
毎日のように“孫はまだなの?”… 子作りに悩む30代妻を襲った「義母の衝撃的な言動」【前編】
同居が結婚の条件… 不安を覚えつつも受け入れた妻

里奈さん(仮名)は、8歳年上の夫との結婚を機に義母との同居をスタート。義母はシングルマザーとして夫を育てていて、結婚を決めたときに夫から「うちは同居をするのが結婚の条件」と言われたのだそう。里奈さんは不安を覚えなかったわけではありませんが、夫と結婚したい気持ちが強く、同居の条件を受け入れたとのことでした。
「夫のことが大好きだったのと早く結婚したい気持ちがあったので、同居をOKしました。それに交際中に義母とは何度も会っていて、いつも私に優しくしてくれていたし特に問題は起きないだろうって自信もあったんですよね」
ところが、里奈さんと義母の関係は、里奈さんが妊活をしても子どもに恵まれなかったことから悪化したと言います。里奈さんは、結婚後3か月~半年ほどで第一子を妊娠できるだろうと考えていたそうですが、実際には子作りをしても思うように妊娠できず、そのうちに夫は子作りに非協力的に。
義母の態度によって悩まされる日々

孫の誕生を心待ちにしていた義母は、里奈さんがなかなか妊娠しないことによる苛立ちを表に出すようになっていきました。
里奈さんとしても早く子どもが欲しいものの、子作りを始めて半年も過ぎたころには夫から「もう(子作りをするのは)面倒くさい」「できなきゃできないで俺は構わない」と言われるようになってしまったのだとか。里奈さんはそんな夫に失望すると同時に、毎日のように「孫はまだなの?」と質問をしてくる義母の存在に悩まされていったそうです。
「しばらくして、“孫が欲しくて息子との結婚を認めたのに…”とハッキリと義母本人から言われました。“孫ができないならば、あなたなんて…”と言われたこともあります。そのころにはもう義母と私の関係はかなり悪くなっていて、家で顔を合わせれば冷たい目で睨まれ、事務的な会話をしようとしても義母に無視されることも増えていきました。正直言って、家での居心地はかなり悪かったです。
それでも夫は、そんな義母の態度を目の前で見ても何も言ってくれないし、夫と私の関係もどんどんと冷え切ってしまって。子作りしたいけれど協力してくれないどころか、義母との問題も見て見ぬふりをする夫に対して、私の不信感はどんどん大きくなっていきました」
そして子作りに関して何も進展しないまま時間ばかりが過ぎていたある日、義母がとんでもない行動に出たとのこと。その出来事を境に、里奈さんの環境は大きく変わることになりました。
結婚前は良好だった関係も、結婚後一緒に暮らすことや義母による孫を心待ちにする気持ちが高まることによって、悪化するケースもあるようです。同居生活はただでさえ難しいとされるなか、子作りなどのセンシティブな問題が入ってくると、余計に問題が深刻化しやすいでしょう。夫が積極的に働きかければ改善が見込める可能性もありますが、見て見ぬふりをする夫だと事態はどんどん悪化するのでしょう。
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