HiHi Jets、Aぇ! group…東西200名が集結した『ALL Johnny’s Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome』レポ!

写真・くさかべまき 取材、文・福田恵子 — 2023.8.23 — Page 1/2
総勢200人の東西ジャニーズJr.が集結した『ALL Johnny’s Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome』。2019年8月8日以来、4年ぶりの開催となった東京ドーム公演。生配信で会場に行けない人たちにも元気を届けた8月20日(日)公演のステージの模様をレポートします。

百花繚乱! 東西ジャニーズJr.200人が大集結した夢のステージ

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7月16日(日)、17日(月)に行われた京セラドーム公演では、アンコール部分の動画撮影とSNS共有が解禁され、話題になった『ALL Johnny’s Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome』。本公演の演出は、亀梨和也さんが担当し、炎や噴水、花火の特効が惜しみなくふんだんに使用された豪華絢爛のステージに。

グループごとにズラリとムービングステージに姿を見せると、噴水が高く華やかに吹きあがり、ステージの幕開け。「東京ドーム、騒げ!」末澤誠也さんの力強い叫び声が会場に響き渡ると、1曲目は熱いショーのはじまりにふさわしい「FIRE BEAT」を。炎の特効が激しく燃え上がるなか、HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者、SpeciaL、Go!Go!kids、Aぇ! group、Lil かんさい、Boys be、AmBitiousの東西10グループが集結して百花繚乱のパフォーマンス! 

「Hey! 東京楽しんでるか? もっと声を!!」(正門良規さん)など、それぞれのグループの代表者が会場にメッセージを放ってあおると2曲目の「LIPS」へ。ハードなナンバーが続いた後は、「WAになっておどろう」のサビパートをアカペラで歌って聴かせる。途中、正門さんが「Hey! 東京ドーム、俺たちに会いたかったか? 会いたかったか? 200人集まったぞ! ジャニーズJr.楽しんでるか? 東京ドーム、楽しんでるか? この時間を唯一無二のものにするために今からひとつになりましょう」と呼びかけ、「WAになっておどろう」を歌う5万5千人。ドームに集った全員と一緒に歌声をひとつにして、一体となった瞬間だ。

ジャニーズJr.ライブで歌い継がれてきた「REAL DX」で大いに盛り上げた後は、前半のグループコーナーへ。トップバッターを飾ったHiHi Jetsは、スモークや炎が吹きあがるなか、ローラースケートでステージを駆け抜け「FRONTLINE」を。Lil かんさいは、キラキラ王子様系の最強の笑顔をふりまきながら「Lil miracle」を歌い、ラストに西村拓哉さんがキス顔で会場をわかせる。SpeciaLは爽やかなダンスナンバー「センセーション」でハイキックや宙返りを決め、軽やかなダンスパフォーマンスで猛アピール。

そして、前半グループコーナーのラストは、Aぇ! Groupが登場。レーザー光線が激しく飛び交うなかで勢いたっぷりに「PRIDE」を歌い、ヒートアップ。末澤さんの情熱的なハイトーンボイスが響き渡り、曲の終わりに「Hey! 東京! ジャニーズJr.のこと、好きか? 好きか?」とコール&レスポンス!

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ここでしか見られない新鮮な組み合わせが貴重だったのは、シャッフルコーナー。スロットマシーンで選抜メンバーが発表されると…トップバッターは、井上瑞稀さん、岩﨑大昇さん、北川拓実さん、鈴木悠仁さん、末澤さん、嶋﨑斗亜さん、河下楽さんに歌が得意なメンバーによる「らいおんハート」だ。井上さんと嶋﨑さん、岩﨑さんは、時おり目をとじながら思いを込めて、ハートフルなハーモニーを紡ぐ姿も。噴水が美しい歌声をよりドラマティックに盛り立てる。

グループのビジュアル担当ともいえる橋本涼さん、佐藤龍我さん、今野大輝さん、川﨑皇輝さん、黒田光輝さん、岡﨑彪太郎さんの6人が選んだのは2曲。橋本さんの舌打ちから始まった「Real Face」ではセクシーな魅力を最大限にフル発揮。うってかわってロマンティックなラブソング「One Love」を歌う前には、佐藤さんが「東京ドームに立てて幸せです」、黒田さんは明るいノリで「愛してまーす」、川﨑さんは紳士的に「これからもずっと僕の隣にいてください」。まっすぐな眼差しだった岡﨑さんは「俺と結婚して下さい」と真剣プロポーズし、今野さんは「100年先もずっと愛してる」と言い放つなど、それぞれが個性豊かな愛の告白台詞で本領発揮。最後に橋本さんがキメ顔の投げキスで締める。

浮所飛貴さん、中村嶺亜さん、小田将聖さんらがちびっこJr.たちを頼もしくリードした「キミアトラクション」では、全員がキュートなアイドル力をふりまき、会場をメロメロに。ハットをかぶって可愛らしくダンスをしたり、浮所さんが中村さんが後ろからギュッとハグしたり。王道アイドルの煌めきがいっぱい。最後に中村さんが「やっぱり僕がナンバーワン!」とキメ台詞を言うと「ずるーい!」と悶絶する浮所さんに会場は笑顔に包まれる。

野球好きで知られる髙橋優斗さん、元木湧さんが率いるチームはJ WHITEの野球のユニフォームで登場。髙橋さんが「東京ドームといえば、野球でしょ」とニヤリと笑い、皆で青春感いっぱいに「オモイダマ」と「GUTS!」を熱唱。全員で大きくバットを振るポーズをしてから、「ありがとうございました」と整列して礼儀正しく終了するのも体育会系の野球少年らしさ満点だ。

猪狩蒼弥さん、金指一世さん、長瀬結星さん、内村颯太さん、當間琉巧さんらは、ワイルドなジャニーズJr.のラップ曲「S.C」で攻めていく。グループのラップ好きやラップ担当が集まって楽しそうに言葉をまくしたてながら遊び心たっぷりに歌う姿が印象的。途中から、軽快なタップで藤井直樹さんと中村浩大さんも参戦!

菅田琳寧さん、川﨑星輝さん、安嶋秀生さん、松尾龍さんら身体能力が高いメンバーが勢ぞろいしたチームは、疾走感たっぷりに「MUSIC FOR THE PEOPLE」を。アクロバットを盛り込んだパフォーマンスでステージから宙返りで着地する身軽さはさすが。最後に菅田さんが連続バック転で花道を駆け抜ける場面も。

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後半のシャッフルタイムでは、西村拓哉さんと田村海琉さんのふたりが愛を叫ぶ激しいナンバー「REAL ME」で色っぽく手をからめながらダンス。西村さんが田村さんの頬を手で触れながら独特な世界観で歌う姿に引きこまれていく。藤ヶ谷太輔さんと北山宏光さんのコンビナンバーの次は、修二と彰の「青春アミーゴ」。こちらは、ヴァサイェガ渉さん、稲葉通陽さん、豊田陸人さん、上原剣心さん、小島健さん、福本大晴さん、角紳太郎さんの6人が披露したほか、笑いを交えて、コントのようなやりとりを繰り広げる一コマも。

突然、豊田さんが「すみません、僕たちやりたいことがあります。上原くんが『バラダイス銀河』を歌って踊ってる間に隣で僕がジャグリングを披露します」と提案すると、「誰が見たいねん!!」と突っ込む一同。福本さんは「けーんちゃん。僕にもひと肌、脱がしてくれや」と小島さんに甘えたかと思いきや、衣装の上着を脱いで、「どうも皆さん、ジャニかく明るい福本です」とふざけ倒し、亀梨和也さんのモノマネを。最後は「安心してください。ジャニーズですよ(笑)」と強烈な爪痕を残す!?

お笑い要素が強かったチームから雰囲気は一変。美しいビジュアルを持つ作間龍斗さん、那須雄登さん、本髙克樹さん、深田竜生さん、和田優希さん、大西風雅さん、真弓孟之さん、吉川太郎さんが「Hysteria」で大人っぽくしなやかな表情を魅せる。スモークに包まれるなか、椅子を使用したミステリアスなパフォーマンスに会場はうっとり。

佐々木大光さん、織山尚大さん、山井飛翔さん、草間リチャード敬太さん、井上一太さんらダンスが得意なメンバーが揃って踊ったのは「Distance」。髪をかき上げながら踊る織山さん、キレのあるダンスを見せる草間さん。パワフルなダンスに脱帽だ。シャッフルのラストは、楽器演奏のテクニックがすごいことで知られるメンバーたち。矢花黎さん、稲葉通陽さん、青木滉平さん、檜山光成さん、正門良規さん、佐野晶哉さんがそれぞれ担当楽器を演奏し、「Special order」でシャウト。矢花さんの伸びやかな歌声が会場を轟かせる。

続いて後半のグループコーナー。美 少年が「奇跡が起きるとき」をムービングステージでしっとり歌う姿を見守る色とりどりのペンライトが美しく輝く。浮所さんが「今から僕たちと皆さんで心をひとつにしませんか? ペンライトを白にしてください」と会場に呼びかけると、ペンライトが放つ光が白一色に。「心をつないでこの一曲を楽しんでほしい」と願う美 少年の想いが叶った奇跡の瞬間だ。

関西ジャニーズJr. のAmBitiousは、疾走感溢れるナンバー「Reach for the sky」を。グループ初のオリジナル曲は、勢いたっぷりのフォーメーションダンスが魅力だ。ダイナミックなフォーメーションダンスといえば負けていないのが少年忍者。21人という大所帯でなければ生まれない迫力のパフォーマンスで「Journey Must Go On」を。「よっしゃー」と叫んだり、拳を上げるメンバーがいたり、それぞれのパッションが弾けまくり。

7 MEN 侍は、葛藤と戦いながら突き進む心の叫びを「シャウト」をもちろんバンドで力強く披露。炎の特効が熱さに拍車をかけるなか、ドラマティックなハードロックナンバーで会場の熱気を最高潮に。

ジャニーズのステージの魅力が詰まったJapanesqueコーナーでは、太鼓演奏や気分が上がるお祭りソングが勢ぞろい。こちらはシャッフルとは別の選抜メンバーで披露。ほかにもお祭りコーナーと題してALLジャニーズJr.が「勇気100%」「夜空のムコウ」など名曲を歌いつないでいく。髙橋さんが「Hey! ドーム。そして配信を見ている皆さん。楽しかったかーい? あれ? 楽しかったですか? わっしょい! 見てくれた皆さんが我々にエネルギーをくれました。ありがとうございました」と感謝の言葉を伝えラストを迎えた。最後は、「俺たちがジャニーズJr.!」の声で200人のジャニーズJr.と5万5千人のファンがひとつに。

アンコールでは末澤さんが「スマホ、ガラケー、オッケーです。準備できましたか?」と会場を見渡し、動画撮影コーナーを開催。京セラから始まった新しい試みでファンが動画を撮る姿は今までにない新鮮な光景。「明日に向かって」を歌いながらドームを狭しと自由に駆け回るJr.たちを撮影し、この日の素敵な思い出をメモリーに残した。

4年ぶりの開催となったジャニーズJr.の夏のお祭りはとにかく盛大で、忘れられないスペシャルなものに。200人の個性がぶつかり合いながらも火花を散らしあうバトルではなく、明るくアットホームで、調和的な雰囲気に包まれた東京ドーム。普段は集結することのない東西ジャニーズJr.だが、彼らはファミリー。無限大の伸びしろで、ここから切磋琢磨し合いながら、新時代のエンターテインメントを切り拓いていく。

Information

https://alljohnnysjr-dome2023.com/s/jj/?ima=2601