
義母の嫌がらせを一喝! 義実家トラブルから30代妻を救った「意外な人物」【後編】
“思いもしなかった救世主”からの提案が…

義母の嫌がらせをどう解決するか悩んでいた千恵美さんのもとに、ある日義妹から電話がかかってきたそう。千恵美さんはそれまで義妹と接する機会が少なかったので、突然の電話にとても驚いたとのこと。そしていろいろと話をするうちに、実は義妹が義母を嫌っており、義実家と距離を置いていることを聞かされました。
「義妹が私に電話をしてきたのは、義母の難ありな性格を理解しているからこそ、そろそろ私にも本性を見せ始めたころだろうと踏んでのことでした。
“この人になら理解してもらえるかもしれない”と思って義妹に相談すると、『お兄ちゃん夫婦がダメにならないように、私が全力で協力する』と約束をしてくれました。そして、義妹が私と一緒に義実家に乗り込み、義母に話をしてくれることになったのです」
義妹の介入で状況が好転! 義母からの謝罪があり…

義妹と一緒に訪れた義実家での話し合いの場で、義妹は義母を一喝。さらには、妻と母親との関係に無関心だった夫にも義妹が叱咤してくれたそうです。
「義妹が完全に私の味方であることに、義母は大きなショックを受けたようです。最初は『うちの娘を巻き込んで、何様のつもり?』と罵ってきましたが、義妹が一喝した途端に状況が一変。
義母は今後、私に嫌がらせをしないと約束し、謝罪をしてくれました。それまでは義母のことを一生許せないかもしれないと思っていましたが、義妹に怒られてしょんぼりしている義母を見ているうちにかわいそうになってきて。これまでのことは水に流し、義実家との交流を再開することにしました」
今回の件は夫が態度を改めるきっかけにもなり、その後は千恵美さんと義母との関係を気にかけてくれるようになったとのこと。一時は離婚も考えたほど義実家との関係で悩んだ千恵美さんですが、現在は義実家とも適度な距離感を保ちつつ、穏やかな関係を維持できているそうです。
義実家との問題を抱えている場合、相手の親族の中で一人でも味方になってくれる人がいれば、状況を改善しやすくなるかもしれません。相談できそうな相手に心当たりがあるのなら、問題が深刻化する前に話だけでもできると、改善の糸口を探れるのではないでしょうか。
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