義母の不倫現場に遭遇! 家庭崩壊に追い込まれそうになった「30代妻の悲劇」【前編】
義実家で不倫の密会を…
33歳の有紗さん(仮名)は3歳年上の夫と結婚後、妊活のためにそれまでの仕事を辞めて、自宅近くのパン屋でアルバイトをしながら暮らしていました。夫婦の新居は義実家から徒歩10分ほどの距離。有紗さんはアルバイトの帰りに、焼きたてのパンをお土産にして義実家を訪れる機会も多かったそうです。
「義母はパンが大好物。結婚したばかりの私は少しでも義母に気に入られたくて、パンを持っていって喜んでもらおうとしました。いつもは連絡を入れてから義実家に行くのですが、あるとき事前の連絡を忘れてしまいました。『しょっちゅう行っているし、断られたことがないから大丈夫かな』と思い、そのまま向かったんです。
ところが義実家に着いてインターホンを鳴らしても、義母は出てきません。“変だな”と思ったんですけど、玄関のカギが開いていたので家の中に入ったところ、なんと義母はリビングのソファで見知らぬ男性と情事の真っ最中だったんです…」
偶然、義母の不倫現場を目撃してしまった有紗さん。慌てて義実家を飛び出そうとしたところ、義母が血相を変えながら追いかけてきて「このことは誰にも言わないで! 夫はもちろん息子にも絶対に内緒よ」と、見たこともないような怖い顔ですごまれたとのこと。有紗さんは義母の申し出を受け入れざるを得ず、「わかりました」とだけ答えて逃げるように帰宅したそうです。
秘密を知られた義母が意地悪をするように
「それから急に、義母の私への態度が豹変しました。今まで優しく朗らかに接してくれていた義母が、不倫現場を見られてしまったのがよほど気に入らなかったのか、私に意地悪をするようになって…。
息子である私の夫にも私の悪口を言うようになり、事情を知らない夫は『母さんに何かしたの? 君への風当たりが強すぎる気がするんだけど』『母さんがあんな露骨な態度をするなんて、よほどのことをやらかしたんじゃないの』などと言い始めて。
義母の不倫を打ち明けたくて喉元まで出かかったけれど、キツく口止めされたので言えません。どうすればいいのか悩み続けて時間ばかりが過ぎていき、その間も義母の嫌がらせはエスカレートしていきました」
嫁に不倫を知られてしまった気まずさからか、有紗さんに対して「ダメな嫁」「息子がなんでこんな女性を選んだのかわからない」などと言うようになり、義母との間に深い溝ができてしまった有紗さん。そのうち「もう有紗さんはウチ(義実家)に来ないで」とまで言われるようになり、夫も有紗さんを責めるようになっていったのだとか…。
「このままでは夫と私の仲までおかしくなってしまうと思い、なんとかしようと決意。義母の不倫を夫に告げ口するだけでは甘いと思い、私は“ある計画”を立てました」
突如として始まった義母からの嫌がらせにうんざりしていた有紗さんは、義母に対する制裁を計画したのだそう。そしてその計画は、すぐに実行に移されたのでした。
義母の不倫を知ってしまえば、戸惑いと困惑を覚える妻は多いでしょう。義父や息子には内緒にしてとお願いされれば、ますますどうすればよいのか悩んでしまいます。人の道に外れたことをしておいて自分だけが逃げ切ろうとしても、うまくはいかないのが世の常でしょう。
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