コネ入社した職場で不倫しました… 上司との社内不倫に溺れた女性の「最悪の裏切り」【前編】

コネ入社した職場で不倫しました… 上司との社内不倫に溺れた女性の「最悪の裏切り」【前編】

文・塚田牧夫 — 2024.1.17
就職や転職の際、なかには家族や親せきのツテで会社に入社する人もいるでしょう。今回お話を伺った彩実さん(仮名・28歳)も、縁故採用で叔父の会社に入社をしたそう。しかしその会社で、ひょんなことから不倫に走ってしまったと言います。当時どのような状況だったのでしょうか。

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就職先がブラックで転職

「大学時代、一応就職活動はしていたものの、ダメだったらフリーターでいいやくらいに考えていました。運よくとある会社に入ることができたのですが、入社した会社はとんでもないブラック企業。給料は安いし残業は多いし、上司もパワハラ気質。辞める人が多くて、私も半年で退社しました。
実家住まいで余裕があったので、しばらく働かずにプラプラしていたんです。するとある日、“叔父さんのツテで会社に入れるかもしれない”と母親から言われました。父親の兄である叔父は、ある会社の重役を務めているので、そのコネが使えるかもしれないと言うのです」

配属先の上司に惹かれて…

「私は父親とは仲がいいわけではなく、普段はさほど会話もしません。でも、叔父の会社はそこそこ大きくて給料もいいので、コネが使えてラッキーと考えて入社させてもらうことに。中途採用として部署に配属され、自分が重役の姪であるとは明かさずに、日々の業務をこなしていました。
そして、叔父の会社で働き始めてからしばらく経ったころ、ある男性のことが気になるようになりました。相手は、私が配属された部署で働く直属の上司です。上司は40代前半で仕事ができるタイプで、頼りがいがあり、ほかの社員からの信頼も厚い人。ただ、残念ながら上司は既婚者でした」

上司との不倫

「ある日、その上司を含めて少人数で飲みに行くことに。これはチャンスと思い、飲み会の席で上司と連絡先を交換して、その日から直接やりとりをするようになりました。
上司の反応はまんざらでもない様子だったので、試しに飲みに誘ってみるとまさかのOK。上司にも下心があったのか、思っていたよりもあっさりと話が進み、その日のうちにホテルに行ってしまいました。関係を持ってからは、周囲に気付かれないよう気を遣いながらも、密会を重ねていたんです。
そんななか、不倫を始めたタイミングと同時期に、私が重役の姪ではないかという噂が部署内で流れ始めました。もともと、私はちょっと珍しい名字なので、気付かれるのも時間の問題ではありました。そしてその噂は、不倫相手である上司の耳にも入ってしまったのです」

重役の姪であることがバレて…

「上司と二人で会っているときに、噂は事実なのかと尋ねられました。私が頷くと、上司の顔が一気に青ざめ始めました。実は、上司は入社当初、私の叔父のもとで指導を受けていたそう。恩人の姪と不倫してしまったことがあまりにもショックだったのか、“どうしよう”と頭を抱えるような状態に。そして、別れをほのめかすようなことを言ってきたのです。
そのときの私は、別れたい気持ちは微塵もありませんでした。なので、“今別れたら、叔父さんにも伝わっちゃうかも”と、脅すようなことを言ってしまったんです。
私の言葉を受けて上司は大人しくなり、不倫を続けることを選びました。何も言えなくなった上司の姿を見て、私はまるで自分に力があるような錯覚に陥ってしまって…。こうして私は、なかば強引な形で上司との不倫関係を続けることになりました。

さらに彩実さんは、上司との交際と並行して、取引先の男性にも興味を持つようになっていったそう。一度不倫にハマってしまったら、もう冷静な判断ができなくなっていたのだと語りました。」


コネ入社した職場で「社内不倫した女性の末路」とは… 後編に続きます

不倫が許されないのはもちろんのこと、周りの人の尽力があってこそ入社できたわけですから、その人たちを裏切る行為とも言えるでしょう。大きなリスクを伴う行為でしかありません。

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