“是非!”と返信が来ました。
その反応で、この人は清志の相手ではないだろうと思いました。だって、不倫相手の妻とライブに行くなんてOKするはずないですから。でも、安村さんとつながって損はないと思いました。職場の人間関係を把握しているはずですから、探りを入れるのにはピッタリだと。私は、絶対に不倫相手を突き止めてやると、いっそう心を燃え立たせていたのです」


夫の「不倫相手」の正体とは… 後編に続きます

“夫のLINEの誤送信から不倫を疑った女性の告白”をご紹介しました。
夫に裏切られ、許せなかった当時の気持ちが伝わってきます。ここまで覚悟を決めたのなら、何かしら結論が出るまで突っ走るしかないのでしょう。
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