“既婚者なんて知らなかった”… 34歳女性が絶句した「商社マン夫の信じられない行為」【後編】
検査の結果は…
「豊さんに連れられ、私も一緒に病院に行き、性病の検査を受けました。周りから白い目で見られているような気がして、とても恥ずかしく、イヤな思いをしましたね。
検査の結果は、陰性。私は性病ではなかったんです。安心感とともに、豊さんに性病を伝染させた女性に対する怒りが湧いてきました。
なんとかして相手を突き止めたいと思い、SNSなどから目ぼしい人物をピックアップ。確信はなかったんですが、女の勘でなんとなく相手を特定しました」
不倫相手にメールを送り
「私はその女性にSNSを通してDMを送りました。このDMの送り方がひとつのポイントだったんです。
証拠はないので、単に不倫相手だと疑うような文面では、否定されるか、無視されるかで終わってしまうでしょう。そこで、相手のカラダを心配するような内容でメールを送りました。
まず、“私の夫が性病になった”と伝え、“もしかしたらあなたに伝染している可能性があるので、検査を受けて欲しい”と。“夫のせいで本当に申し訳ありません”と、明らかにこちらに非があるかのような内容を送ったんです。
すると、返事が来ました。“私は大丈夫です”と。でも、確かに関係はあったという内容でした。
そしてさらに、“彼にはほかにも関係を持っている女性がいる”と伝えられ、絶句しました」
「既婚者なんて知らなかった」という発言まで
「私は“よかったらその女性も教えていただけないでしょうか”と丁寧に伝えました。とにかく相手のカラダを心配していると伝えると、彼女は目ぼしい相手を教えてくれました。
そして、私はその女性にも連絡したんです。ところが、その女性も同じような反応で…。“相手は私だけじゃない”と言われました。
そうやって、同じような連絡を計6人の女性にしました。6人とも豊さんと関係を持っていることは明らか。なかには、“既婚者なんて知らなかった”という女性もいました」
不倫相手は最低でも6人
「豊さんと関係を持っていた相手は、把握できただけで6人。おそらくそれ以上いたかもしれません。いくら彼が魅力的な男性であったとしても、許されない裏切り行為…。
そこで私は、初めて友だちに相談をしました。自慢の夫だと思っていただけに、それまで誰にもこのことを打ち明けられなかったんです。
学生時代からの親友に、一連の流れを話して聞かせると、“私は最初からそういう人にしか見えなかった”と言われました。ただ、幸せそうな私を見て、そんなこと言えなかったと…。
私はひとりで舞い上がっていたんですね。冷静になれば不審な点にも気づいただろうし、友だちのアドバイスも聞き入れていたでしょう。
その後、彼のことを信じられなくなった私はすぐに離婚をしました」
“夫の不倫の真相を知った女性の告白”を紹介しました。
おそらく最初から2人の間には、多くの問題が存在していたんでしょう。それから目を逸らし続けていたものの、最終的に無視できない状態になってしまったんですね。
何か予兆を感じた時点で話し合いを行い、その都度解決していれば、結末は違ったのかもしれません。
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