「夫の子として育てることにした」…不倫相手の子どもを妊娠した女性の「恐ろしい決断」【前編】

「夫の子として育てることにした」…不倫相手の子どもを妊娠した女性の「恐ろしい決断」【前編】

文・塚田牧夫 — 2024.2.28
不倫は、パートナーを裏切る罪深い行為。にもかかわらず、そこからさらに罪を重ねるようなことをする人もいるようです。沙月さん(仮名・29歳)にも、そんな過去を持つ友人がいたといいます。当時、いったいどんな状況だったのか詳しく話を伺いました。

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ブッとんだ友人の存在

「私には、尚美(仮名)という高校時代からの友人がいます。尚美は見た目はいたって普通なんですが、ちょっとブッとんでいるというか。人間関係において、常識外れな行動を取ることがありました。
たとえば、友人の彼氏と二人きりで会いたいと隠れて連絡を取り合ったり、彼女主催の男女の飲み会で本人が当日にドタキャンしたり…。そんなことを繰り返すうちに友人が離れていきました。幸い私はそこまでの被害がなかったため、友人関係を続けていました。そんな彼女が、25歳のときに結婚をしたんです」

友人の不倫が発覚

「尚美の結婚相手は、大きな会社に勤めている、年上のしっかりした男性でした。相手としては申し分ありません。普通にしていれば、きっと幸せになれるだろうなと思いました。
尚美は、子どもが欲しかったようなんですが、それがなかなか叶いませんでした。“たぶん夫に問題がある”と、当時は不満を漏らしていましたね。
すると、しばらくして“彼氏ができた”と告白を受けて…つまり不倫です。尚美の夫は仕事が忙しく出張などもあり、家を空ける時間が多いため、“寂しくなった”とのこと。その告白を聞いても、彼女の性格もよく知っているため、さほど驚きはしませんでした」

祝福できない妊娠

「尚美の不倫が始まって半年ほど経ったころ、二人で食事をしたんです。そのとき、彼女のファッションがいつもと少し違うことに気付きました。いつもはタイト目な服を着ているのに、ダボッとした服装で現れたのです。そして、お腹のあたりが大きくなっていることに気付きました。
彼女の“妊娠した”との言葉に、私は“良かったね!”と祝福。当然、夫との子どもだと思いました。これで、幸せな家庭を築いていくんだろうなと思ったのですが…。尚美がそこで、“どっちの子か分からないんだよね”とボソッと言ったのです。私はそれを聞いて、ゾッとしました」

「夫の子どもとして育てる」と…

「尚美は、“たぶん不倫相手の子ども”と言っていました。私が、“これからどうするの?”と尋ねると、不倫相手のほうとは話をしたと言うのです。まだ定かではないものの、不倫相手の子どもということにして、“産んでもいい?”と尋ねたそう。そこで受け入れてくれたのなら、夫と別れて不倫相手と一緒になるつもりだったようです。しかし、“おろして欲しい”“認知はできない”と言われてしまったとのことでした。
彼女としては、以前から子どもを望んでいたので、おろすつもりはありません。そこで、“夫の子どもとして育てることにした”と言うのです。すべての事実を隠して…。長年友人関係を続けてきた私でも、さすがにドン引きしてしまいました。
妊娠について夫は喜んでいるとのことで、問題はないと言うのですが、とんでもない状況です。知ってしまった私も、罪悪感が湧いてきました。そして、彼女は出産を迎えたんです」


不倫相手の子どもを出産した友人の「残酷な結末」とは… 後編に続きます

“不倫相手の子を出産した友人を持つ女性の告白”をご紹介しました。
最初のうちは他人事だと思って余裕を持っていたかもしれませんが、それでは済まなくなってきたのでしょう。もっと早いうちに、友人を諫めるべきでしたね。
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