品のないエロとどう違う? 男性に本音を聞いた「魅力的に感じる女性のエロ」

文・沙木貴咲 — 2021.9.9
男性はエロい女性が好きです。でも、エロさにもいろいろあって、魅力的に感じるものとエロいけれども品がないと敬遠されるものがあるようです。具体的にはどんな違いがあるんでしょうか? 男性の本音を探ります。

エモいエロさ

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「エモいエロさをかもし出す女性はいいなと思う。あからさまに肌を露出するのではなく、表情や態度がオープンで、ちょっとした下ネタにも付き合ってくれるような女の子が良い」(35歳男性:美容師)

と語るのは、美容師として毎日たくさんの女性と接している男性。エモいエロさとは何ぞや? と思ったのですが、「かっちり系のスーツを着ていても服の下を想像したくなるような女性」や「笑顔が親しみやすくて懐にスッと入り込めるタイプ」「恋人同士になった状態を思わず想像したくなる人」だそうです。

服装がセクシーで体型がグラマラスな女性は確かに目を奪われるけれどエモくはない、と。グラビアモデルを雑誌で眺めるような感覚で心に響かないんだとか。

下ネタは受け入れてほしいけれど…

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「下ネタで笑ってくれる女性はありがたいけれど、それはたとえば飲み会で場を盛り上げるためにリアクションしてくれるとか。自分から下ネタを言う女性はちょっと違う」(28歳男性:IT系会社員)

男性からすると、下ネタを受け入れてくれる女性はもちろんウェルカム。でも、節度は守ってほしいようで、積極的に下ネタをしゃべる女性はむしろ下品に感じるそうです。

下ネタに対するリアクションは好意的か否定的かがわかれば十分で、「この子エロいネタもいけるんだ、とわかれば大丈夫」とのこと。その男性心理を掘り下げると、性に対するポテンシャルが高いほどセックスの満足度が高く、レスになりにくいという期待があるようです。

「色気」と「エロさ」は違う

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「男性目線で言えば、壇蜜さんのセクシーさが理想的。内側からにじみ出る色気が良い」(35歳男性:美容師)

タレントの壇蜜さんは匂い立つような色気を漂わせますが、はしたないエロさはありません。女性が見ても素敵に感じるしっとりとした魅力をお持ちで、男性はそんな色っぽさを求めているようです。

同じエロティックでも、性欲をダイレクトに突いてくるアダルトビデオのパッケージ写真は色っぽくないでしょう。そして、どれほど性欲に刺さるものだとしても、男性が品のない全裸写真を部屋に飾ることはまずないといえます。

それと同じで、男性は「ちゃんと付き合う彼女に露骨なエロさは求めない。ワンナイトの相手ならエロいだけでいいけれど」なのです。しぐさや佇まいに表れる情緒的な色気に魅力を感じています。

「エロい」は誉め言葉?

個人的には「エロい」を「女性として魅力的」と解釈するので、言われても悪い気はしないのですが、「エロい」を不快に感じる女性もいます。体目的で内面を見てもらえていないと気分が悪くなるのでしょう。そう受け取る気持ちもわからないでもありません。

ただ、男性の恋愛感情の根底には「性的魅力を感じるかどうか?」があります。男性の恋の予感とはつまり「この人と抱き合えたらいいな」なので、色気を感じない女性はそもそも恋愛対象ではなくなってしまいます。

面と向かって「キミはエロいね」と言う男性は珍しいでしょうが、でも色気があると見てもらえるのは決して悪いことではありません。自信に変えていいはずです。


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